業界で培われた技術を一般のお客さまにも伝えていきたい『Rouxda’hair&beauty』
高級住宅街として人気を集める港区白金台。その閑静な土地に2016年にオープンしたのが『Rouxda’ hair&beauty』です。芸能人も手掛けるヘアメイクアップアーティストやクリエイターを有するマネジメント会社『Rouxda’』が母体となっており、その確かな技術力で評判となっています。サロンをオープンさせた理由や特徴について、マネージャーの山岸直樹さんに伺いました。
今まで見たこともない自分の一面を発見できるサロン
――こちらのサロンは、マネジメント会社『Rouxda’』が経営されているとお聞きしましたが、まずは『Rouxda’』を立ち上げた経緯を教えていただけますか。
「元々、僕は長いことマネジメント会社に所属してテレビ、雑誌、ショーなどのヘアメイクの仕事をしていたのですが、3年前に独立したんです。その時、後輩も一緒に来てくれたので、どうせなら他のアーティストも入れてマネジメント会社を作ろうと思い立ちました」
――サロンを作ろうと思われたきっかけは?
「拠点になるような場所を作りたいというのが最初の思いでした。昔でいうところのアトリエのような、所属しているアーティストが集まれる場所ですね。あとは、ヘアメイクを担当している俳優さんに髪を切ってほしいと言われて、テレビ局の控え室で切るようなことがあったり、ロケに出たときにロケバスのなかでヘアメイクをすることもあって、そんなときに拠点があったほうがいいなと思っていたんです。それでできたのがこのサロンです。なので最初は一般のお客さまを含めて、という気持ちはなかったのですが、自分たちが業界で身につけてきた技術や、情報を提供することで喜んでいただけるのではないかと考えるようになり、一般のお客さまにもお越しいただくようになりました」
――実際にお客さまの反応はどうでしょうか?
「喜んでいただけますね。とくにメイクアップに関しては力を入れていますので、プロにメイクアップをしてもらったことがないお客さまは、自分のこんな姿は見たことがないとびっくりされるんです。こんなに目元に深みが出るんだとか、目力が出るんだというような感じで。逆に僕たちも一般のお客さまと接することが今までほとんどなかったので、リアルな声を聞くことができて勉強になっています」
服装や顔の骨格、すべてを総合して似合うスタイルを提案
――『Rouxda’ hair&beauty』ならではのメニューはありますでしょうか?
「カウンセリングをしながらメイクレッスンが受けられます。ファンデーションの塗り方などの基礎からお教えしているんですね。みなさんメイクに関して誤解しているところがあって、たとえばファンデーションの塗り方ひとつとっても、まんべんなくきちんと塗ろうとされてる方が多いと思うんです。ところが、その方の肌の状態によって、頬はしっかり塗るけれど、おでこは塗る必要がないということもあるんですね。そこに気を付けるだけでナチュラルなのにとてもきれいに見えたりするんです。目、口元など全部を100点にしようとする方が多いのですが、そうすると逆にバランスが悪くなります。あえて引き算していくことも大切ですね。あとはその方の雰囲気に合わせたメイクや、色味の使い方なども学ぶことができます」
――このサロンの強みはなんでしょうか?
「服装や顔立ちにあわせたスタイルを提案できるという点です。ヘアメイクアップアーティストという仕事は、服装、ヘアスタイル、メイクをトータルでプロデュースしていく仕事なんです。ですので、こちらにいらしたお客さまにも同じように、服装や顔立ち、骨格などを見ながら似合うスタイルを提案していきます。美容室はどうしても切って染めてと考えてしまいますが、このサロンでは必要がないと思えばやりません。そのあたりを見極める目があるのが最大の強みだと思っています」
プロデュースをしているのはお客さまだけでなく、このサロンで働くスタッフも同様だそうです。後編で詳しく伺います。
Salon Data
Rouxda’ hair&beauty
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-5-2
TEL:03-5422-9889
https://www.rouxda-hair.com/
時代の先を行く、美容師が自己プロデュースをする働き方『Rouxda’hair&beauty』>>