こだわり派に寄り添うサロンのかたち『nico hair & make』

こだわり派に寄り添うサロンのかたち『nico hair & make』

賑やかな繁華街から少し離れ、住宅街とアパレルショップ、飲食店、ヘアサロンなどが密接する福岡市・薬院。その利便性や雰囲気の良さから、“福岡で住みたい場所”の呼び声が高く、人気注目のエリアです。2004年4月にオープンし、まもなく15周年を迎える「nico hair & make」はそんな薬院に住む人々の癒しスポット。こだわり派の集まる名サロンとして、長年愛され続けるゆえんをスタイリスト・木村良子さんに伺いました。

nico hair & make

アシスタント不足を逆手にした、サロンらしい接客方法

――今春アシスタント1名が入社されたと聞きました。なにかサロンの中で変化はありましたか?
「近年は東京志向の人や面貸し制度が人気ということもあり、アシスタントを採用しても育ってきたタイミングで退職されてしまう…ということが重なっていました。うちのサロンだけ、というより福岡全体がそんな風潮があるみたいです。なので、アシスタントを採用すること自体、社内で検討を要したのですが、良い若手が入りそうだったので今年は採用しました。」
「アシスタントの採用を議論する中で、考えたのはこれからの接客のあり方です。いままでのようにシャンプーやカラーをアシスタントと分担する方法も良いのですが、1人1客完全対応で、カウセリングからシャンプー、カット、カラーまで一貫して1人のスタイリストが丁寧に接客することを取り入れたいと考えました。そのほうがnicoらしい接客方法だし、なによりお客さまに求められているのではないか、と思ったんです。薬院という土地柄、福岡の“通”のお客さまが多いので、そんなこだわりのある方でも満足いただけるような、“丁寧で、質の良い、プロ集団”を目指したいと考えるようになりました。」

nico hair & make

――アシスタントが少ないことで不便などはないですか?
「もちろん、全く不便はない、ということはありません。でもnicoに合ったやり方だなと感じます。というのもアシスタントの教育にかける時間が節約でき、自ら外部の講習会に足を運んだり、他エリアの人気サロンに行ってみたり、自身の技量向上を心がけるスタッフが増えました。個性豊かで、勉強熱心なスタッフがそれぞれの得意を見直す良い機会になったのだと思います。」

お客さま第一を考えて得た、技量以上のスキルとは

――木村さんが接客される上で大切にしていることはなんですか?
「ヘアスタイルだけでなく、人として刺激を与えることのできる存在を目指しています。美容師は他の仕事よりお客さまとの距離の近い仕事だと考えます。そのため、ありがたいことに、お客さまのプライベートなお話の相談受けることもあるのですが、きちんと応えられるよう、あらゆるジャンルの情報収集は抜かりなくやるようにしています。だから福岡の保育園事情とか詳しいですよ(笑)。サロンで話した詳細を知りたいためだけにお店に電話してこられたお客さまもいらっしゃいました。求められる気持ちに返したいと心がけているので、お客さまの距離に近づくのを感じると嬉しいですね。」

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「幼いころから髪をきってもらうことが好きでした。母の友人が美容師をしていて、彼女のところへ行き、可愛くしてもらうことで幸せな気分になったことを覚えています。自分が幸せにしてもらっていたぶん、他の誰かを幸せにする仕事がしたいな…と思い、昔から将来の夢は美容師でしたね。今では少し珍しいですが、美容学校を通信制で卒業しました。通学制の学生と比べると、学校やサロンでの実習がなかったので、仕事について現場で覚えることが多く苦労しました。でもいきなり本番だからこそ味わえる緊張感という良さもあったのだと思います。幼い頃からの熱意と、現場で培った経験がいまにつながっているのだと思います。」

たくさんのお客さまを呼び込むのではなく、通い続けてくださるお客さまに真心を込めて接客をする。それが「nicoらしい」と笑顔で語る木村さんの表情から、サロン、お客さまへの強い愛情を感じることができました。続く後編では、木村さんをはじめとする女性スタイリストの働き方に考え、「nico hair&make」が取り組む新しいサービスについて伺います。

Salon Data

nico hair & make

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住所:福岡県福岡市中央区薬院1-15-5-1F
TEL:092-781-1173
URL:http://nico-hair.com/index.html

強い個性がおもいやりを築くサロン『nico hair&make』>>

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