美容師のline活用方法&メリットのまとめ

サロンにとって予約の受付方法を増やすことは重要です。スマートフォンからの予約でも、大手のクーポンサイトを使いたいお客様もいれば、アプリやメールで店舗に直接予約したいお客様もいます。サロンの予約受付に使えるアプリの中で特に人気が高いものの1つがLINE@です。ここではLINE@の使い方、予約受付に導入するメリットなどをまとめます。サロンのお客様を増やしたい、予約管理をより効率的にしたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

LINE@とは?LINEとは何が違うの?

LINE@は商用でも使えるLINEです。日常のコミュニケーション用でよく使われるLINEと中身はほぼ変わりません。LINE株式会社の2017年12学期の決算説明資料によれば、LINE・LINE@の国内月間アクティブユーザー数は7,000万以上とのことです。「長期間使っていない」というユーザーを除外した数値です。つまり7,000万以上の個人や店舗が、一定以上の頻度でLINEを活用しているわけです。

LINEのアカウントには4種類あります。「個人のLINE」「大企業の公式LINE」「店舗・中小企業のLINE@」「個人事業用のLINE@」です。サロンが使うのはほとんどが3つ目のLINE@です。面貸しなどフリーランスで活動する美容師の場合は、4つ目のLINE@を使います。2つ目の「公式LINE」を使うのは大企業とは限りませんが、主に大企業と言えます。利用するために数百万円の登録費用が必要になるためです。その他の3種類のLINEはすべて無料で始められるようになっています。

サロンやフリーの美容師のLINE@の場合、有料プランもあります。無料プラン「フリー」では、月に送れるメッセージ数に「ターゲットリーチ数×吹き出し数が1,000通まで」などの制限があります。これに対して、月額の支払いがある「ベーシック」「プロ」の場合、それぞれ「5,000人以内は吹き出し数も無制限」「100,000人以内は無制限」などの条件になります。人数や吹き出し数は今後変動する可能性もありますが、このように有料プランによってさらに多くのメッセージを大人数のお客様に送れるようになります。

また、LINE@には「タイムライン投稿」という機能もあります。これは短文投稿SNSに似た仕組みです。お客様に直接メッセージを送ると、頻度によっては「うっとうしい」と思われてしまうこともあります。しかし、タイムラインだったらお客様に直接見せるものではないので、適度な距離感を保つことができます。短文投稿SNSのように、サロンの投稿した記事を他のお客様が拡散している様子も見ることができます。これを見て「盛り上がっているサロンだな」と思ってもらえたら、集客にもプラスになるでしょう。このタイムライン投稿の回数も無料プランだと制限がありますが、有料プランなら無制限でできます。ブログや短文投稿SNSなどと合わせて、LINE@のタイムラインも活用すれば、さらに集客がしやすくなるでしょう。

LINE@で予約受付をすると予約管理がしやすくなる

サロンの予約受付にLINE@を導入すると、予約の管理がしやすくなります。電話と違って記録がすべて残るからです。電話口での予約だと、お客様が日時を言い間違える、美容師が聞き間違えるなどの原因によってトラブルが発生することがあります。しかし、LINE@ならその心配はありません。どちらかが間違っていても記録が明確に残っているので、責任の所在がはっきりします。

また、LINE@だとリマインドメッセージも送りやすくなります。予約数日前にお客様に予約の確認メッセージを送るものです。電話だとしづらいですし、メールは見てもらえないことがあります。しかし、LINE@だったらお客様が読んだ後に「既読」の文字がつくので、お客様が確認していることがわかります。特にお客様が返信をくれたら確実にチェックしてくれているので、当日お客様が予約を忘れて来ないという確率が下がります。

さらに、お客様が当日遅刻してしまう時にも連絡をもらいやすくなります。どのくらい遅刻するかがわかれば、美容師はその間、他の業務もできます。時間が遅くなる場合には他のお客様のスタイリングを優先することも可能でしょう。このように、お客様の来店当日の予約管理もLINE@ならスムーズになります。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

サロン・美容師のブログ・SNSからの集客もしやすい

“自店のブログやSNSを運営しているサロンは年々増えています。美容師もその中で交代形式により記事を書く、写真をアップするなどしています。これらのブログ・SNSを見てサロンや美容師に興味を持つお客様もいるでしょう。そのような時にLINE@の友だち追加ボタンがあるとワンタッチで友だち登録をしてもらえます。

友だち登録をしているユーザーには簡単に一斉連絡ができます。キャンペーンの案内やアイドルタイムのクーポン配布などで特に便利でしょう。メールマガジンでも同じことはできますが、特にお客様にとってはLINEの方が便利です。

理由は、メールマガジンの場合「お客様が自分のメールアドレスを入力しなければいけない」からです。パソコンでの入力と違い、スマートフォンでのアドレスの入力は手間がかかります。簡単なアドレスでも大変ですし、まして迷惑メール対策に複雑なアドレスにしている人など「アドレスの入力が必要なら登録しないで去る」ということも多いでしょう。その点、LINEなら「友だち追加のボタンを押すだけ」なので、お客様の負担がないのです。

デスクトップPCでブログ・SNSを見ている時などは、友だち追加の機能は使えません。しかし、この時もLINE@アカウントのQRコードを設置しておけば、それを読み込んで友だち追加をしてもらえます。このように、どの端末からでもお客様がサロンとつながりやすくなるのです。一度つながりを持てれば、すぐに予約をもらえなくても後日の予約につなげやすくなります。

コミュニケーションが気軽に取れるのでリピート率が上がる

サロンの集客でLINE@を使うメリットとして、リピートのお客様を増やしやすいという点もあります。キャンペーンの案内などの連絡が気軽にできるためです。メールでもこれらの連絡はできますが、迷惑メールに入ってしまうこともありますし、メールはLINEと比べてお客様によっては開封率が低くなります。高い確率で開封してもらえるという点でも、キャンペーンの案内などにはLINE@を使うのがいいでしょう。

誕生日の特別割引の案内なども、LINE@なら簡単に送れます。誕生日のような特別なイベントの時はハガキのDMの方がいいこともありますが、ハガキのDMは印刷費も郵送費もかかります。特にサロンの経営が軌道に乗っていない頃は、このようにコストを削減しながら集客をできるのもメリットです。

面貸しなどでフリーランスとして活動している美容師の場合、特にLINE@でのコミュニケーションが鍵になります。サロンでなく個人として活動しているため、お客様の「この美容師個人が好き」という度合いが高いからです。自分に好感情を持ってくれているお客様を大事にするためにも、密なコミュニケーションが取れるLINE@は役立ちます。

「フリーランスの美容師なら個人のLINEアカウントでもいいのでは」という指摘もあるでしょう。これでも連絡は取れますが、個人のアカウントを教えてしまうとプライベートと仕事の境目がなくなってしまいます。プライベートの時間にお客様からのメッセージが届いてしまうと、余暇に完全にリフレッシュすることができません。

また、お客様が美容師に対して恋愛感情を持つこともしばしばあります。恋愛感情を持たれるような美容師の場合は、特に個人と仕事のアカウントを分けるべきでしょう。これらの理由から、美容師の仕事では個人のLINEではなく、業務用のLINE@を使うべきと言えます。

フリーランスの美容師にしてもサロンの店舗にしても、LINE@のアカウントを持つことは集客や予約管理の面で大きなメリットがあります。実際に人気店ほどLINE@のアカウントを導入するケースが増えています。今勤務しているサロンが導入していない場合は、マネージャー・オーナーなどに導入を提案するのもいいでしょう。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事