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チャリティーイベントに密着取材!ヘアドネーションを知っていますか? #2

ボランティアに興味はあっても、仕事が忙しくて時間がないと、なかなか行動にうつせないもの。そこで今回は、“髪を切ることで”社会貢献できる「ヘアドネーション」を紹介します。
ビューティ業界で働いている私たちならば、内容を理解し、できることはぜひ協力したいものです。
この#2では、実際にヘアドネーションサロンとして活動を支援している、サロン「55 JET ai HAPPY HAIR MAKE」の代表・當間紀之さんにお話をうかがいました。

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ヘアドネーションのイベントを開催!

今回は、8月22日(火)にサロンで開催された「第3回ヘアドネーションチャリティーカット」を取材させていただきました。
「2015年、お店が20周年のとき、美容師だからこそできる社会貢献をしようと考えて、SNSでヘアドネーションのことを知りました。良い機会だからと、Npo法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C・#1で取材)の、ヘアドネーションサロンになりました」と當間さん。

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チャリティーイベントのカット風景。和やかな雰囲気で進みます。

「第3回ヘアドネーションチャリティーカット」は、今回で3回目になるチャリティーイベント。Facebookで告知をして、髪を提供してくれる人(ドナー)、協力してくれる美容師さんを募集しました。

「丸1日、チャリティーカットをするのですが、うちのスタッフだけでは手が足りないので、まずはカットに協力してくれる美容師さんを募集。7名の美容師さんの応募があり、うちのスタッフ4名と合わせて、何人くらいカットできるか調整しました。人数は40名くらいと考え、髪を提供してくれる人(ドナー)を募集しました」

6月1日にドナーの募集を開始したのですが、なんと3時間で予約がいっぱいに。キャンセル待ちをした方も出たそうです。

ドナーさんの似合う髪型にすることが大切

実際に、髪をカットに来たドナーの方にもお話を聞きました。當間さんがカットしていたのは、中村奈保子さん。

「5年ぐらい伸ばして50㎝にして、今日きました。実は、昨年、やろうと思ったのですが、50㎝以上の髪が不足していると、JHD&Cのホームページで見て、あと1年伸ばしたんです。伸ばしているときは、ヘアケアを気にしていました。少しでもいい状態で渡したいなと思ったからです」

50㎝バッサリ切って、素敵なボブスタイルに変身です。

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中村さんをカットする代表の當間さん。コミュニケーションをきちんととって、似合う髪型に仕上げます。

「髪を渡せて、スッキリしました。もっと機械的に切られるのかと思っていたら、ちゃんと私に合うヘアスタイルを提案してくれてうれしかったです」と中村さん。

「ドナーさんの似合うヘアスタイルにすることが第一です。1㎝でも多く欲しいから、ヘアスタイルが崩れて構わないとは考えません。ドナーさんがうれしくて、ウィッグを受け取った人もうれしい、そういう活動でないと長く続いていかないと思います」と當間さん。

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中村さんは50㎝もカット。伸ばしたかいがありました!
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当日はNHKも取材に。「取材がなくなって、普通のことになるのが理想です」と當間さん。

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子どもたちもトライ! 親子で参加もできます

お子さんと参加していた長島理恵さん。今回は、娘さんの小学校4年生・光希さんがカットしました。

「昨年は私がカットしました。今年は、Facebookでの告知を見落としていて、申し込んだときはもういっぱいだったんです。残念だなと思っていたら、昨日、キャンセルが出たと連絡をもらいました。元々は親子でトライしようと思っていましたが、今回は娘だけのカットになりました。昨年は、娘は長さが足りなかったので、今日まで頑張って伸ばしたんですよ」

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小学4年生の長島光希さん。頑張って伸ばしまたね!
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カットされてすっきり笑顔の光希さん。ドナーさん、美容師さんも笑顔になれるイベントです。

ボランティアの美容師さんとして参加していた、佐藤恵子さん。普段は、別のサロンで働いていますが、Facebookで活動を知って、応募したそうです。

「友人を通して、ヘアドネーションを知りました。今回は、美容師として協力させていただきました。今日は娘たちもいっしょに来ているんです。来年は、『私たちもカットしたい』と言ってくれたので、トライしようと思います」

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ボランティア美容師の佐藤恵子さん。お仕事がお休みの日に参加です。

ヘアドネーションカット、いつもやっています

「55 JET ai HAPPY HAIR MAKE」では、いつでもヘアドネーションのカットを受け付けています。

「多い日ときは1日6人のドナーさんが来ることがあります。月間だと40~50人ですね。日本で一番多くのドナーさんの髪を切っていると思います。うちのサロンでは、ヘアドネーションは特別なことではなく、日常なんです。できれば、わざわざうちに来るのではなく、いつも行っているサロンでカットできる…。そのくらい、特別ではなく普通のことになるといいなと思います」

髪の長さが足りない人は、この活動に参加できないと思っているかもしれません。でも、周りの人たちに「こんな社会貢献があるよ!」と伝えてもらえれば、ヘアドネーション活動に参加していることと同じです。

「ウィッグは無償で提供されますが、髪の加工・制作費等々でお金がかかります。寄付金を協力することも間接的にウィッグに結びついて、必要としている子供たちを笑顔にすることになります」

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サロンには、募金箱が置いてあります。少額でも手軽に募金できますね。

取材・文/大橋史子(ペンギン企画室)
撮影/AJHAJHA

Salon data

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55JET ai HAPPY HAIR MAKE

二子玉川駅から徒歩3分。大きな窓がある、明るく広々した店内が特徴です。ヘアドネーションのときも、通常のカットと同じように、お客さまの「なりたい自分」を叶えてくれます。

住所:東京都世田谷区玉川3-4-2 ベルフラット玉川2F
電話:03-3707-3236
営業時間:平日11時〜 土日10時〜
定休日:毎週火曜日

https://www.55jet.co.jp

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