美容師なら誰もが持つ!?美容師あるあるな悩みとは

どのような仕事でも、多かれ少なかれ悩みはあるものでしょう。美容師として働く場合、特に美容師免許取得したての下積み時代と言われるアシスタントの頃に、さまざまな悩みを抱えている人が多い傾向があります。人間関係、労働環境など悩みの内容は人それぞれです。しかし、美容師特有の悩みや美容師経験者であれば共感できる「美容師あるある」な悩みといったものもあります。そこで、一般的に多い美容師の悩みと改善策について具体的にご紹介します。

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プライベートな時間がない!労働時間の悩み

アシスタント時代に特に多く見られる悩みが、働いている時間が多くてプライベートな時間を取ることができないということです。アシスタントは誰よりも早くお店に出勤し、営業後の時間を利用して練習を行って技術を高めることが求められます。お店のルールにもよりますが、朝は7時くらいにお店へ行き、帰りは日をまたいで深夜1時や2時といった時間に帰宅するというケースも少なくないのです。出勤中も暇にすることはありません。お店に出勤したら、前日に洗濯をして干しておいたタオルなどを取り込み、片付ける仕事があります。

また、技術習得のための朝の練習に参加することも新人には必須です。お店がオープンしたらスタイリストとして働く他のスタッフたちのヘルプ作業に回らなければいけません。空きの時間はお店の雑用や技術向上のための勉強をするために利用します。美容師の世界は何より技術が評価されるため、営業後の勤務時間外での練習もプライベートな時間を削り、使えるだけ使うという精神が必要とされるのです。

ただし、このような労働時間に対する悩みは美容師を目指す人なら誰もが通る道であるということを知っておくことも大切です。アシスタント時代に、いかに仕事や練習に時間を費やし技術を習得するかが、その後の技術向上や仕事への自信につながります。一定の期間を過ぎれば、同じ労働時間でも仕事に対するゆとりが持てるようになることでストレスが軽減されたり、時間の使い方が上手になったりすることは少なくありません。

こんなに働いているのに!給料に対する悩み

プライベートな時間を削ってまで長時間労働をしていることが多い美容師は、勤務時間や身を粉にして動いている働きぶりに対する給料の安さに不満を感じるケースが多くあります。現在の給与の安さから将来の生活に不安を覚える人もいることでしょう。しかし、美容師の世界はすべてが結果です。技術的に実力があり、美容師としての経験を豊富に持ち、お客様から高い人気を得るということで職位が決まり、給与額に反映されます。

お店にもよりますが、一般的に美容師は技術力によって、アシスタント、スタイリスト、トップスタイリストやディレクター、経営者などと細かく役職が分かれています。集客力のあるトップスタイリストやディレクターなどというポジションになると、年収1000万円を超える美容師もいます。しかし、まだ十分な技術を習得していないアシスタントであれば手取りが10万円台であることが一般的です。給料を上げるためには集客力を上げて、お店に利益を与えるような力を付けなければいけません。指名を多く取るためには、高い技術を身に付けることが必要となります。そのためにはプライベートな時間を割いてでも練習を重ねることが大切です。また、営業中の仕事ぶりが将来の集客力につながるきっかけとなる場合もあります。スタイリストらのヘルプ作業を行う修業中の身であっても、お客様から見たら1人の美容師です。一生懸命仕事に努めている姿勢やヘルプ作業で見せる気遣いがお客様に良い印象として残れば、その後、スタイリストとなったときに指名を受けることができるようになる可能性もあります。たいへんな仕事でも精一杯仕事に精進し、常に笑顔でお客様に接するように努める日々の姿勢が将来的に給料アップへとつながり、悩みが解消されることもあるのです。

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身体的に負担が!美容師特有の悩みとは

手を使うことが仕事の美容師にとって職業病ともいえる悩みが手荒れです。特にアシスタントの時には、シャンプーやヘッドスパといった業務を担当することがほとんどです。1日に何度もシャンプーやヘッドスパを繰り返し行うことが手荒れの原因となりますが、美容師がゴム手袋をして仕事をするわけにはいきません。このため、仕事をする以上は発症を避けることは難しくなるのが現状です。手荒れの症状は初期の頃であれば指先や手全体にカサつきが広がり、皮がむけてしまったり、皮膚にひび割れができてしまったりします。悪化すると肌がごわつくようになって出血し、腫れてかゆみが生じたり、水膨れとなってしまったりすることもあるのです。手荒れは一度症状が出てしまうと完全に治すことが難しい病気です。

そして、美容師として仕事を続ける限り手を休ませることができないため、さらに完治させることは難しくなります。対策としては、日頃からハンドクリームを使用したり、就寝時に保湿手袋を使ったりするなどの習慣をつけておくことが必要です。また、手荒れの症状が出始めたら、悪化する前に早めに病院で診察を受けることも大切なこととなります。

アシスタント時代だけではなくトップスタイリストとなっても、現役の美容師である限り尽きない悩みが腰痛です。シャンプーやヘッドスパをするときだけではなく、カットやパーマの際にも長時間同じような姿勢で立ち仕事をすることによって腰に大きな負担がかかりやすくなります。腰の負担を少しでも軽くするためにはできるだけ真っ直ぐな姿勢でいる時間を増やすことです。体の片側に重みがかかるバランスの悪い立ち方が腰に負担を与えます。仕事中に姿勢を正すことが難しい場合には、休日だけでも気を付けるようにしましょう。また、腰痛対策としてコルセットを使用するという方法も効果的です。腰に巻くだけで骨盤が片側に傾くのを防いで、腰にかかる負担を抑えてくれます。衣類の下に巻いて使えるので仕事中にも利用することが可能です。腰痛はくせになるともいわれています。このため、仕事のちょっとした合間の時間を利用して体をストレッチしたり、手荒れと同様に症状が出たら早めに病院で診察してもらったりすることも重要です。

その悩み大丈夫?辛くなったらまずは自分の働いている環境を見直してみよう

必至に頑張る中で長い労働時間や身体的苦痛に悩むこともあるでしょう。また、どんなに努力を重ねても報われないような想いを持ってしまう給料の安さも美容師にとっては深刻な悩みとなります。ただし、将来活躍する美容師になりたいと思ったら、アシスタント時代から練習を重ね、経験を積み、苦労を重ねることは必須です。辛いと思う苦労が美容師としての学びとなることもあります。そのため、一定のレベルまでであれば美容師なら誰もが持つ悩みとして我慢することが必要です。

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