お客様の魅力を一緒に探し出すサロン『Hair Atelier Nico』
仙台市のメインストリート・一番町から一本入った通りに『Hair Atelier Nico(ヘアアトリエニコ』はあります。一人一人のお客様に合わせたていねいな施術と明るい接客で、人気を集めるオーナーの新田容子さん。新人時代の経験談とサロンのこだわりをお伺いしました。
サロンワークと個性を磨いた日々
――独立までのご経歴と美容師を目指したきっかけを教えてください。
「宮城県栗原市の小さな街で生まれました。父親が理容師、母親が美容師で、自宅にそれぞれの店が入っている環境で育ちました。小さい頃の遊び場が両親の職場で、手伝いをしながら施術している風景を見ているのが好きだったんです。高校で進路を決めるときは自然な流れで、仙台理容美容専門学校に進学することを決めました。専門学校を卒業後は仙台市内のサロンに入社し、そこで13年勤めた後に独立しました」
――独立するまで転職をしていませんが、13年勤めたサロンではどのようなことを経験しましたか?
「スタイリストになりたての頃は、サロンが老舗だったのでご年配の方が多く、客層と自分の年齢とのギャップに苦戦しましたね。白髪染めやパーマ、ブローなど、20代前半ではまだ技術が追いつかないこともあり不安で…。ただそこを避けて通るわけにはいかない環境が、逆に良かった。いっぱい経験を積めたことで、自然と苦手意識がなくなりました。あとは、“自分をブランド化”することに努力しました。サロンのディレクターからの教えで、“スタイリストが素敵だったら必ずお客様ができるから、自分がブランドになれ”とよく言われていたんです。でも、どうしたらそうなるのかが、分からなかった。最初はお客様も少ないので街でモデルハントをするんですが、なかなかつかまらず、心が折れることが多くて…。そんなときに、自分を指名して来てくれるお客様の存在がとてもありがたくて、本気で大事にしようと決めたんです。良いことも悪いことも、率直に伝えて真剣に向き合いました。そうしているうちに、お客様が友達や知人を紹介してくれて、どんどん指名が増えていって。誠心誠意対応してきたことが、いつの間にか自分の魅力になっていたんですね。そのサロンでは、さまざまな良い経験を積ませてもらえて、本当に感謝しています」
お客様の声をカタチにしたサロン
――『Hair Atelier Nico』のコンセプトを教えていただけますか?
「コンセプトは、“明日からが楽しくなる。毎日が笑顔になれる。自分に自信が持てるスタイルをお客様と一緒に考える、一生通える美容室”です。みんなそれぞれ素敵な個性を持っているんですが、自分では気付けないことが多い。それを私たちが一緒に発見していければいいなと思っています」
――店作りでこだわったところはありますか?
「物件選びにはこだわりましたね。お店は二階にあるんですが、全面ガラス張りになっているので、陽がすごく入る。緑が育つような明るい環境で働きたい希望があったので、ここに決めました。お客様からも“ここは、木漏れ日サロンだね”とうれしいお声も!もうひとつは“キッズルーム”。独立を計画しているときに、お客様にどんなサロンがいいかヒアリングしたときに多かったご要望でした。壁で仕切りを作ったスペースになっているので、授乳やおむつ替えもできるんです。今、利用者はすごく多くて、いつも子どもの声が聞こえます。お母さんが施術している間、子どもと一緒にお父さんもキッズスペースで遊んでたりしてますよ(笑)」
明るい店内にぴったりのキラキラした笑顔がステキな新田さん。後編は、お客様とのエピソードについてお伺いします。
Salon Data
Hair Atelier Nico
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3-6-13 プラザおおまちビル2F
電話:022-797-4155
http://hairatelier-nico.com/
Instagram: hair_atelier_nico
技術も接客も妥協しない!お客様に合わせたサロンワークが魅力の『Hair Atelier Nico』>>