若い世代も移り住む北花田!多様な客層にも対応『PHINO』
まるで北欧の邸宅にあるリビングのような北花田のヘアサロン「PHINO」。『出会えた人すべてを幸せに、健康で美しくあるように』という理念のもとに、お客さんだけでなくスタッフも快適でいられるよう細部までこだわりぬいた店づくりが特徴です。この後編では、大手サロンで技術責任者も手掛けた家村さんのスタッフ育成法についても語って頂きます。
各地から移り住む北花田という街
――店を利用されるお客様はどのような方が多いのでしょうか。
「北花田は堺市ではありますが、大和川を渡ればすぐ大阪市内です。御堂筋線の北花田駅が最寄で、梅田まで30分以内と中心地までのアクセスがいい。しかも駅周辺には必要な施設がそろっています。あまり知られていないのですが、結構住みよい街なのです。そのせいか、各地からここに移り住んでくる人が多いですね。だから、地元の方々に加えて、若い夫婦のお客様もよくおいでになられます。そういうこともあって客層はバラバラで、20代半ばから、かなりご高齢の方もおられます。メインの客層は30~40代といったところですね。ともかくあらゆる世代に対してご満足いただく必要があります。内装においてのこだわりも、どのようなご年齢の方にも心地よく過ごしていただけるよう工夫していますし、スタッフも6名いてさまざまな要求にも高いレベルでご納得いただける体制を整えています」
大手と個人店の手法のいいとこどり
――そのような幅広い層のお客様に満足していただくためには、スタッフの育成も重要ですよね。
「そうですね。私が以前、大手のサロンで技術部長をしていた時は、そのサロンの手法に従ってシステマチックにやっていました。カリキュラムもしっかりしていて、デビューまでのハードルも厳しいものがありました。しかし現在は、個人店というフットワークの軽さも活かして、この店ならではの手法で育成しています。まず、新しく入ってきたスタッフにしっかりカウンセリングします。それぞれ目指すものも違いますからね。それを把握したうえでカリキュラムを組んでステップアップしてもらう形です。また、大手のサロンでは新人さんが入ったら育成係が付いて、その者が責任を負って育てていきます。しかしこの店では、新人さんの状況をスタッフ全員が共有して、全員で育てていくというイメージです。大手のようなしっかりしたカリキュラムを作りながらも、個人店ならではの“ゆるさ”でアットホームにやっていく形です。毎朝、毎晩レッスン、みたいなことはしないかわりに、営業中であっても時間が取れればレッスンに充てています。結果として最短2年でデビューすることができるようにしています」
まずは“理念”を“現実”に
――今後のビジョンについて教えてください。
「今後は多店舗の展開も想定してはいますが、まずはしっかりこの店で頑張って、『出会えた人すべてを幸せに、健康で美しくあるように』という理念を現実のものにしていくことが大切だと考えています。スタッフたちにとっても、この店で働くことに充実感を持ってもらえたらと思っています」
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