アイリストの専門用語事典な行

アイリストとして働くならば、しっかりと身に付けておきたい業界用語。今回はアイリスト専門用語の「な」行をお送りします。

ナチュラルタイプ

ナチュラルタイプとは、この場合、つけまつげのバリエーションのひとつをいいます。つけまつげには多くのバリエーションがあり、いろいろなメーカーから異なった特徴を持つ製品が発売されています。その中で特に使用されているのが、ナチュラルタイプです。つけていても周囲の人に気づかれにくいメリットがあります。 つけまつげは上手く取りつけたとしても、派手なタイプを選ぶと目元が不自然になってしまうことがあります。パーティなどでは派手なタイプを選択する人も多いですが、職場ではつけていることを知られたくないという人が少なくありません。そのため、職場ではナチュラルタイプの人気が高いといわれています。 ナチュラルタイプのデメリットは、他のタイプと比べるとボリューム感が足りないことです。しかし、ナチュラルタイプでも、製品の選び方によって目元の印象を大きく変えられます。たとえば、毛の太さにバラつきがあるものや、目尻が長めにデザインされているものなど、同じナチュラルタイプでも製品によって特徴はさまざまです。自分の理想とする目元に合ったものを選ぶことが大切です。

涙袋(涙堂)

涙袋は、目の下にある膨らみです。涙袋は「涙堂」ともいわれており、ふくらみが大きいと目元が魅力的に見えるため、フェロモンタンクやホルモンタンクと呼ばれることもあります。たとえば、目が潤んで見えるようになるので、肌に艶っぽさを演出しやすいです。また、涙袋の起伏によって目元に立体感が出たり、目が大きく見えたりするメリットもあります。その他にも、顔の印象が柔らかく見えるなどのメリットがあるので、アイメイクでは涙袋を強調するテクニックを用いるのが多いです。さらに、涙袋を強調したいなら、目元に影をうまく作り出す必要があります。そのため、アイシャドウを使用する頻度が高い上に、涙袋の大きさには個人差があるので、もとの大きさを考慮しながら慎重にメイクする必要があります。それから、ハイライトの効果があるパウダーなども使用すると効果的ですが、不自然にならないように注意しましょう。 ちなみに、涙袋を活かしたナチュラルメイクを行うなら、下のまつげにマスカラを塗るのは控えた方が良いです。

ヌーディーメイク

ヌーディーメイクは、大人の女性らしさを演出するメイクです。「抜け感(気どりがない肩の力を抜いた感じ)」を大切にし、色っぽい艶やかさを実現できるのが特徴です。 ヌーディーメイクでは、特にアイメイクの完成度がポイントになります。ヌーディーカラーのアイシャドウをまぶたに塗るのが基本ですが、いくつかの点に注意すれば効果を高められます。たとえば、アイシャドウを塗る前に、アイシャドウベースを先に塗っておくと、まぶたに艶を与える効果が高まりやすいため、アイシャドウだけを塗る場合よりメイク後の目元が艶っぽくなります。 また、ペンシルタイプのアイライナーで、まつげの隙間を塗りつぶすことも大切です。目が大きく見えやすく、大人らしさの中に可愛らしさも加えられます。あるいは、目元がセクシーな印象を与えたいなら、目尻のラインを跳ね上げるリキッドタイプのアイライナーを使用するのが良いでしょう。

ネイビー

ネイビーは、日本語で濃紺といわれる色を指し、メイクでも使用されています。引き締まって見える効果があるため、特にアイメイクで使用されます。たとえば、顔がむくんでいても、まぶたの色をネイビーにすることで、すっきりした印象を与えやすくなります。特に一重や奥二重のまぶたは腫れぼったく見えやすいため、ネイビーのアイシャドウを塗ると印象が大きく変わります。ネイビーのアイシャドウは単独でも使用可能ですが、他の色と組み合わせて使用する人が多いです。たとえば、茶系のアイシャドウと組み合わせてグラデーションにすると、シャープな印象を残しつつ、濃いメイクに見えません。また、アイライナーのカラーとしても、ネイビーは人気です。 黒系のアイライナーは存在感が強調しすぎる場合があります。一方、茶系は、ぼやけた印象を与えてしまいがちです。しかし、ネイビーは存在感が強すぎず、ぼやけた印象にもなりにくいメリットがあります。

猫目メイク

猫目メイクは、猫のようなつり上がった目元にするためのアイメイクです。垂れ目メイクが可愛らしさを演出するのに対して、猫目メイクは女性らしい美しさを演出するために行われます。もともと、ファッショショーに出演するモデルなどに多く見られ、一般の女性の間にも浸透しました。猫目メイクをすると目力が強調されるのが特徴で、意志が強い人物の印象を与えることができます。また、メイクの加減によっては、可愛らしさも維持できるなど、印象を調整することも可能です。 猫目メイクのポイントはアイライナーの使い方にあります。上のアイラインは通常より長くするのが基本です。ジェルタイプかリキッドタイプのアイライナーで、通常より濃くひいた方が猫目に見えやすくなります。上のアイラインの最後の部分を跳ね上げることも猫目メイクの大きな特徴です。下のアイラインとつながってしまうと、猫目には見えなくなるので注意が必要です。 アイシャドウの使い方も猫目メイクの完成度に大きく影響します。目力を強調したいなら濃い色のアイシャドウを選びましょう。

粘膜部

粘膜部とは、身体の器官の内面を覆っている膜、つまり粘膜のある部位のことで、まつげの根元の奥にあるピンク色の部分もそのひとつです。アイメイクと粘膜部は大きな関係があります。アイメイクで目を大きく見せたい場合は、インサイドラインを入れるのが基本です。 インサイドラインとは、粘膜部に入れるアイラインのことを指します。これにより、まつげの隙間が埋まって目の輪郭がはっきりするので、目の存在感が強調されるのです。ただし、インサイドラインを入れるときは、粘膜部に注意する必要があります。インサイドラインを入れすぎると、炎症などが生じてしまう恐れがあるからです。そのため、アイラインは粘膜部より、まつげの生え際に引くと安全性が高いです。また、毎日確実に落とすようにしましょう。万一、残すと目の乾燥を防ぐ成分の分泌を妨げる原因になります。そして、ドライアイになる可能性にもつながるので注意が必要です。さらに、まつげのエクステを行う際も、粘膜部を傷つけないように注意しましょう。エクステの根元が粘膜部に接触した状態では、違和感や痛みが生じる恐れがあります。

ノンオイル

ノンオイルとは、「油分を含んでいないこと」を意味します。クレンジング剤にはオイルを含んでいるタイプと、ノンオイルのタイプがあります。まつげのエクステをつけている場合は、クレンジング剤の選び方に注意が必要です。 エクステを長持ちさせたいなら、ノンオイルのタイプを使用しましょう。オイルが含まれているタイプを使用すると、エクステで使用した接着剤が分解される可能性があるからです。ちなみに、ノンオイルのタイプでも、成分によっては接着剤を弱めてしまうケースもありますが、一般的にオイルのタイプより長持ちします。また、クレンジングの際に、まつげとエクステの接合部に負荷がかからないように注意します。したがって、顔を強くこすったり、シャワーですすいだりすることも控えると良いです。こする力やシャワーの勢いによって、エクステが外れる可能性があります。また、湯の温度にも注意が必要です。高温の湯ですすぐと、エクステの接着剤が弱くなってしまう恐れがあります。このような注意点があるので、アイリストは、まつげのエクステを施した客に対して、クレンジングについて説明しておくのが良いでしょう。

 

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