豊富なメニュー展開でマンネリ化とは無縁 ロミロミ&コンディショニングKOA相澤葵さん#2
ロミロミ&コンディショニングKOA主宰の相澤葵さん。前編では、フィットネスクラブ入社1年目で前年比売上200%超の功績を挙げたこと、フィットネスクラブ時代の先輩との起業、辛かった育児経験からほっとできる場所を提供したいとサロンオープンしたことを伺いました。
この後編では、コロナ禍のためオープン2ヶ月で一旦サロンを閉め、その間は息子さんとトレーニングがてらひたすらポスティング。マンネリ化を防ぐ豊富なメニュー展開について教えていただきました。
コロナ禍での休業中ひたすらポスティング

最初は藤沢で物件を探していたけれどなかなか条件が合わず、ちょっと範囲を広げてたまたま出会ったのがこの場所でした。
――サロンオープン直後にコロナ禍になってしまったそうですね。
2020年2月にオープンして、3月に子どもたちの学校が休校。4月はクローズしましたが、5月には再開しました。
――早い時期に再開されたのですね。
逆にコロナが追い風になってくれました。大手サロンだとたくさんベッドが並んでいますが、ここは完全個室。前のお客様と次の予約まで必ず30分以上空けて換気していることを謳ったら、意外とお客様が来てくれたんです。
「海に行っていれば大丈夫」とか「ちゃんと気をつけながら自分のやりたいことはやる」という湘南の地域性なんでしょうね。そういう方が来てくれました。
――なるほど。でもコロナ禍でなにか工夫したこともあったのでは?
休業中、時間はたくさんあったのでひたすらポスティングしました。当時息子が4年生でサッカーをやっているので「トレーニングしようぜ」って片瀬、辻堂あたりを一日中ひたすら歩いてチラシを配りました。
――一日中!?
はい。たくさんではありませんが、それがきっかけで来てくれる人はいました。
――コロナ禍のオープンでも順調だったんですね。
順調といえるかどうか分かりませんが。もしコロナのずっと前からお店をやっていたら、お客様が減ってしまってどうしようと思ったかもしれませんが、オープンした2月はお友達や知り合いがおめでとうと来てくれて、お客様が定着しないうちの休業だったので、それほどダメージはなかったのかもしれません。その3ヶ月くらいの間にお客様がポツポツ入るようになりました。
マンネリ化しないのでひとりのお客様に長く通ってもらえる

――サロンメニューがたくさんありますね。
はい。特化する必要なくない? 全取りでよくない?と思ったので。ここを始めるとき、絶対ロミロミがやりたいというよりは、自分の技術がお披露目できる場が欲しいという思いが強かったんです。だからとりあえず全部やっちゃおうと。
――そうするとお客様は偏らずに?
やっぱり店名に入っていることもあり、ロミロミのお客様がいちばん多いです。ロミロミのお客様が、痩せたいけど運動の仕方が分からないからコンディショニングをお願いしたいとか、フェイシャルもあるならちょっとやってみようかなとか、ほとんどの方がロミロミから入る感じですね。あとは「パーソナルやってみたいけどちょっと敷居が高くてと言ってる友だちがいるんだけど」とご紹介を受けたり。
――多種展開のメリットは?
マンネリ化しないのでひとりのお客様に長く通ってもらえることです。もしご自身がその日の状態をよく把握せずに来られたとしても、カウンセリングでお体、容姿、お肌の悩みなどを聞いて、じゃあ今日はこれをやってみましょうと提案できるのはメリットだなと思います。
――確かにお客様も嬉しいことですよね。
カウンセリングをする中で、外からではなくて内側からのケアが必要だなと感じる人が増えたのでファスティングを取り入れました。時間は少しかかっても、痩せやすい体を作り、腸内環境を整えて便秘や冷え性、アレルギー体質の改善をしながらトータルバランスを整えることを目指します。
――マネジメント業務を長くされていましたが、そちらが恋しくなったりは?
マネジメント業務は成果が出たときや人材が育成されていると実感したときにとてもやりがいを感じますが、現場が好きなので動きたくてうずうずしちゃうんです。直にお客様の声を聞きたいという思いのほうが強いですね。でも今まで感じなかった疲れや体の痛みを感じたりすると、ここでひとりでがんばるのも限界があるなと思います。
――なにか考えていることが?
サロン業務を受け継いでくれるスタッフをもうひとり増やしたいです。そのときにどんなサロンを作るかがいまの課題ですね。自分がやりたいことすべてをメニュー化しているので、全部できるスタッフが育つかどうか。他のスタッフがメインで活躍する場をつくるなら、やっぱりコンセプトを考えていかないといけないかなと思っているところです。
ピンチのときに思い出してもらえる人になりたい

癒し系の人になりたいけど、絶対なれない。自分に元気がないときの元気な人って辛くないですか?(笑) 元気の押し売りにならないようにしないと。
――セラピストの魅力を教えてください。
たぶん皆さんそうおっしゃると思うんですけど、寄り添うことができる職業だなと思います。人生が変わるとまではいかなくても、あヤバい!ってピンチのときに思い出してもらえる人になりたい。葵さんに相談してみよう、葵さんなら何とかしてくれるって思ってもらえる人になりたいなと思っています。
――相澤さんの優しいだけじゃなくてパキッとしているところがいいんでしょうね。では目指す人にメッセージをお願いします。
スクール講師をしていて思うんですが、セラピストは強くないとできないと思います。いろんなお客様がいていろんなものをもらうこともあるので、優しいだけじゃなくて強くないと。体力もいるしそれなりに大変な仕事。でも必ず報われる職業なので、自分の信念を強く持ってがんばってほしいです。
――最後に相澤さんにとって働くとは?
人生とも思わないけど、楽しみかな。好きなことしかしてきてないので、生きていく上での楽しみ。それでお金が稼げてラッキーって感じです。
相澤さんがセラピストとして成功している3つの理由は
1.常にやりたいことを自分で選択してきた
2.現場が好き、お客様の声を直に聞きたいという思いが強い
3.お客様を飽きさせない豊富なメニュー展開
新卒のフィットネスクラブでは初年度の好成績が逆にプレッシャーに。先輩と起業した会社では24時間体制で働き、育児との両立に悩みを抱え…。でもそのフェーズ毎に自分としっかり向き合い、いつも答えを自分で選択してきたからこそ今があるのだと感じました。
撮影/森末美穂
取材・文/永瀬紀子
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