キレイでわかりやすい資料を作るためのデザインの基礎!

会社やサロンのSNS用のセンスはもちろん大事ですが、ちょっとしたカードやPOP作りが上手くなるためにも、打ち合わせやプレゼンなどで使う資料や企画書作りを疎かにしないことが大事です。テキストの内容やまとまりも大切ですが、より見やすく、理解しやすくするためにはレイアウトや装飾などのちょっとしたデザイン要素が必要。ここでは、仕事がデキル人という印象を持ってもらうための、キレイで分かりやすい資料や企画書作りに役立つデザインの基礎について紹介しましょう。

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なぜ資料や企画書にデザインが必要なのか

資料や企画書は打ち合わせの際に使用する補助的役割、いわば脇役的イメージがありますが、議論する内容や企画の規模によっては見栄えの良いデザイン性の高い資料や企画書が好まれることもあります。
具体的なイメージや細かなニュアンスを伝えようとする場合、テキストだけの文章では伝わりにくいことも多く、人ぞれぞれの受け取り方によって大きな誤差が生じてしまう可能性もあります。資料や企画書にとってのデザインは伝えたい内容の理解をサポートする役割を持たせ、より具体的なイメージを的確に受け取ってもらうためには欠かせないものだと言えます。ただし、あくまでも要点をまとめてスッキリと見やすい作りにする必要があるため、華美なデザインは控え必要最低限な範囲で取り入れることが大切です。

カッコよさを必要としないデザインで印象よく

デザインの基礎

資料や企画書はカッコよさを追究したデザインを取り入れるのではなく、シンプルなデザインでまとめた方が分かりやすく印象もよくなります。全体的に統一したデザインにはこだわり、共通の要素についてはできるだけパターン化して、直感で視覚的に理解してもらえるような工夫も必要です。
また、資料や企画書を必要としている相手に合わせたデザインも避けるようにし、あくまで資料や企画を提案する側のブランディングのために活用するツールとして捉えることも大切です。つまり、相手に合わせたイメージや色、装飾などにこだわる必要はないと言っていいでしょう。
使う色数はできるだけ少なくし、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの基本色となる3色使いがおすすめです。使用する色が増えてしまうと見る側への印象付けが薄れてしまい、一番に伝えたい内容がどれなのかもあやふやになってしまいがちです。
背景やイラストなども使わずに、始めから終りまで統一されたルールに沿って色を使い分けてデザインすると、スッキリと見やすく分かりやすい資料や企画書を作成することができます。ベースカラーは文字などに使う色で全体の約50%~70%に、メインカラーは見出しや強調させたい部分に使う色で全体の約20%~30%に、アクセントカラーは最も注目させたい部分に使う色で全体の約5%以下を目安に使い分けると、よりキレイで分かりやすい効果的な資料や企画書になります。

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目線の流れを意識したレイアウト意識して

デザインの基礎

資料や企画書のデザインでは、目線の流れを意識したレイアウトも大切な要素です。テキストや図をどこに配置するかはもちろん、タイトルや見出しの位置、行間の取り方や余白の取り方などについても統一して見やすくする必要があります。
また、複数の要素はきっちりと揃えて配置したり、端や大きさを揃えて配置することも意識しておきたい部分です。
人は何かの情報を見ようとする時には初めに左上に目線を置くことが多く、レイアウトされている流れに沿って目線を動かしていきます。
複数の要素の端や大きさを揃えて同じ間隔でレイアウトされた情報は、スッキリと整理されている印象を与え内容も記憶として残りやすくなります。基本的に人の目線は左斜め上から右斜め下に向かって自然に流れるので、ページのタイトルを右斜め上に配置し、その次に導入文や一番伝えたいことを配置、そしてその次に導きだされた結果やデータなどを配置するといったレイアウトが基本中の基本と言えます。

使用するフォントにはルールを持たせる

資料や企画書などで使用するテキストのフォントは1~2種類ほどにしぼり、使うフォントサイズも2~4パターンほどに統一をしてルール化すると見る側はより理解しやすくなります。

見出しや本文などに使うフォントはできれば同じ書体に統一し、見出しはサイズを大きくして太字に、本文などのテキストは見やすいサイズで統一をして、特に注目させたい部分を太字にするなどするといいでしょう。
また、使用するフォントでも与える印象は大きく違います。
明朝体は上品で知的で、どちらかといえば女性的な印象を与えたい時に適しているフォントです。一方ゴシック系は力強く角ばった、どちらかといえば男性的な印象ですが、見やすさや本文の読みやすさは明朝体よりゴシック系のフォントが優位ですので、ゴシック系のフォントで統一した方が無難で受け入れられやすい傾向もあります。

文/sapuri

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