天然石を埋め込んだ個性的なネイルに注目!『hitomebore』
ニューヨークで感性を磨き、ネイリストの個性的なアートが評判のhitomebore(ヒトメボレ)。独立のきっかけや好評なネイルについてオーナーネイリストの高野玲菜(たかのれいな)さんにお話を伺いました。
思い立ったニューヨーク行きもっと何かできることがある
――ニューヨークに留学されたとのことですが
「そうなんです。1年半、ネイルの勉強のためにニューヨークに留学してライセンスをいただきました。大学を卒業して麻布十番のネイルサロンで働いていたんですが、急に行きたくなっちゃったんです。そのサロンも個性的でしたがジェルよりもポリッシュだったりスカルプだったり。もっと何かできることがあるんじゃないかなっていう甘い気持ちで行きました」
――留学はお仕事に影響していますか?
「すごく影響しています。ニューヨークはある意味何でもありなんですね。内気だったんですが度胸がつきました。ルームシェアをしていた子がゲイの男の子で、ファッションの感覚がすごかったので一緒にいたら精神的に強くなれました(笑)」
――ニューヨークでネイリストになるという気持ちは?
「ありました。でも就職しないとビザが難しかった。自分でやるとなると元手がない、就職したら自分のやりたいことができないかもしれない……悩みましたね。英語力がなかったのもあるんですけど(笑)」
――帰国後、すぐサロンオープンですか?
「どうしようかなと考えていたら、周りから『自分でやったらいいじゃない』って後押しいただきました。特に母が応援してくれて、“とりあえず物件だけ見に行こう”って。そして最初に見た物件がここだったんです。ここならやりたいっていうのが始まり、まさにヒトメボレだったんです。自分一人でできると思っていませんでしたし、6月で2年になりますが、すけどこんなに続くとも思っていませんでした」
ネイルの儚(はかな)さが好き見るものすべてにインスピレーション
――天然石ネイルが好評ですが。
「はい。ありがとうございます。名物になってます。ほかには抽象的なデザインだったり、色や素材と混ぜたり、コラージュ的なものが得意ですね」
――どんな時にアイディアが出るのでしょうか。
「お客様と話しているときが多いですね。休みの時は旅行に出かけるようにしているんですが、ヒントがあったりします。身近にもヒントがあって、すべてが影響してくるものだと感じます。洋服を見に行ってもトレンドの色や組み合わせをイメージしています」
――美術館などアート作品はいかがですか?
「美術館にはあまり行きません。アートについて語れる人間ではなく、直感派ですね、どちらかというと(笑)。それこそ築地でも楽しくてインスピレーションが湧いてきます。魚のうろこってきれいだなあとか」
――流行というより、たくさん感じて施術するイメージでしょうか?
「以前のサロンが定額制で決まったデザインでしたから物足りなくなったんです。人気のデザインって決まってくるので毎日同じだと冒険できませんよね。お客様とのコミュニケーションも少なくなります。だからでしょうか。サンプルを作るのが苦手なんです。お客様のご要望があったほうが素敵なものになったりします」
――細かい作業がお好きなんですね。
「好きです。作業はちまちまと一人の世界ですよね。けれど、お客様に喜んでいただけるし、いろんな人に見てもらえる。インスピレーションがアートになって何かを伝えられていることが、すごくうれしいです」
――ネイルの魅力とは何ですか?
「ネールアートは、3週間でオフするというのも儚くて好きです。残らないところがいい。お客様にもったいないなあと思っていただけるとうれしいですけど、“次にどんなデザインにしようかな”という夢があると感じます。ずっと残るものがいいんだったら絵を描いていると思います」
Salon Data
Hitomebore(ヒトメボレ)
住所:東京都杉並区高円寺南3-45-19 モナージュ301
TEL:03-6795-5292
11:00~20:00
不定休/日曜休
https://www.instagram.com/hitomebore.tokyo/
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