女性を綺麗にすることを追求『ALICe by afloat』
東京にあってもファッション感度の高い人が集う街として知られる自由が丘。美容院の質と量でも、都心部に引けを取らない激選区です。そこで人気店でいるためには、いかにオリジナリティあるサービスをお客様に提供できるかがポイント。「ALICe by afloat」では、ブランド全体のコンセプトを大切にしながら幅広い年齢層の女性たちからの厚い支持を受けています。
ブランド全体でコンセプトを追求
――自由が丘といえば、都内でも有数の激戦区だと思います。他店との差別化という意味も含め、コンセプトをお伺いできますか?
「ウチは銀座、新宿、渋谷、南青山、名古屋などで“afloat”というブランドを展開しています。この自由が丘にも“ALICe”の他に“Maria”、“Ciel”があり、吉祥寺では“Lila”という店舗を展開しています。そのいずれも基本的なコンセプトは“女性を必ずキレイにする”ということ。それをモットーにデザインももちろんですが、とにかく“可愛いものを追求する”ということを大切にしています。」
――ブランドでコンセプトを統一されているとのことですが、お客様の層がエリアによって違うと思います。
「そうですね。ウチは20代前半から40代の方が多いと思います。主婦とOLの方が半々という感じでしょうか。だから可愛いものを追求すると先ほどお話ししましたが、“大人の可愛らしさ”ということになると思います。そこはウチのグループの中でも、他の店舗との違いとなっているかもしれません。」
ホームページの運営にも関わる
――中島さんのキャリアを教えていただけますか?
「スタイリストとしてのキャリアは15年ほどです。以前は別のお店で仕事をしていたのですが、先輩の紹介でこちらに転職しました。店長候補を探していらっしゃるということでお声をかけていただいたので、入社して半年でココの店長を任されたんです。“じゃあ、がんばってね”という感じで。」
――その時点でスタッフはどれくらいいらっしゃったんですか?
「現在は30名ほどいますが、当初は半分くらい…もう少し少ないかな、12〜13人くらいだったと思います。」
多様化する仕事内容
――仕事の内容の変化に戸惑ったりしませんでしたか?
「当然、責任は大きくなりましたよね。スタイリストとしての仕事だけではなく、スタッフの教育面であるとか、店のホームページの内容や運用のことを考えるとか、多種多様になりました。特にホームページ。今はインターネットの集客に対する重要度が非常に高いので、仕組みとかまで全部考えていますよ。」
――インターネットの仕組みまで! スタイリストの仕事とは全然違う分野ですね?
「でも、もともと好きなんですよ。だから、特に苦だとは思っていません。」
写真を撮影することでわかることがある
――コンセプトの「女性を必ずキレイにする」「可愛いものを追求する」ということで、具体的にはどのような工夫をされていますか?
「ウチは撮影する機会が多いんです。それをすべて自分たちで行うようにしています。それによってデザインの幅が広がっていく…全然違いますね。実際のスタイリングは3Dですよね。それを写真を通して客観的に見ることで、お客様に何をアピールすればいいかが事前に考えられるようになるんです。もちろん、そこにはお客様の世代に合わせたトレンドも落とし込まなきゃいけませんし、それを実現するための技術も身につけなくちゃいけません。」
――それは在籍しているすべてのスタイリストさんが行っているんですか?
「はい。全員ができるようにしています。スタイリストはもちろん、アシスタントのうちから習得できるように撮影会などを実施しています。」
コンセプトをカタチにするための努力を惜しまない『ALICe by afloat』は、スタイリストはもちろん、アシスタントからしっかりとお客様に接する準備をしているようです。後編では、そんな『ALICe by afloat』の働き方についてお伺いします。
Profile
中島直樹さん
施術歴15年になる店長の中島直樹さん。
「女性をキレイにする」がキーワード
店長として忙しい毎日を過ごしながら、講師として全国のセミナーを駆け回っている。
他ではできないことにチャレンジ『ALICe by afloat』>>