國見 大 interview #2:社員の意見を尊重することの大切さ

國見 大 interview #2:社員の意見を尊重することの大切さ

1932年に神楽坂で創業したブライダルサロン『株式会社原良子美容室』は、これまでに10万件を超える結婚式のお手伝いをしてきました。今も、年間200組以上のウエディングを手掛けています。また、2011年6月には創業の地、神楽坂に新しくヘアサロン『kasane』をオープン。創業80年以上を誇る美容室でありながら、常にトレンドを意識し、時代に合ったサービスを提供しています。
今回は、そんな歴史ある美容室の4代目、國見大さんにインタビュー。中編では、会社を経営し感じたことや、新しく初めたサービスなどを伺いました。

社員から正直な意見を引き出すために

國見さん

――『株式会社原良子美容室』を継いだのはいつ頃でしょう?
「10年前、僕が25歳の時です。当時はまだ、婚礼に臨む際の美しい服装や、準備の仕方など、まったくわかっていない状態からのスタートでした。毎日、必死に勉強しましたね」

――社長に就任した当時、印象に残っているできごとはありますか?
「会社を継ぐ直前に、前職の上司に言われた言葉が印象に残っています。『これからは、國見くんの意見が必ず通る環境になる。社員に意見を求めても正直な意見は返ってこないと覚えておきなさい』と言われました。今でもそのひと言を胸に留めていて、スタッフから『いいと思います』と返事があっても、本当にそれでいいのかと確認しています。僕が口癖のように聞き返すことで、自然と何も言わなくても社員から意見が出るようになりました」

現場の声に耳を傾ける大切さ

原良子美容室

――とくに意識をして、スタッフとコミュニケーションをとる時はありますか?
「新しい仕事を、スタッフに割り当てる時には必ずその担当に、抱えている仕事量と休みのバランス、働き方に不満がないかを確認しています。ただ事業を広げるだけでなく、実際に現場で働くスタッフの立場を考え寄り添う姿勢が大切です。この春も、新しく提携先として結婚式会場が増えたので、担当と積極的にコミュニケーションを取っています。新郎さま、新婦さまの理想を超える結婚式を作るためには、まずは現場で働く社員のモチベーションを上げることが大切ですね」

新しい仕事を作り出す力の源

國見さん

――國見さんが社長に就任してから始めた、新しい事業を教えてください。
「美容学校時代の友人を誘い2011年6月、創業の地、神楽坂にヘアサロン『kasane』をオープンしました。式場のお仕事だけでなく、一般的な美容室も運営したいと考えていたんです。また、これまでは古くからお付き合いがある式場専属のブライダルサロンでしたが、出張のブライダルサービスも始めました。積極的に神社や結婚式場に営業をかけて契約し、提携先として美容師を派遣しています。振り返ってみるとビジネスの交渉をし、新しい仕事を作りだすことはさまざまな会社で働くなかで身についたものだと思いますね。もし、美容師だけを続けていたら現在のような会社の経営はできませんでした」

「自分の意見を積極的に言わないスタッフの方が、いろいろなアイデアを持っていることが多く、細かく意見を聞かなければ最後には我慢が爆発し、辞めてしまう」と語ってくれた國見さん。社員の意見はどんな些細なことであっても耳を傾けているそうです。後編では、ブライダルに関わる魅力や今後の目標を伺いました。

Profile

國見さん

國見 大さん

株式会社原良子美容室 代表取締役社長。
全日本婚礼美容家協会講師。十二単の結婚式やフォトウェディングサービスを提供する『kaluxa』を経営するほか、2011年に神楽坂にプライベートサロン『kasane』をオープン。

Salon Data

株式会社原良子美容室

株式会社原良子美容室

住所:東京都新宿区天神町7
TEL: 03-6671-8973
http://harayoshiko.com/

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