若いからといって油断は禁物!! 覚えておきたい進行性の病気

美容に携わる華やかな業界に勤めていると忙しさもあり、無理をすることも多いですね。健康管理も大事なスタッフとしての努めです。年齢的に、まだ若いからと病気というものに関心を持てない人も多いと思いますが、進行性の病気の兆候など、最低限知っておきたい症状はあります。正しい知識を持ち、健康的に日々の生活を送っていきましょう。

健康診断で問題がなくても油断大敵!

年齢を重ねるうち、若いころのように無理な生活ができなくなってきます。
20代や30代の頃と同じように思い、同じような生活をしていると、気づかないうちに危険な病気が進行していることもあります。健康診断では問題がなかったとしても、身体の内部で何かが起こっている場合があります。危険な兆候を知り、病気の危険信号を見逃さないように気をつけましょう。

脳梗塞の兆候

脳梗塞

脳梗塞とは脳の血流が悪くなり、血栓(血の塊)ができることで、脳細胞が一部機能しなくなる病気です。突然、バッタリ倒れて病気が現れるイメージもありますが、実は兆候があります。
大きなシグナルとしては、以下のものがあげられます。

  • 体の左右どちらかや手足などがしびれる
  • 足がふらつく
  • ろれつが回らない

倒れるまではいかなくても、脳の内部には血栓ができていることもあります。
そのようなときは、兆候が現れても、短時間で回復するので、気のせいと思ったりする場合もあります。しかし、小さな変調を見逃さず、受診をして予防したりすることも大切です。
脳梗塞は朝や入浴中に起こるケースが多いので、朝起きてすぐや、入浴の前後などに水分補給をして血流を良くしていきましょう。

糖尿病の兆候

糖尿病

40代以上では糖尿病のリスクがグーンと高くなります。厚生労働省のデータによれば、3人に1人は糖尿病か、予備軍ともいわれています。
糖尿病は自覚症状もあまりないので、気づかないうちに進行していることも多いです。
健康診断では空腹時の血糖値しか測らないので、食後に血糖値が急上昇する予備軍は見逃されてしまいます。
代表的な兆候としては、異常にのどが渇いたり、疲れやすく体重が減ったりすることがあげられますが、これは病気が進行してからの兆候です。
野菜中心の食生活を心がけ、食べ過ぎ飲み過ぎに注意して、糖尿病を予防しましょう。
また食事の順番も大切です。血糖値の上がりにくい野菜や肉などから食べ、上がりやすいご飯やパンなどの炭水化物は最後に食べるようにしましょう。

五十肩の兆候

五十肩

重い荷物を持ったり肩に力を入れたり、動かしたりした瞬間、激痛が走り肩が上がらなくなるような症状が五十肩です。
五十肩とはいいますが、40代の人にもよく見られる症状です。正式名称は肩関節周囲炎といい、肩の関節が疲労してもろくなり、炎症を起こすことです。つまり老化の一種ともいえます。
サロンで働くみなさんは特に、辛い症状かもしれません。ひどい肩こりや、肩が痛み、スムーズに動かなくなったら要注意です。
激痛が出てからも、適切な治療で症状を改善することはできますが、できれば発病する前に予防しておきたいものです。一定の時間、同じ動作を繰り返したあとには、腕を回して肩の運動をする、自宅では全身のストレッチを心がけるなどすれば、辛い症状に悩まされることを防げるかもしれません。

まとめ

紹介した病気以外にも、長い動労時間、不規則な仕事のシフトほか、加齢とともにさまざまな病気のリスクは高くなっていきます。バランスのよい食事、規則正しい生活を心がけ、いつまでも健康にお客さまに接することができるといいですね。

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