お客さまの骨格を生かし魅力を引き出す “小顔カット”が人気『K-two』
今回は、1990年に創業したヘアサロン『K-two』をご紹介します。東京をはじめ、名古屋、大阪、京都など全国に店舗を構える人気店です。幅広い年代のお客さまが信頼を寄せる『K-two』は、ヘアカットだけでなくさまざまなサービスを導入。また独自のブランド展開も支持を集める理由です。もちろん、ヘアスタイルの作り方にも『K-two』ならではのこだわりが詰まっています。
そんな『K-two』の魅力を、青山店の鈴木大地さんに語っていただきました。後編では、ヘアスタイル作りのこだわりや今後の目標などについて伺います。
お客さまの骨格に合わせたヘアスタイル作り
――ヘアスタイル作りのこだわりを教えてください。
「女性の前髪をメインに、骨格に合わせ長さや横幅などのバランスをコントロールしてヘアスタイルを作る“小顔カット”が特徴的です。たとえば、面長の方は前髪の幅を狭くするとより面長が強調されるので、全体のバランスを見ながら、きれいな卵型に見えるようにカットをします。もちろん、こちらの一方的な提案にならないように、お客さまの要望もしっかりとヒアリングしますね。また、前髪にも流行がありますから、お客さまの骨格と流行、そしてお客さまの要望が調和する髪型を作り上げていきます」
お客さまの信頼を得るには、常に自然体でいること
――どのような美容師が、お客さまから支持されるのでしょうか?
「自然体でいる美容師ですね。隙のないスタイリストよりも、人間らしさがにじみでている美容師のほうがお客さまも心を開いてくれますから。ちなみに、僕にもそういう時期がありましたが、若手は自分の技術力を高くみせようと背伸びをしがちです。もっと力を抜いて、仕事を楽しんだほうがお客さまもリラックスしてくれますね」
美容師の技術を社会のために
――美容師の魅力を教えてください。
「自分のスタイルを出せる点ですね。たとえば、自分が美しいと思うヘアスタイルを表現するアーティストタイプがいてもいいし、お客さまの髪質や好みに応えるデザイナータイプがいてもいいと思います。とにかくお客さまを楽しませるエンターテイナーがいてもいいんです。しかし、お客さまから評価されるヘアスタイルを作る点は変わりませんから、まずは確実な技術を身につけること、そして、人を惹きつける人間力を磨くことが大切だと思います。今は、さまざまな情報が溢れていますから、惑わされる美容師も多いと思うんです。消極的な姿勢でいると、ネガティブな情報が集まってきますし、前向きな気持ちでいれば、自然とポジティブな情報がキャッチできます。まわりに流されず、どんな美容師になりたいかを明確に持つことが大切ですね」
――最後に、これからの目標を教えてください。
「僕たちがお客さまのもとに足を運びたいですね。高齢化社会になり、これから美容室に来れない方が増えますから。ちなみに、昨年度はスタッフが老人ホームを訪れお年寄りの髪をカットしました。とてもよろこんでくれたので、これからも美容師の力をもっと人の役に立てて社会貢献をしていきたいです」
コンビニをチェックすると、流行が見えてくると言う鈴木さん。さまざまな商品を扱っているコンビニは、世のなかの動きが現れやすいんだそうです。たとえば最近は、プロテイン飲料の種類が以前と比べて倍増しており、自分の体に向き合っている人が増えていると感じたとのこと。「美容師は、お客さまとは違う生活リズムで暮らしているので、コンビニをはじめ一般の方が頻繁に利用する場所には、積極的に足を運び情報をキャッチするようにしています」と鈴木さんは話します。流行を取り入れつつも自分に合ったヘアスタイルを手に入れたい方は、ぜひ『K-two』に足を運んでください。
Salon Data
K-two AOYAMA
住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8ラ・ポルト青山8F
TEL:03-5778-3329
http://www.k-two.jp/salons/aoyama/
“すべての人にきれいを”提供するヘアサロン『K-two』>>