世界中のトレンドスタイルを福岡で先取り！『Candi』
東京原宿の有名美容室で10年スタイリストを続け、故郷福岡へ凱旋。東京のスキルを福岡の若者たちに伝えたい。Candi（キャンディ）オーナースタイリストの鳥居敬介（とりいけいすけ）さんの熱い想いとは？
世界に羽ばたいてほしい毎朝の勉強会は布石
――サロンで毎朝勉強会をされてるとのこと、時間はどのくらいでしょうか。
「平均2時間ですね。夜は自主練で、練習をしてもいいし、しなくてもいいんです。“突き詰めたいことがある”、“サロンワークで反省点がある”“合否が出るテスト会の技術に間に合わない”などの子達は営業後、練習をしています。でも基本的には朝ですね」
――朝の勉強会ではどんなことを？
「技術や撮影などの勉強はもちろんですが、セット面やシャンプー台や待合に座ります。そして、お客様目線で、 “こういうものが目につく”“ここが汚れている”“これはここにあったほうが見やすい”など、スタッフが普段、見ることのない風景をシミュレーションします。ほかにはレクリエーションではありませんけど、天気がよければベイサイドまで歩きながらミーティング、さらに海辺で話し合ったりもします。スタイリストはどうしても運動不足になるので、その解消も兼ねています」
――営業後のミーティングは？
「夜引っ張り出すのは極力避けて、ポイントのみとしています。朝のレクリエーションでチームワークの向上を目指しています」
スタッフが全力でサポート目指せ！ 美の総合プロデューサー
――セミナー活動もされているとのことですが。
「日本全国からセミナーの依頼があります。アシスタントとして、うちのスタッフが同行するので、セミナーを一から作り上げるところを働きながら学べるという良さもあります。さらにトレンドサロンであるという認識も生まれ、美容師に技術を教える美容師がいるサロン学んでいるという自信にも繋がるので、これはお店にとってもメリットがあります」
――海外にも行かれるということですが。
「中国に3回ほど講演に行きました。今年の11月にはインバウンドセミナーがあり、日本に来てもらって4日間受講していただくセミナーも大成功に終わりました。3月には第２回目の開催も決定しています。さらにディレクターの伊集院は『ジュニア野菜ソムリエ』と『食育インストラクター』の資格も持っているので、インナービューティー“体の内側からきれいになる”という講習の講師を務めています」
――ヘアショーに参加されていますね。
「サロンワークの業務って、お客様に似合うスタイルを考え、自分の技術を照らし合わせることなんですね。ヘアショーに参加すると、
全体のシルエット、衣装、メイク、音響、映像などをトータルに見ることになります。つまりは、『美』を作るいろんなシチュエーションをコントロールして形にするという勉強ができます。すべてをプロデュースする体験ができるわけです。ヘアショーはほかのサロンと合同で年1回以上は行っています。2018年には中国でのヘアショーの企画も進んでいます」
――通常のサロンよりもチャンスが多いですね
「スタッフもチャンスを掴むために日々頑張ってますので、それに見合った技術教育や、人間力作りを意識しながら日々取り組んでいます。美容師に必要とされるものをいろんな角度から学べる環境を用意しています」
Salon Data
Candi（キャンディ）
住所：福岡県福岡市中央区大名1-1-46 彩文ビル4F
TEL：092-406-9879
http://candi-hair.com
約5000人を超える受講者を送り出したという鳥居さん。店のスキルアップを図ることで福岡のヘアサロン全体の、さらには美容業界全体のスキルアップを図りたいとのこと。今後も注目していきたいサロンです。
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