「最初は全然伸びなかった」停滞期を越えて掴んだ、1年越しのバズりと最速キャリア【LIPPS hair 市場ほのかさん】#1
SNS発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを確認するサロンも増え、就職活動におけるSNSの影響力は年々高まっています。本企画では、就活に役立つSNS活用法を、現役美容師のリアルな経験から紐解きます。
今回は、『LIPPS hair』でトップデザイナーとして活躍する市場ほのかさんにインタビュー。1年10ヶ月という異例の速さでデビューし、2ヶ月目で380万円、4ヶ月目で400万円という月間売上を達成。その快進撃の裏側には、アシスタント時代から積み上げたSNSへの実直な努力がありました。
お話を伺ったのは…
『LIPPS hair 渋谷 2nd floor』トップデザイナー・市場ほのかさん
名古屋モード学園卒業後、LIPPS hairに入社。歴代3位の早さとなる1年10ヶ月でスタイリストデビュー。2025年2月にトップデザイナーに昇格。女性目線のメンズスタイルで高い支持を得る。「HOT PEPPER Beauty AWARD2025」で9位入賞の実績も!
最速デビューを支えた、アシスタント時代のSNS発信
――入社から1年10ヶ月でのスタイリストデビューは、LIPPS hairでも異例の速さですよね。
同期では最速、歴代でも3番目くらいの早さでした。デビュー後は2ヶ月目に380万円、4ヶ月目に400万円の月間売上を達成でき、デビュー1年で「ウェルデザイナー」※に昇格して、『LIPPS hair 渋谷 2nd floor』のサブマネージャーを務めることになりました。そして昨年トップデザイナーに昇格しました。
※LIPPS hairが定める基準を満たしたトップクラスの美容師に授与される称号。
――なぜ、デビュー直後からそれほどまでに集客ができたのでしょうか?
LIPPS hairでは入社3ヶ月後に「SNS解禁」といって、新入社員が一斉にSNSを始めるのですが、私もそのタイミングでモデルさんにお願いして撮影の練習を始め、SNSに投稿していました。アシスタント時代の1年10ヶ月、欠かさず投稿を続けていたのが一番大きかったかなと思います。
――SNSの継続が集客に直結したのですね。
そうですね。それと、アシスタント時代にメインで付いていた先輩のお客様から「アシスタント指名」をいただけるようになったことも理由の一つです。一日に何人も指名をいただけるようになり、その方たちが私のデビューに合わせて予約をしてくださったことが、良いスタートダッシュに繋がりました。
停滞期を越えてつかんだ、1年越しのバズり
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――SNSを始めた当初、ターゲットや強みはどう設定していましたか?
実は自分自身が動画に映るのはあまり得意ではなくて。カウンセリング動画などで伸びている方もいますが、私はモデルさんを呼んで「スタイリング動画」を投稿することに徹しました。先輩から「1日1投稿はした方がいい」と言われていたのでそれを守り、夕方18時から21時というスマホを見る人が多い時間帯を狙って投稿していました。
――今のスタイルが確立するまで、紆余曲折はありましたか?
最初は全然伸びなくて、とにかく自分にできることをやるしかない状態でした。でもあるとき、一つのスタイル写真とリール動画がバズったんです。そのタイミングで、反応が良いものへと方向をシフトしていきました。
――バズるまでには、どのくらいの期間がかかりましたか?
始めてから1年くらい経ってからだと思います。その投稿を機にフォロワーが増え出して、またその一年後にリールが大きく伸びて。
ですが、やはりせっかく動画が伸びてプロフィールに飛んでくださっても、その時に投稿数が少なすぎると、なかなかフォローには繋がりにくいですよね。
「この人の作るスタイル、いいな」と思ってもらうためには、ある程度の投稿数が必要です。たくさん投稿していても、途中でやめてしまうとチャンスを逃してしまうことも。投稿を見てくれた方がフォロワーにつながるためにも、ベースとしては「諦めずに投稿し続けること」が一番大切なのかなと思います。
女性目線で作る「お家でもキマる」メンズスタイル
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――競合が多いメンズ市場で「ほのかさんのスタイル」と一目でわかる世界観があります。強みは何ですか?
メンズ専門の女性美容師は意外と少ないので、無意識ではありますが「女性目線」は大切にしています。
お家でも簡単に再現できて、キメたいときはすぐにカッコよくなれるスタイルがいいと思っているので、「ノーセット」でもキマるシースルーマッシュやセンターパートなど、少し長めのスタイルを推しています。骨格に合わせてカットするので、面長でも丸顔でも、どんな顔型の方にも似合わせやすいスタイルなんです。
――リール動画もセンターパートが多いですが、お客様の需要も高いですか?
はい。お客様はそれぞれ髪のクセやパーツごとの悩みを抱えていますが、お話を伺って紐解いていくと、最終的に大人っぽいセンターパートに落ち着くことが多いです。アイロンも短いと難しいけれど、長さがあれば通しやすい。そういった面も含めて、ご自身でも髪を扱いやすくなるんです。
――リール動画でカットシーンをあえて少なくしているのは、意図的でしょうか。
はい。「カットをしっかりした上でのスタイリング」は大前提ですが、お客様にとってカットは自分でする作業ではないので、動画で見てもあまり参考にならないかなと思って。それよりも「こうやってアイロンを入れるんだ」と分かる動画の方が、見てくださる方の役に立てる。お客様が日常で使える情報を届けることを優先しています。
――SNSを通じて、お客様との向き合い方も変わりましたか?
SNSのスタイルを見て来てくださる方は、基本的に「その髪型になりたい」とか、髪型に対して高い意識や悩みを持って来られる方が多いんです。あらかじめ好みがわかっているので提案もスムーズですし、仕上がりの満足度も高まりやすい。私としてもやりがいを感じやすいなと思っています。
――他にもSNSを始めて良かったと思うことはありますか?
自分のスタイルを知ってくれている方が「これになりたい」と遠くから足を運んでくれることも多くて。東京への旅行ついでに寄ってくださったり、海外の方が日本語を話せないのに「このスタイル」と言って写真を見せてくれたり、それが一番嬉しいですね。
SNSでチャンスを掴むためのヒント
1.デビュー後の集客を見据え、アシスタント時代から準備を始める
2.「毎日1投稿」「ゴールデンタイム」など、自分なりのルーティンを継続する
3.「お客様が自分で再現できるか」を第一に、ユーザー目線の情報を発信する
取材・文/Maki Nagai
「やりたいこと」より「得たい結果」への逆算思考。SNSは「自分の強み」を目に見える形にする最強ツール!苦手だったSNSを内定の武器に変えた戦略とは?
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LIPPS hair 渋谷 2nd floor
住所:〒150-0042東京都渋谷区宇田川町36-19 名畑ビル2F
TEL:03-6416-0135
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