こんなことで失敗したくない! 一般常識的なビジネスマナー

挨拶が出来れば社会人として立派にやっていけるかといえばそうではありません。些細なことで失敗しないように、最小限のビジネスマナーは身につけておくべきです。一般常識として何を意識しなければならないかチェックしていきましょう。

仕事に適した服装とは……

 

見た目の第一印象はとても大切なものです。社会人としての身だしなみは、学生時代のオシャレとはやはり区別する必要があり、いかに第一印象を良くできるかの手段として考えます。一番重要視されるポイントは「清潔感」です。敢えて高価な服を着なければならないということではありません。
服や靴に対して、こまめに手入れを行う意識が大事です。自分ではなかなか気付かず、まだキレイだと思ってそのままの状態で明日も着ていこうと思ってしまうかもしれません。しかし汚れやニオイは、周囲の人たちの方が敏感だったりします。清潔感をキープすることをぜひ習慣づけるようにしてください。

金銭感覚が違う

同僚も、学生時代の友だちとは多少意味が違っています。金銭に対してのルーズな甘えなど社会の中ではもっての他です。自動販売機で、コーラを買うために100円玉がなくて同僚に貸してもらうことは良くあること。貸してもらうこと自体は悪い訳ではありません。学生時代なら、そのままなかったことにしてしまったケースもあったのかもしれませんが、100円でも借りは借りです。その都度、早めにきちんと精算しましょう。
飲み会に行って、誰かがまとめて支払いしたという時も同じです。社会人ゆえにお金の管理はしっかりして、遅くても翌日には返済をしなければなりません。お金にだらしがない人たちは、仕事に対してもだらしなく、人間としてどんどん相手にされなくなってしまう可能性があります。

時間厳守のモチベーション

ビジネスマナー

お金の次には時間に対しての再認識です。気の知れた相手ならいいですが、社会においては遅刻は一切許さないという人もいます。そのような相手を前にして、1分遅刻をしても交渉は失敗してしまうことになります。それでも、やっぱり1分遅れてしまったあなたが100%悪いのです。
5分前に到着が基本と言われていますが、それを守るために多くの人たちが、15分というプラスアルファの時間を意識しています。汗かきの人は、大事な人と会う前に汗をひかせる必要もあり、そのための時間もよけいに計算しなければなりません。

携帯電話のマナー

新しくビジネスマナーとして考えていかなければならないのは、携帯電話のマナーです。交渉の最中で携帯電話がなり出したら、相手は当然いい気分などしません。大事な人との交渉のときは必ず携帯を切って留守番電話に設定しておくように注意をしてください。電話がまた大事な相手かもしれませんが、基本は目の前にいる人が優先と考えてください。
携帯電話で話しをするとき、相手がどのような状況下にいるのか判断することが出来ません。相手は現在、運転中やお昼ご飯、重要な交渉中かもしれません。携帯電話のマナーとして、「いまお話してよろしいですか」とひとこと聞いて確認をするようにしましょう。
あとは、一般的携帯マナーと一緒です。電車やバスの中での通話はビジネスと言えどもNGであり、周囲を気にせず大声で喋るのもNGです。

名刺の渡し方の基本

ビジネスマナー

名刺交換をするとき、名刺はすぐに取り出すことが出来るようにしておきましょう。名刺は腰より下から出すことは大変失礼になります。尻ポケットから名刺を出すなどもっての他です。渡す名刺が、角が折れていたりすることはないでしょうか。名刺は充分足りる数か、日頃名刺の管理もしっかり行う必要があります。
名刺は基本的には立って受け渡しすることがルールです。テーブル越しも本来はNG。回って相手の正面に立ち交換をしましょう。
目下、または訪問者から名刺を差し出すのが名刺交換の基本です。
お金を支払いする側(依頼をしている)が目上であり、お金を受け取る(依頼を受けている)側が目下です。そのとき、片手で持ち、もう片方の手を添えて、相手に正面を向けて差し出します。名刺を出し、同時に社名、部署名、フルネームを名乗ってください。
名刺を受け取るときは、「頂戴いたします」と言い必ず両手で、またはすぐ右手を添えて受け取ります。相手の会社のロゴ・名前の上に指がかからないように注意をしましょう。出来ればテーブル席では名刺入れの上に載せるなどして名刺をしばらくそのままにしておきます。それが可能でない状況では、一礼をして名刺入れにしまうようにしてください。

文/sapuri

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