髪に悩む方たちに、ひそかに知られる存在でありたい『Volno』

JR池袋駅西口にある東京芸術劇場にほど近いサロン『Volno』オーナースタイリストの窪田哲也さん。窪田さんは“髪の素材美”と“デザイン”の両立に徹底的に取り組んでおり、多くのファンに愛されています。後編の今回は、お客さまの客層や人気のメニュー、ビジョンについてうかがいました。

さまざまな“髪の悩み”を持つお客さまが訪れる

――お店の利用者の方はどのような方たちですか?
「2016年の9月にオープンして1年経ったのですが、オープン当初は前のお店で担当していたお客さまが9割5分くらいでした。男性女性問わず10年以上お付き合いさせていただいて、学生時代から今はご結婚されてお子さんがおられると言う方も大勢いらっしゃいます。池袋にある立教大学の学生で在学中から来てくださっていた方が、就職して地方に引っ越されてからも通ってくださる例もあります。

現在の当サロンのお客さまで多いのは30代から40代の女性ですね。やはりみなさん、髪に対するケア意識が高いです。それから、さまざまな髪の悩みを持つ方です。たとえば、“どうにも髪がまとまらない”といった悩みをお持ちで、これまでにネットなどで調べていろいろなシャンプーを使ったり、髪によいとされるものをいくつも試されてきた方が、どこかでこのお店を見つけてご来店いただく、ということも多いです。都内だけでなく神奈川県や埼玉県、一番遠いところでは愛知県から来られるお客さまもいらっしゃいますね」

Volno

髪にとって大切な“マイナスのケア”と“プラスのケア”

――人気のメニューを教えてください。
「まず炭酸のヘッドスパですね。これは髪についた汚れや残留物を落とし、不要なものを取り去る“マイナスのケア”です。髪の素材美には、このマイナスのケアが大切なのですが、髪のことを考えて来られるたびに毎回頼まれる方もいらっしゃいますし、純粋に気持ちがいいから頼むという方もいらっしゃいます。

それから髪に必要なものを与える“プラスのケア”があります。これは髪の表面ではなく、髪の内部補強をメインにしたトリートメントで“Volnoトリートメント”と呼んでおり、多くのお客さまによろこばれています。また、今後おすすめしたいメニューとして“質感改善トリートメント”というものを始めました。これはザラザラ、ギシギシ、ゴワゴワ、デコボコといった髪のネガティブな質感を、サラサラ、なめらか、ツヤがある、まとまりがいいといったポジティブな質感にするためのトリートメントです。こちらは髪の内部補強だけでなく、微量の薬剤やストレートアイロンの熱などを使って、髪の表面の状態を整えていきます」

Volno

大人が落ち着ける、都会のオアシス

――サロンの内装など、お店づくりはどのようにされていますか?
「このお店は私と私の妻のふたりで主にやっていて、内装もふたりで決めました。いくつか飾ってある小物類は、旅行先などで買い集めていたものです。色はあまり増やしすぎないようにして、モルタル風のグレーを基調にアンティーク系のウッドの茶色を合わせました。それから窓枠や照明、棚の留め具などにマットなブラックを使って、アクセントにしています。アーバンで落ち着いた雰囲気というイメージですね」

窪田さん

規模拡大より、さらに深く“髪のケア”にこだわりたい

――今後のビジョンについて教えてください。
「今はとくに新規採用は考えていないのですが、もし“髪の素材美”にこだわっていくという理想に共鳴してくれる仲間がいれば、ぜひ迎え入れたいですね。また新規出店や店舗拡大よりも、しっかりとこの場所に根を下ろして、“髪に対するケア意識の高い方”や“髪に悩みを抱えている方”の間で密かに知られる存在になりたいと思っています」

360°で気になるサロン店内をチェック!

   

Salon Data

Volno

Volno

住所:東京都豊島区西池袋3-30-2 3F
TEL:03-6912-6030
http://volno.tokyo/

髪が本来持つ“素材美”とヘアデザインの両立を目指す『Volno』>>

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