サロン探しに悩んだ就活。自分の特徴を書き出す自己分析で理想の環境を発見 「sand Ikebukuro」うちだ しょうたさん

「誰もが笑顔になれる場所」をコンセプトに、東京、横浜、大阪などに11店舗展開している「sand」。ショートカットとボブを得意としている人気のヘアサロンです。

今回は、「sand Ikebukuro」でスタイリストを務めるうちだしょうたさんに、就活についてお話しを伺いました。前編では、学生時代の過ごし方とサロン探しについてお聞きしました。

後編では、採用試験のために準備したことや就活期間に悩んだことについてお話しを伺います。あえて準備をしないで採用試験に臨んでいたといううちださん。その背景には、準備をし過ぎると頭が真っ白になりやすいご自身の性格と、「sand」は内面を中心に選考するだろうという考えがあったからだといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「sand Ikebukuro」スタイリスト

うちだ しょうたさん

埼玉県出身。東京総合美容専門学校を卒業後、2021年に「sand」へ就職。現在は「sand Ikebukuro」でスタイリストを務める。得意なスタイルはボブ。

インスタグラム

緊張で頭が真っ白になりやすいからこそ、あえて準備はしない

試験当日は1時間前に会場の最寄り駅に到着していたと話すうちださん

――採用試験に向けて準備したことはありますか。

あえて準備はしませんでした。というのも、過去の経験から僕は準備をし過ぎてしまうと、緊張で頭が真っ白になりやすいことがわかっていたからです。

また、先にお話しした「スタッフ1人ひとりがスーパースターになれる」という言葉や企業コンセプトなどから、「sand」は応募者の内面に重きを置いて採用試験を行うはずと考えていました。着飾ったところで見透かされるでしょうし、ありのままの自分で挑んだほうが魅力は伝わりやすいと思い、何も準備はしなかったんです。

――準備をしないで臨むことに不安はありませんでしたか?

ありませんでした。準備をしないといっても、志望動機など必ず聞かれる質問に対する回答は用意していましたし、何より当日の自分を信じていました。

――かっこいいですね!

あと、これは日ごろから心掛けていたことですが睡眠をしっかりとるようにしていました。面接は印象が大切なので、体調が悪そう、目にクマがあるなどのマイナスな印象を与えないように規則正しい生活を心掛けていました。

――確かにそれも大切ですね。

はい。これから採用試験に臨む人には、試験時間の1時間前に会場に到着することを心掛けてほしいです。とくに移動手段が電車中心の関東圏は、遅延や運休が発生する可能性があります。遅刻したり、慌ただしい状態で面接に臨んだりすることがないように、早めの行動を意識しておくといいかもしれません。実際、僕も1時間前に最寄りの駅に到着してゆっくりと会場に足を運びましたよ。

働く体力を鍛えたい。週に5日のバイトで入社準備

入社に向けて働く体力を鍛えるために週に5日バイトしていたといううちださん

――採用が決まったときの心境はいかがでしたか?

落ちた際はもう一度サロン探しからはじめなければいけないことに不安を抱いていたので、採用を知ったときは安心しました。採用通知が届いたのは、試験からおよそ1ヶ月後でした。

――採用試験を終えた当時は手応えを感じていましたか。

あまり感じていなかったです。同じグループで面接を受けた応募者のなかには、スタイルブックなどを入念に準備していたり、地方から足を運んでいたりと、「sand」への思いを強く感じられる方が多かったんです。そのため、試験中も試験後も不安を感じていました。

――働きはじめるまでに取り組んだことは?

週に5日、バイトをしていました。美容師の仕事は体力が必要ですし、運動と仕事で使う体力は別物だと考えていたので、働くことに慣れるため飲食店と清掃のバイトに取り組んでいました。

――実際に入社してみて、どのようなことを感じましたか。

はじめは覚えることが多く、体力的にも精神的にもとても大変だと感じました。しかし営業後に練習を見てくれたり、アドバイスをくれたりと気にかけてくれる先輩に囲まれ、温かみを感じる場面も多かったので、今日まで乗り越えてくることができました。

――恵まれた環境だったのですね。

はい。また「sand」に入社したことで、美容師がお客様に与える幸せの定義を自分なりに理解できました。僕はお客様を笑顔にすることが与えられる幸せだと考え、施術ではお客様への気配りや丁寧さを心掛けています。

自己分析が自分に合ったサロンを見つける近道

自分に合ったサロンを探すためには自己分析をすることが重要だといううちださん

――就活期間に悩んだことは何ですか。

サロン探しに悩みました。世の中にあるサロンとその情報量が多過ぎましたし、そもそも理想の働き方がイメージできていなかったので、自分に合うサロンを探すのが難しかったです。

――うちださんはどのように自分に合うサロンを見つけたのでしょうか?

自己分析をしました。具体的には、「継続力なし」「熱しやすく冷めやすい」「好きなことには没頭する」など自分の特徴をメモに書き出すんです。それを踏まえて、僕の場合は継続力がないなら自分を引っ張ってくれる環境が合っているかもしれないと考え、サロン探しに取り組みました。「sand」も自己分析を経て、たどり着いたサロンのひとつです。

――最後に、就活に臨む方に向けてアドバイスをお願いします。

サロン探しに迷っている方は、とにかく多くのサロンに足を運んでみるといいかもしれません。求人サイトやSNSに載っている情報や写真だけでは、サロンのすべてを知ることはできません。現地で空気を感じたり、スタッフと話したりすることで、はじめてわかることもあります。簡単に候補から外さず、選択肢を広げるためにいろいろなサロンを訪れてみてほしいと思います。


うちださんが恵まれた環境に就職できた3つの理由

1.自己分析で自分に合ったサロンを知り、応募先をよく吟味した

2.あえて準備せずに面接に臨み、ありのままの自分をアピールした

3.試験当日は1時間前に到着し、万全の状態で参加した

さわやかな笑顔を挟みながら、就活についてわかりやすく答えてくださったうちださん。10を超えるサロンに足を運んだり、自己分析をしたりしていたからこそ、理想の環境と「sand」の魅力をよく理解したうえで採用試験に臨むことができ、合格をつかめたのだと感じました。これから就活を控えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。


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sand Ikebukuro
住所:東京都豊島区東池袋1-22-13 池袋近代グループBLD. 11号館5F
TEL:03-6914-1855

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