プロがこのブランドを選ぶワケ 業務用ヘアケア製品『資生堂プロフェッショナル』
ヘアサロンで取り扱われているプロ用アイテムの特徴を、メーカーやブランドごとに探っていくシリーズ。今回は化粧品の国内シェアNo.1を誇る資生堂のグループ会社で、ヘアサロンやエステティックサロン、スパ向けの理美容用品を販売する「資生堂プロフェッショナル」をご紹介。
化粧品業界の超メジャーの技術、ネットワーク、スケールメリットを活かしたサービスを展開する同ブランドの魅力に迫ります!
100年近い歴史は化粧品部の2階からスタート
資生堂プロフェッショナルの歴史は、1922年に美容ソフト開発・情報発信の拠点として銀座の資生堂化粧品部の2階に設置された美髪科にまで遡ります。1934年に資生堂美容室を開店すると、1937年に美髪科は資生堂美容部へと発展。1956年の総合美容サロン1号店の開店を経て、1974年の業務用品営業部発足をもって本格的にサロン事業へと参入しました。
その後、資生堂は数々の美容関連企業を買収します。なかでも重要なのが、1997年に傘下に収めたヘレンカーチスジャパンのサロン事業部門と1998年に買収した滝川(株)の営業権のふたつです。前者は(株)ジェニックに社名を変更し、後者は資生堂サロン事業プロダクトの販売会社として資生堂ビューティーカンパニー(株)へと生まれ変わりました。
そして、この2社が2004年に合併して設立されたのが資生堂プロフェッショナル(株)です。
資生堂グループの強みを活かした製品開発
資生堂プロフェッショナルを語るうえで、絶対に外せないのが資生堂美容室(株)の存在です。1934年に銀座にオープンした資生堂美容室に端を発するこのグループ会社は、ヘア、エステ、ブライダルの3つのサービスを提供するサロン33店舗を全国に展開。各サロンはお客さまと資生堂を繋ぐ貴重な場所となり、資生堂プロフェッショナルの商品がいち早く導入されるだけでなく、新製品の開発に欠かせない現場の声、要望やトレンドなどの収集に役立っています。
また、資生堂プロフェッショナルが行っているもうひとつのサービス、技術力の強化、応対力向上、働く環境づくりなどサロン経営のサポートにおいても、資生堂美容室で得た経験や情報が大いに活かされています。
抜け毛・薄毛の悩みに“アデノバイタル”
充実した商品ラインナップは、資生堂プロフェッショナルの魅力のひとつ。ヘアカラーやパーマ、ヘアケアにスタイリングといったヘアサロンの定番アイテムはそれぞれ目的に合わせたたくさんのシリーズが用意され、さらには資生堂グループらしくスキンケアやメーキャップ用品まで幅広く取り揃えます。
同社の代表的な商品が、洗髪からスタイリングまでラインナップする抜け毛・薄毛ケアの「アデノバイタル」シリーズです。なかでもシリーズの中核となる薬用育毛エッセンスの「アドバンスト スカルプエッセンス」には、毛乳頭に直接作用し毛髪の成長に不可欠な「成長促進因子」を産出して発毛を促すアデノシン(資生堂独自成分)が含まれ、サロンやお客さまから「育毛効果が高い」と多くの声があがっています。
また、お客さまへの販売は行わないサロンでの施行専用のアイテムもあり、取り扱いサロンでは専用機器を使った抜け毛・薄毛の悩みに対するサロンケアメニューを展開しています。