情報があふれ便利な時代だから人間らしい接し方で熱量を引き出す『U-REALM ginza』

情報があふれ便利な時代だから人間らしい接し方で熱量を引き出す『U-REALM ginza』

2017年6月にオープンし1周年を迎える『U-REALM ginza』が、とくに力を入れているのが人材育成です。「スタッフは自分たちの写し鏡。接し方を変えたら、スタッフが持っている熱量に気づいた」と代表の森さんは言います。どのように接し方を変えたのでしょうか?詳しく伺います。

森さん

スタッフの熱量を引き出すためには、まず自分から動く

――人材育成ではどのようなことに力を入れていますか?
「うちのお店では、スタッフ1人ひとりに植物の係や材料の係といった小さな係をつけるようにしています。売上に関わるようなポジションではないけれど、小さな場所から任せて責任を持たせることで、スタッフそれぞれの仕事に対する姿勢みたいなものが見えてくるんですよね。植物がだめになってしまったとき、ただ枯れてしまったと思うだけなのか、どうすれば助けられるのか調べたり考えたりするのか。ただ、そこで責任を持ってできないからと見放すのではなくて、できないならそのスタッフをどうフォローするかを考えられますし、適正を見極めることができると思います。他にも営業時間中は先輩の後ろやシャンプー台の隅に立たせて、会話を盗ませるということをしています。なぜその薬剤を選んだのか、その薬剤を使うことでどうなるのか、会話を聞きながら勉強してもらうんです。薬剤の特徴や内容成分を覚えるのはもちろん必須なんですけど、それをお客さまに言ったところで『あー、そうなんですか』で終わりですよね。使うことで何がどうよくなっていくか、お客さまにわかりやすい言葉で伝え、価値を感じてもらわないといけないと思うんです。1日1日をなんとなく営業していても今の時代は難しくて、お客さまのゴールはどこなのか、今どういう提案ができるのかを考えて自分から動けるようにならないといけないですよね」

――自分から動けるような人材を育成するために、どんなことをされていますか?
「基本的には放置しないことです。黙っていてもわかるだろうとか、背中を見て育つとか、今の時代に合わないと思うんですよね。わからないことはスマホで調べればいくらでも答えが見つかる時代ですし、みんな休憩時間は先輩と話すよりスマホを見てるんですよ。なのでこちらから働きかけないといけないな、と。その熱量をこちらが使わないと、いざスタッフの熱量を使いたいと思ったときに返ってこないんですよね。僕たちが若かったときより明らかに情報量の多い賢いスタッフたちに対して、こちらが経験で物を言うだけだと温度差が出てしまう。技術が発達して情報があふれている社会だからこそ、より人間的に接していかないとと思っています」

――森さんが若い頃の先輩の在り方とは随分違うと思いますが、接し方を変えたのはなぜですか?
「スタッフは写し鏡だと思っていて。以前、スタッフに対してどうしようもないなと思ったことがあったんですよ。でもそのときに、こうさせてしまったのは僕たちなんだって気づいたんです。それで接し方を変えたら、実は彼らも熱量を持っていて、ただそれを表に出していなかっただけということがわかりました。口だけで『もっとやれよ』みたいなことを言っても、説得力がないですし、一緒になって動くことでやっとスタッフの心が伴ってくるのかなと。結局僕たちがずっと下のスタッフに働きかけていくだけだと、僕らは年をとり、毎年新しいスタッフが入ってきて、年齢差は広がっていくばかりなので、中間層をちゃんと育ててパイプを作っておくことが大切だと思っています」

U-REALM ginza

自分で目標を決め、動けるスタッフを育てていきたい

――人材募集中とのことですが、求める人物像はありますか?
「技術はあまり求めていなくて、人として魅力があることが大切かなと思っています。たとえば、他人から注意されたときに自分のプラスになると捉えられるとか。憧れのサロンに入ったけれど、入っただけで満足してしまって、自分のなりたいものがわからないという人もいると思うんです。これからの時代は個人の得意なことがないと生き残っていくのが難しいと思うので、何をしたいのか、何が得意なのかを確認しつつ伸ばしていくことができるお店だと思います」

――最後に今後の目標を教えてください。
「自分で目標、意思を持ったスタッフが育ってくれることですね。僕も以前はケアがあんまり得意じゃなかったんです。でも自分でやろうと決めて勉強をしていたら、トリートメントを選んでくれるお客さまが増えて、他の店舗からも勉強にくるスタッフがいたりして。ひとつの店舗が特化しているものをグループ全体に共有することができると実感したんですよね。なのでこうなりたいというビジョンを持ったスタッフを増やし、全体を底上げしていきたいと思っています。グループ全体の目標でいえば、美容業界で一番高い給与をとれるようにするということです。その目標達成のためには技術だけではなく、人間力、サービスなどさまざまなアプローチが必要ですので、グループ全体で力を合わせて進んでいきたいと思います」

Salon Data

U-REALM ginza

U-REALM ginza

住所:東京都中央区銀座1-7-17
TEL:03-6264-4336
https://www.u-realm.com/ginza/

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