SNS疲れを感じたら、デジタルデトックスで心を解放！
今や生活に欠かせないデジタル機器……。朝起きた瞬間からスマートフォンを手放さず、会社ではパソコンに向かい、ランチタイムはSNSに没頭。食事中もも寝る時もスマホがないと落ち着かないという人も少なくないでしょう。
いつでもどこでも、何でも調べられて、誰かとすぐにつながれる世界はとても便利だけど、「情報があふれすぎて疲れる」「考える間もなく次々と話題が入っては消える」と、デジタル社会に息苦しさを感じている人もいるのでは？
そんな息苦しさから解放されると、アメリカで評判となり、日本でも注目されているのが「デジタルデトックス」です。
SNS疲れを救う！？ 米国から来たデジタルデトックスとは
「デジタルデトックス」という言葉は、数年前から米国メディアにたびたび登場していました。米国では「SNS疲れ」が問題となっていましたが、解決策として、「たまには、インターネットに接続している状況を一切断ち切って、オフライン時間を作りデジタルデトックスをしよう！」という流れが出てきたのです。デジタル依存症の人には大きな効き目があり、評判が評判を呼び日本にもその流れが出て来ました。
いくつもあてはまる人は要注意！ デジタル依存症診断
自分は大丈夫……と思っていても、いつの間にかデジタル依存症になっている可能性も！？以下のチェックリストに心当たりはありませんか？
- 朝起き抜けにすぐスマートフォンを見る
- 食事中や移動中など常にスマートフォンを見ている
- 常にスマートフォンをテーブルやデスクの上に置かないと心配
- SNSに書き込むネタ作りや写真作りのために、お店に行ったり買い物をしたりする
- SNSの反応や返事などが気になっていつもチェックしている
- 「いい加減スマホ見るのはやめたら？」と友人や家族に忠告されたことがある
- タブレットやスマートフォンの電源が少なくなるとパニックになる
- タブレットやスマートフォンを忘れてでかけると不安にかられる
複数当てはまる人は、デジタル依存症の可能性があります。
ネットと現実が逆転してしまう……怖いデジタル依存症
デジタル依存症が進むと、始終、パソコンやスマートフォンなどを見ていないと世の中に遅れてしまう、SNSの人間関係が消えてしまう……など、常に不安や恐怖を感じるようになってしまいます。そのために、生活や仕事に対する集中力が衰えてしまうのです。現実の生活よりもネットの世界のほうを優先するようになり、現実の予定や仕事の納期が遅れるなどの深刻な悪影響を受けている人もいます。
1時間からでOK！ デジタルデトックスを始めましょう
まず、パソコンやスマートフォンの電源をOFFにしてみましょう！いつも画面を見ていないと落ち着かない、SNSで繋がっていないと不安になる人は抵抗があるかもしれません。最初は、1時間でいいので電源をOFFにしてください。その間、落ち着かないなら、お風呂にゆっくり入る・DVDで映画を観る・スポーツをするなど、現実世界で気分転換しましょう。
次に、2～3時間～半日まで、電源をOFFする時間をのばしてください。そうして、週末は思いきってスマートフォンを家に置いて出かけましょう。買い物に行く・映画を数本見る・自然にあふれた場所にピクニックにでかけるなど自分の好きなことをして楽しんでください。デジタル世界にどっぷりと浸かっている生活から、現実世界で五感で楽しむ生活に変えるのです。
そうして週末は一切デジタル機器には触れない生活ができるようになると、デジタルデトックスの効果もあがります。
ストレスや悩みから解放され、現実の世界の大切さを実感！
自分の意思でデジタルデトックスを習慣的に行うようになると、以下のようなメリットがあります。
ストレスが減る…
SNSのネタ探しに奔走したり、返信や反応を気にしたりというストレスが多い生活から解放されます。
時間の流れがゆるやかになる…
インターネットサーフィンをしたり、SNSを見たりしていると時間が以上に速く経過してしまうものです。休日に1日デジタル機器をOFFにして、本とお弁当を持ってピクニックにでかけましょう。時間がゆったり流れることを実感できます。ゆったりした時間を過ごすことは、心身にたまったストレスを解消してくれるのです。
集中力が高まる…
仕事をしながらSNSのチェックばかりしていると、パフォーマンスが衰えます。デジタルデトックスを習慣にすると、仕事中にSNSが気になって仕方ないということもなくなります。
現実の「いま」を楽しめる…
家族や友人など目の前にいる人との時間を楽しんだり、趣味に没頭したりなど、「いま」の現実をきちんと楽しむことができます。
SNS上の人間関係に悩まされない…
SNSは知らない人との交流を楽しめます。けれども、時には距離感が縮まり過ぎて、重荷になったり面倒になったりすることもあります。また、見知らぬ人からいきなり不快な言葉をかけられたり中傷されることもあるでしょう。ずっとデジタル世界に浸っていると、そんな人間関係が悩みになってしまいます。電源をOFFにして距離をあけることで、「現実の人間関係ではない」ことに改めて気がつくのでストレスもなくなります。
文／sapuri
