マンツーマンで顧客の心をつかむサロン!『SHION』
25歳でサロンを原宿でオープン。モデルやタレントを顧客に持つ仲間5人がスタイリストをつとめ、“トレンドのキャッチが早い”ことで同世代の若者から支持を集めるサロンが『SHION』です。スタイリストそれぞれが有名店に勤め、接客から技術力にも定評があるだけでなく、SNSなどのアプリを使って時代に即した顧客サービスに勤めています。トレンド感や若さだけでなく、実際の接客や技術はどんなことなのか施術内容をお伺いしていきます。
通いやすい価格帯を提供
カラーは写真映えするものを
――こちらの施術で得意なもののひとつがカラーだとお伺いしていますが、具体的な内容を教えてください。
「一色よりブリーチを使ったグラデーションや、ハイライトが入ったデザインカラーです。外国人風こなれヘアにも欠かせないカラーですが、何より写真写りがかわいいんです。この写真映えすることが時代性にリンクしていると思うんですが、写真でもかわいければお客様はインスタグラムに写真をのせてくれるんです。それを、モデルやタレントさんがやってくれれば、サロンのいい宣伝にもなりますよね。当サロンでは、カットが3300円でカラーと合わせたカットをしています。そして、カウンセリングから仕上げまでマンツーマンで行っています。それでこそ指名料を払った甲斐があるわけですし、スタイリストを支持してくれているファンも満足してもらえると思うんですよね。」
カットのヒントは雑誌から
――若いセンスで早くトレンドをキャッチするということでしたが、何を参照にしているのでしょうか?
「雑誌から欲しい情報はピックアップしています。いま雑誌は売れないと言われていますが、ツラい時代だからこそ着眼点がしっかりしていて、しっかり読者のハートをつかんでいるから生き残っているんだと思うんですよ。女性誌を読めば、女性がどんなことを言われたら嬉しいかわかるし、どの角度で撮影をすればかわいいのかもわかります。太文字や赤文字は特にチェックしていますね。なんでSNSじゃないかというと、こっちは情報をタダで手に入れられますが、間違った情報も多いと思います。インスタグラムで流行ったハッシュタグも、元をたどれば情報誌の太文字だったりしますしね。僕の場合は雑誌で目をひく言葉があったらインスタグラムで検索します。それでみんなが使っていたら、使わない。逆に使われていない新鮮な言葉なら使うようにしています。」
SNSの発達により予約をスムーズに
――アナログの感覚も大事にされているのはわかりましたが、SNS関連は仕事上では使わないのでしょうか?
「インスタグラムも予約ツールアプリも使っていて、名刺に入れています。インスタグラムは集客のためにヘアスタイルをのせています。アプリは予約ツールです。予約時間に遅れるなど電話しにくい状況の時にお客様が使いやすいですし、またヘアに対する質問などもアプリで受けています。24時間対応みたいな感じにはなっていて、手に持っているのはハサミかスマホかという感じですが。現在のスタイリストは歩合制でそのぶんシフトに厳しくなく休みも柔軟に対応していますが、今後は固定給で経営もしていきたいですから『SHION』 と次の店舗を軌道に乗せるための頑張り時だと思っています。」
Profile
佐久間庄吾さん
専門学校卒業後、5年間、有名店などで勤務後『SHION』を立ち上げて代表をつとめる。3Dハイライトなどデザインカラーが得意。
Salon Data
SHION
住所:東京都渋谷区神宮前1-8-24 OZ原宿3F-A
TEL:03-6721-0306
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000377621/