気軽に立ち寄れるヘアサロンの形を探る『McNally』

仙台駅から近いオフィス街にある『McNally(マクナリー)』では、オリジナルのサンドイッチやマフィン、ハンドドリップのコーヒーが味わえるカフェを併設しています。カフェがあることで生まれるお客さまとのコミュニケーションなどを、ディレクター・スタイリストの渡辺裕輔さんにお伺いしました。

McNally

カフェスペースでお客さまとの信頼関係を深める

――どのような思いからカフェスペースを作ったのですか?
「元からパン作りが好きということと、サロンに気軽に行くことをライフスタイルの一部にして欲しいという思いがあります。“今度こういう髪型にしたいんだけど…”とかちょっとプロに相談したいことがあっても、そのためにサロンに電話したり、行ったりってことはしないと思うんですね。でもカフェがあれば、スタッフの空いてる時間でそういう相談にも対応でき、お客さまとのコミュニケーションがより深くなるのかなと思います。最近では、ここでワークショップをやりたいっていう方もいて、いろいろな可能性が広がってきているなと感じているところです。マフィンやサンドイッチを作るのも、時間的に大変なときもあるんですが、良い息抜きになってることの方が多いんです」

――仙台ではカフェ併設というサロンはまだ少ないですが、お客さまの反応はいかがですか?
「サロンとカフェが一緒になっていると、薬剤などの匂いを気にする人も多いと思います。うちは入口すぐがカフェスペースで、間に仕切りの扉があり奥がサロンスペースとなっているので、その問題は心配ないです。仕切りがないワンフロアだと、カフェだけの利用って少しハードルが高いですが、うちはコーヒーだけを飲みに立ち寄るお客さまも多いですね。あとは、カップルや友達同士でサロンに来て、相手が終わるまでの時間を過ごす使い方とか。オフィス街という場所柄、お昼休みにサンドイッチやマフィンをテイクアウトする、OLさんやサラリーマンの方もいます。みなさん、自分の生活に合ったカフェの利用をしていただいてます」

渡辺さん

地元のお客さまに愛されるサロンを目指す

――現在はアシスタントを雇っていないということですが、今後はどのようにお考えでしょうか?
「今は、このスタイルに満足しているので当分このままだとは思うのですが、もしアシスタントを入れるのであれば、かなり慎重になりますね。現在のサービスに満足しているお客さまに、不快な思いをさせてはいけないので、アシスタントと言えども、技術や接客の力をしっかり身に付くように育てることが大切。オープンしてまだ1年なので、こちらの受け入れ態勢を整えた上で、必要なら考えていこうと思います」

――これから美容業界へ進む人へ伝えたいことはありますか?
「視野を広げていって欲しいということですね。美術館に行ってみるとか、スポーツを始めてみるとか、何でも幅広く興味を持つことが美容師には重要です。職人気質でひとつのことを突き詰めていくのも良いとは思うんですが、学生のうちは興味の範囲を広げていくことの方が大切だと思います。いろいろなことを知ることで、感性が磨かれてそれがヘアデザインにつながったり、人間的な魅力アップにもなるので。僕は海外に行って刺激をもらうことが多いので、学生のときから時間ができると行くようにしています。長期間は休みが取れないので、かなりハードなスケジュールで(笑)。街を歩いている人のヘアスタイルを眺めているだけでも、すごく勉強になりますね。働きはじめるとスタイリストになって安定するまでは、余裕も時間もなくなるので、行けるとき・やれるときに行動するのが良いと思います」

――これからの『McNally』のヴィジョンを教えてください。
「まずは、仙台という地でちゃんと根を張っていくことです。リピーターのお客さまも増えてきましたが、まだまだと思っています。カフェのスペースも効果的に利用して、仙台のさまざまな業種の人ともつながっていければいいなと考えています」

   

Salon Data

McNally

McNally

住所:宮城県仙台市青葉区中央4-7-25 2F
電話:022-797-0797
http://mcnally-hair.com/
Instagram:@uk.nabe

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