西原良子 interview#3:運営するなかで見えてきた、働く女性の大変さ

西原 良子 interview#3:運営するなかで見えてきた、働く女性の大変さ

パーティーへの出席や大切な人に会う前など、女性は限られた時間のなかでメイクを直さなくてはいけません。“誰かに手早くきれいにやって欲しい”そう思う女性は多いはず。
『アトリエはるか』は、そんなニーズに応えるお店です。2001年に名古屋にオープン以降、銀座をはじめに次々と新店をオープン。20分で仕上げるクイックヘアメイクが女性の支持を集めています。
創業者は、西原良子さん。もともとは、合コンにあけくれるOLだったというから驚きです。今回は、運営するなかで気づいたことや今後の目標について語っていただきました。

毎週届く履歴書から見えてきたもの

西原さん

――『アトリエはるか』を運営するなかで気づいたことはありますか?
「ヘアメイクを仕事としてやりたい人は世のなかにたくさんいるのに、働ける場所が非常に限られていると気づきましたね。創業当時、毎週履歴書が届いたので驚きました。美容室で働き、カットやパーマをしているけれど本当はメイキャップやスタイリングがしたい。そんな人が『アトリエはるか』を見つけ、ヘアメイクで生活が成り立つことに興味を持ってくれたんです。ありがたいことに、スタッフには困りませんでした」

――では、接客するうえで気をつけていることはありますか?
「女性がメイクに求めていることは、少しきれいになることです。その“少しきれい”をカウンセリングで引き出すことがすごく難しいですね。大切なことは、お客さまが何を求めているかを引き出し、それを顔というキャンパスのうえでどう表現できるか。お客さまはアドバイスを求めて来られるので、言われた通りにやっていればよいわけではありません。女性はメイクがうまくできるだけで、誰かに会いたい、どこかに行きたいと思うんです。そんな前向きな気持ちを作ることが、私たちの仕事だと思っています」

成長する社員の姿に感動

西原さん

――うれしい瞬間はどんなときでしょうか?
「『アトリエはるか』で働いているのは、98%が女性です。なかには、どうキャリアアップしていくかを明確に考えないまま入社してくるスタッフもいます。そんなスタッフが管理職や店長になり、指導している姿を見ると母親気分で泣けてきますね。それが一番うれしいです。また、結婚、出産、介護など女性は男性と違って人生の分岐点が多い。その都度悩み、心が折れて辞めようとするスタッフもいます。しかし、一度社会から離れてしまうと復帰するのはなかなか難しいものです。週1回でも社会との関わりを切らさずにがんばって欲しいですね」

きれいになることで女性はいきいきする

――今後の目標を教えてください
「今は年配の方がますます元気になっているので、もっとおしゃれをして欲しいです。きれいになることで女性はすごくいきいきするので。子育てをしてきた人は自分と向き合う時間がしばらく持てなかったと思いますし、そんな世代の人にも楽しんでもらえるお店にしたいですね」

子育てや介護で忙しいスタッフには「社員になりたいときに戻ればいいから」と、パートタイマーとして働いてもらっているそう。「周囲から後押しをしてあげないと、がんばれないと思いますね」と西原さんは語ります。
女性が働きやすい会社を目指す『アトリエはるか』。今後活躍の幅がますます広がるのではないでしょうか。

Profile

西原さん

西原良子さん

株式会社アトリエはるか 取締役副社長
1975年愛知県生まれ。女子大学を卒業後、地元テレビ局に就職。2年で退職し、2000年にアトリエはるか創業。全国主要都市での約60店舗の美容サロン運営のほか、関連事業へも進出。

Information

株式会社アトリエはるか

本社
住所:愛知県名古屋市中区錦3-4-6 第一生命ビル3F
TEL:052-953-0800
FAX:052-953-0801

東京支社
住所:東京都渋谷区渋谷3-19-1 渋谷オミビル3F
TEL:03-5778-9700
FAX:03-5778-9701

http://www.haruka.co.jp/

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