お客様のライフスタイルや興味を知ることができる会話が、満足度を高める「K-two Esola IKEBUKURO」村山結香菜さん

東京、名古屋、大阪など全国各地に展開するヘアサロン「K-two」。店舗ごとにコンセプトが異なり、洗練された大人の女性をターゲットにしているのが「K-two Esola IKEBUKURO」です。そこでチーフスタイリストとして働いているのが入社7年目の村山結香菜さん。

前編では学生時代に力を入れたことや、デビューに向けて取り組んだことなどについて伺いました。

後編ではスタイリストデビュー後のお話や、チーフスタイリストにキャリアアップできた秘訣などについて伺います。新人時代は「1ヶ月後、今よりも生産性を上げる」など短期間で結果が出る目標を掲げていたという村山さん。モチベーションが不安定になることもあったそうでしたが、定期的に達成感を感じることで成長を実感していたといいます。

今回、お話を伺ったのは…

「K-two Esola IKEBUKURO」チーフスタイリスト

村山結香菜さん

長野県出身。松本理容美容専門学校を卒業後、2019年に「K-two」へ入社。東京・銀座店を経て、現在は東京・池袋にある「K-two Esola IKEBUKURO」にてチーフスタイリストを務める。似合わせと骨格補正カットが得意。

インスタグラム

短期間の目標設定でモチベーションを定期的に高め、保つ

短期間で結果が出る目標を設定すると成長を実感しやすくモチベーションも保ちやすいと話す村山さん

――スタイリストとして、初めてお客様を対応したときの気持ちは?

不安はまったくなく、うれしさでいっぱいでした。アシスタント時代から顧客として連れ添ってくださったお客様にいい報告ができることも幸せだと思っていましたね。

――不安はなかったんですか。

そうですね。失敗したときは失敗したときに考えるという楽観的な心持ちでいたこともありますし、自分のモチベーションを高める手段が漠然とわかっていたので、不安は抱かなかったですね。

あと自分の施術に自信があったんです。アシスタント時代からスタイリストと同じレベルの施術を提供するように心掛けていたので、スタイリストになったからといってやるべきことは変わらないと思っていました。

――素敵ですね。具体的にモチベーションをどのように保っていましたか?

「1ヶ月後、今よりも生産性を上げる」などの短期的な目標を設定していました。結果が少し先の未来で出る方が達成感や成長実感を得やすいですし、繰り返し設定しやすいのでモチベーションを定期的に更新することができます。時にはメンタルが不安定になってしまうこともありましたが、少し先の未来で自分がどんな働きぶりをしているのか、当時も今もイメージしながら一生懸命がんばっています!

接客時は積極的に会話をすることで、順調なキャリアアップが可能に

お客様の理想を汲み取るために施術中は積極的な会話を心掛けているという村山さん

――現在、チーフスタイリストを務めているそうですがキャリアアップの秘訣は?

当たり前かもしれませんが、お客様1人ひとりを大切にした施術を繰り返してきたからこそチーフスタイリストに選んでいただけたのだと思っています。

――なるほど。具体的に施術中はどのようなことを心掛けているのでしょうか。

積極的に会話をすることを心掛けています。お客様に合わせたテンポや話題で会話を広げていくと、心地よさを与えられると同時にライフスタイルや興味のあることがわかってくるんです。そこで得た情報をベースに提案をすることで、お客様にとってより理想に近い施術やスタイルを提供できます。

――新人時代と現在を比べてみて、どのようなちがいがありますか?

喜びを感じるポイントが変わりました。「K-two」では全店舗スタッフの個人売上ランキングが出るのですが、新人時代はワインディングコンテスト同様に1位を目指したいという気持ちが強かったんです。一方で現在は、売上よりもお客様の満足度や喜びの時間を増やしたいという気持ちになっています。

美容師の方向性をみつけるなら写真撮影

新人時代はすべてのアドバイスを誠実に取り組んでみることが大切だそう

――最後に、新人時代を過ごしている方へのアドバイスをお願いします。

立場関係なくすべての先輩の指導やアドバイスをスポンジのように吸収し、誠実に受け止めるといいかもしれません。技術力の高いスタッフのアドバイスだからといって、自分の技術向上につながるとは限りません。練習の取り組み方ひとつとっても相性があるので、すべてを受け止めて一度チャレンジしてみて、そこから自分に合うものを選んでいくという意識が大切だと思います。

あとは、好きな世界観やスタイルを早めにみつけておくといいかもしれません。それを軸にすることで美容師としての方向性を決めることもできますし、磨くべき技術もみえてきます。

――好きな世界観やスタイルをみつけるにはどうすれば?

写真を撮影することでみつけられると思います。風景など美容師の仕事とはまったく関係のないものでも構いませんが、お客様に提供したスタイルやメイクがおすすめです。あとで写真を見返してみて、少しでも好きだと感じた雰囲気やスタイルを追求していけば美容師の方向性が定まってくると思います。また撮影した写真はSNSにアップすることで集客にもつながるので一石二鳥です。


村山さんが充実した新人時代を送れた3つのポイント

1.アシスタント時代から顧客獲得に力を入れていた

2.お客様の信頼を獲得するために薬剤などの知識を深めた

3.短期的な目標を設定してモチベーションを保っていた

終始、チャーミングな表情を浮かべながら新人時代のお話を聞かせてくださった村山さん。ワインディングコンテストなどさまざまなエピソードを聞かせていただくなかで、努力はもちろん他人への気遣いができる素敵な方なのだと感じました。今、新人時代を過ごしている方はぜひ参考にしてみてくださいね。


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K-two Esola IKEBUKURO
住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋5F
TEL:03-5957-3410

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