理想通りの美しいヘアスタイルを実現!新感覚エクステHAIR LOOP『BLT HAIR』
代々木上原駅から徒歩5分ほど、高い天井と大きな窓で開放的な美容室『BLT HAIR』。幅広い年齢層から支持を集めるサロンで、とくに好評なのが新感覚エクステHAIR LOOP(ヘアループ)です。特殊な人工毛を地毛に丁寧に結びつけて髪のボリュームアップができるヘアループは、カットやパーマでは不可能だったデザインを可能にし、理想通りの美しいヘアスタイルを実現することができます。
今回は、スタイリストの佐藤勝美さんと近藤智大さんに、ヘアループの特徴やその魅力について伺いました。前編ではサロンのメニューに導入した経緯などについて語っていただきます。
イギリスへの美容師留学を経て『BLT』をオープン
――まずは、『BLT』がオープンするまでの経緯について教えてください。
「オープンしたのは、2001年です。元々は、青山で働いていており『BLT』を立ち上げる前は1年間ほどイギリスで腕を磨きました。当時は美容業界の最先端がイギリスで、世界中から優秀な美容師が集まっており、私も世界のクオリティを肌で感じようと29歳の時に渡英したんです。ちなみに日本でレザーカットが主流の時代に、すでにロンドンではハサミとコームを使いカットするスタイルが生まれていました。ロンドンの美容師はとても素晴らしい感性と誇りを持っていましたが、日本を離れてみて改めて日本人の技術レベルの高さを実感しましたね。その後、2009年頃に近藤が入社し、現在は私を含め3人のスタイリストで営業をしています」
信頼を得ることが難しくなっている現在の美容業界
――青山で働いていた当時と今とで変化を感じることはありますか?
「私が青山で勤務していた頃は美容師ブームで、美容師が提案することはほぼなんでも受け入れられてしまう雰囲気がありましたが、現在はインターネットの普及もあり『こういった髪型を作りたい』と要望されることが増えています。お客さまが多くの情報を持っていますから、以前に比べて美容師が信頼を得ることは難しくなっているのではないでしょうか。これからは、さらにしっかりとした技術が求められるようになるかもしれません」
初めてヘアループに触れた衝撃
――ヘアループに初めて触れた際に感じたことを教えてください。
「正直に言うと、初めはヘアループにまったく関心がありませんでした。しかし知人から『絶対に参加したほうがいい』とすすめられたので、去年の9月に講習会に参加したんです。実際に実物を見学すると本当に衝撃的で、まず驚いたのはモデルさんがみんな若く、一般的なヘアショーのような雰囲気でした。私ははじめ増毛の一種だと思っていたので、どちらかというと高い年齢層をターゲットにしていると思っていたんです。次に衝撃だったのが、美容師として、長年髪の毛と関わってきたにもかかわらず、ヘアループと毛髪の区別がまったくわかりませんでした。さらに、ヘアループの形状記憶能力にも驚きましたね。ヘアループのファイバー毛はまわりの地毛を持ち上げ、ふんわりとボリュームを出すことや、クセ毛のように動きを演出することができます。また人毛と違い水分を吸収しないため、毛髪にかかる負担が少ないとも言われているんです。ちなみに、ヘアループの重さはおおよそ0.2~0.3gで、健康な髪の毛は1本50~60gの圧力に耐えることができると言われているんです」
ヘアループの重さはおおよそ0.2~0.3gで、髪の毛を抜くのには約50~60gの力が必要になるとのこと。そこで、髪の毛一本に対して6本ほどのヘアループを結ぶことができるそうです。後編では、実際にヘアループをつけ感じたことや今後の目標について伺います。
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