お客さまと真摯に向き合う温もりのある美容室『Hair+Gallery HotStaff』
代々木八幡駅から、徒歩1分の距離にある美容室『Hair+Gallery HotStaff』は、親子で営む温もり溢れる美容室です。髪を切るだけでなく、さまざまな手作り雑貨が並ぶギャラリースペースもお客さまから人気を集めています。
今回は、スタッフの山田さんにインタビュー。雑貨を置き始めた経緯や、ヘアスタイル作りのこだわりなどを語っていただきました。前編では、お店のコンセプトなどについて伺います。
コンセプトは、“家のリビングのようにくつろげる空間”
――まずは、『Hair+Gallery HotStaff』のはじまりについて教えてください。
「1979年の3月4日、父が27歳の時にオープンしました。私がちょうどお腹のなかにいた頃のことです。ちなみに母も美容師をしており、両親の背中を見て育ったので、私は小学校の文集ですでに美容師になりたいと書いていました。サロンのコンセプトは、“家のリビングのようにくつろげる空間”です。2時間も緊張したままイスに座っているのはつらいものですからね。髪の毛を切りながら気兼ねなく雑談ができるような空間を作っています」
待合室に並ぶ一点もの手作り作品
――どのようなきっかけで、雑貨を置き始めたのでしょうか?
「7年ぐらい前に、姉の作品を飾るスペースを作ろうと思い、雑貨を置きはじめました。もともとは、今ほど広いスペースではなく片隅に飾ってたんですが、次第にさまざまクリエーターが集まってきて徐々に拡大し、気づいたらこんなに大きくなっていたんです(笑)。実はお店自体も木の板でできた壁など、手作りの部分が何か所もあります。友だちが、夏休みを返上してお店のリフォームを手伝ってくれたこともありましたね。ちなみに、ステンドグラスの傘で覆われたお店のライトは私がデザインしたものなんです。イメージを絵に書いて知り合いの作家さんと話をしながら形にしていきました」
100%植物性のカラー剤など、髪に優しい施術が魅力
――サロンのこだわりを教えてください。
「髪の毛を傷めない施術を心がけています。一度痛めた髪は、元に戻らないうえ、次の施術もしにくくなるんです。そこで、ヘナカラーという、100%植物性のカラー剤を使用するなど、皮膚へのダメージをできるだけ抑える施術を意識しています」
――他に、サロンの一推しはありますか?
「店長である父の人柄ですね。手前みそではありますが、お客さまに真摯に向き合う姿勢は、本当にすごい美容師だと思います。子どもの頃からいらっしゃっているお客さまが、結婚して父や母になっていく姿を見ると本当にうれしそうにしていて、美容師としてのサービスというよりも、とにかくお客さまのことを常に考えているんだと感じます。お店のクローズ後にお客さまと夜中まで話込んでしまうこともしばしばです(笑)。また、日頃からやりすぎではないかと思うほど、まわりに感謝しています。たとえば、お店の外をきれいにすると言って、外を掃除し始めたと思ったら、向かいのお宅のガレージを磨いていたんです。『いつもお世話になっているからきれいにする』と言っていました(笑)」
一点もの手作り雑貨は、プレゼントにも人気で、手ごろな価格も受け入れられている理由だとか。現在、ギャラリースペースには10人以上の作家さんの作品が並んでいます。「知り合いにクリエーターが多く、母の先輩や私の友だち、親戚に帽子職人もいます」と山田さんは話します。後編では、ヘアスタイルを作る際のこだわりや、印象に残っているお客さまの言葉などを伺います。
Salon Data
Hair plus Gallery HotStaff
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-52-6 渋谷ビル1F
TEL:03-3485-2847
http://www.hotstaff-salon.com.com/
もっと素直に家族への感謝を『Hair+Gallery HotStaff』>>