今も昔も変わらない想い持って RITZ代官山 下島麻子さん #2
RITZ代官山のベテランレセプショニスト下島麻子さん。仕事はサロン内に留まらず、レセプショニスト向けのセミナーを開いたりビジュアルプレスなど活躍の場を広げてサロンに貢献しています。その活動について詳しくお話を伺い、見えてきた、原動力となるものは……!?
サロンのために私ができること
――レセプショニスト向けにセミナーを約3年間されていたとのことですが、どんなことを伝えていましたか?
「仕事のテクニック的なことはもちろんですが、どちらかというと精神的なことに重点をおいてお話させてもらっていました。レセプショニストってお客様に技術で応えられないので、サロンにとってお客様にとって自分が必要なのか悩んでいる子が多かったんです。だから、とても大切なお仕事で、必要としてくれている人は必ずいるからもっと自信を持っていいんだよって伝えたくて。もう一つは自分次第で状況は変えられるということ。毎日自分が満足のいく仕事ができていればそれは人に伝わるし、実を結んでいくと思うんです。なので、状況を変えるのも自分の存在価値を見出すのも結局自分次第なんだよっていうことをお話していました。」
――セミナーをされてみていかがでしたか?
「自分の背筋を伸ばす、いい刺激になりました。私はRITZでの存在価値しか知らなかったけど、外に出てみたら外でも必要としてくれる人がいて、私自身も改めて自分の存在価値を感じることができました。それを知ることで大きな自信にも繋がりました。」
――伝える側としても大きな気づきがあったんですね。他に外部でされていることはありますか?
「RITZのビジュアルプレスとして、雑誌に載ったり取材を受けたりすることもあります。私が入社した当時はティーン誌などのメディアに出させてもらう機会が多かったのですが、そういう機会も減っているのが現状です。それに比例してRITZを知っている学生・美容学生が減っているので、今の課題は若い世代からの知名度を上げることです。」
――そのためにされていることはありますか?
「インスタグラムなどのSNSで毎日お洋服のコーデやお仕事のことをアップして、多くの人の目に触れるようにしています。それをきっかけに一人でも多くの人がRITZを知ってくれたらいいなって。サロンでは、シーズンコレクションの衣装スタイリングを担当させてもらっています。少しでもサロンの力になれればという気持ちでやらせてもらいました。」
――いろんな方向からアプローチし、努力されているんですね。では、今後レセプショニストとしてどんなことをしていきたいか教えてください。
「これは昔から変わっていないのですが、私は本社スタッフとサロンスタッフの両方の気持ちが一番わかる立ち位置にいるので、お互いの想いを汲み取り、そこに生じるズレをなくしてみんなが同じ方向を見て進んでいけるようにサポートできる存在でありたいです。それは結果的にサロンを良くすることだし、お客様のためにもなる。人のためになることが自分の喜びになるこのお仕事が大好きなんです。だから、RITZにいさせてもらえる限り、必要としてくれる人がいる限り、レセプショニストを続けていきたいです。」
人のために何かをしたい、その熱意が人を感動させる
様々なアプローチ方法でサロンに貢献している下島さんはキラキラ輝いていました。その活動の原動力は、“サロンをもっと良くしたい”という向上心と“みんなに喜んでもらいたい”というピュアな気持ち。レセプショニストが天職とも言える、素敵な魅力に溢れる下島さんから今後も目が離せません。
取材・文/黒川香菜子(レ・キャトル)
撮影/吉岡真理
Salon Data
RITZ 代官山
(リッツ ダイカンヤマ)
住所:東京都渋谷区代官山町16-5 アドレスガーデン代官山2-C
電話:0120-060-489
営業時間:月曜日/11:00〜20:00 水~金/11:00〜21:00 土曜日/10:00~19:00 日・祝/10:00~18:00
定休日:火曜日、第2・第3月曜日
http://www.ritz-salons.com/
人からパワーと感動をもらえるお仕事 RITZ代官山 下島麻子さん #1>>