将来の可能性を慎重に考えながら挑んだ就職活動。祖母と母の期待に応えるため、根性で内定をつかむ「REEED」宮崎大弥さん
外苑前(東京)のビルに2店舗を構え、メンズ縮毛矯正をはじめとした優れた技術で注目を集める「REEED」。開業から5年目ながら、豊洲にも出店を予定しており、勢いを増しているサロンです。
今回は入社1年目になるアシスタントの宮崎大弥さんに、就職・転職活動について振り返っていただきました。元々、メンズ美容師として活躍したい気持ちが強かったという宮崎さん。しかし美容師としての可能性を広げるために熟考した結果、就職活動ではメンズサロンには絞らず幅広くサロンを探したといいます。
第1志望のサロンには落ちてしまうものの、求人が出ていなかったサロンに電話をして面接を受けるなど、根性で内定をつかみます。その背景には美容師になるために背中を押してくれた、祖母と母の思いに応えたいという気持ちがあったそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「REEED」/アシスタント
宮崎大弥さん

美容専門学校を卒業後、某有名サロンに入社し、2年ほど経験を積む。2024年に「REEED」に転職。現在はアシスタントとして、技術を磨いている。
母の手によってガタガタな髪型に!? ピンチで知った美容の可能性

――宮崎さんが美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。
中学のときにヘアセットにハマったことがきっかけです。高校を受験するタイミングで、中学の先生から「髪の毛がボサボサだから、切ってきなさい」と急に言われ、時間もなかったので母親に切ってもらったんです。すると、髪の毛がガタガタになってしまって……。
――それは大変でしたね(笑)。
何とかしようと思い、今度は自分で切ってみたところ、さらに変な髪型になってしまいました(笑)。結局、受験はそのままの状態で受けたのですが、残りの中学時代を変な髪型で過ごしたくないと思い、助けを求めたのがヘアセット専門サロンでした。
担当してくださった美容師さんの手でそれなりに見えるように髪を整えてもらうことができ、まるで魔法のような技術に驚きました。そこから自分でも髪のセット方法を解説したYouTube動画をみて、練習をするようになったんです。
――そのことがきっかけで美容師を目指すようになったんですか?
すぐに美容師になろうと決めたわけではなかったのですが、YouTubeを自宅のテレビで見ることが多かったので、その姿を見た母から「美容師を目指してみたら?」とアドバイスをもらいました。
ヘアセットの方法を学んで、学校の友だちのセットもしてあげるようになると、みんながとても喜んでくれたのがうれしかったこともあり、美容師を目指そうと思いました。
――専門学校はどのように選びましたか?
僕は熊本出身なのですが、就職は東京でしたいと考えていたので、祖母からのアドバイスもあり、東京の専門学校に通うことにしました。祖母と母が進学や上京のための金銭的な支援をしてくれるというので、学校はなるべく学費の安いところを選びました。
――美容専門学校時代に力を入れていたことは?
僕が専門学校に通っていた時期はコロナ禍で、イベントや行事はほぼ中止されたので、国家試験の準備のために通っているような状態だったんです。なるべく学校にはきちんと通い、試験で着実に結果を出すことを心掛けていました。
ですが僕は手先が不器用で、とくに実技のテストでは赤点を取ってしまうことも多かったんです。ただ一度だけ校内のワインディングコンテストで銅賞を取ったことがあり、そのときは周囲も驚いていましたね。
――そのときはどのようなことを努力をされたのですか?
前日に動画をみて、イメージトレーニングを何度も繰り返しました。ません(笑)。
メンズサロンへの思いを封印して挑んだ就職活動

――就職活動を意識し始めたのはいつごろですか。
情報収集やサロン探しを始めたのが2年生の春ごろ、実際に第1志望のサロンに応募をしたのが夏ごろでした。
――サロン選びで重視していたポイントは?
美容専門学校に入った当初から考えていたのは、メンズサロンに入ることでした。しかしさまざまな人の話しを聞くうちに、悩み始めてしまって。美容師になった際に対応できるお客様の幅が広い方が活躍もしやすいのではないかと考え、メンズサロンに絞らずに就職活動を進めることにしました。
――メンズサロンに限定しないとなると、さらに選択肢が広がると思いますが、第1志望のサロンはどのように決めたのですか?
少し幼い理由かもしれませんが、せっかく祖母と母の協力もあって上京したので、誰もが名前を知っているサロンに入りたいという気持ちが強くありました。そこでサロン選びの基準のひとつ目としては、ある程度知名度の高いサロンであるということ。気になるサロンがあれば実際に足を運んで雰囲気を確認し、応募先を探していました。
第1志望に選んだサロンは名前を知られていましたし、サロン見学に行った際、メンズのスタイルで活躍しているスタイリストの方がいることを知って。とくにメンズサロンに絞らなくてもこういった活躍の仕方もあるんだと気づき、応募をすることにしました。
――そのサロンから内定をもらうことはできたのですか?
最終面接までは進むことができたのですが、結果的に落ちてしまいました。夏ごろから書類選考、面接などそれぞれの選考過程が月に1回ずつゆっくりと進んでいったので、落ちたと分かったときは冬になっていまして。すでにほとんどのサロンは応募を締め切ってしまっていたので、途方に暮れました。
緊張感漂う面接。意地でつかんだ内定

――そこからどのようにして、1社目のサロンへの就職を決めたのですか?
そこから必死で就職先を探し始めて、気になるサロンが1社見つかったのですが、採用情報には新卒採用は終了していると書かれていました。でも、あきらめきれずに事務所に電話をして面接を受けさせてほしいとお願いしたところ、採用担当の方が履歴書を送るように言ってくださり、面接を受けることができたんです。
――面接で印象的だったことは。
1次では人事部の方と、2次ではそこに会長と社長が加わって面接を受けたのですが、圧迫面接とまではいかないまでも、かなり緊張感が漂う時間でしたね。
たとえば志望動機についてお話ししても「その理由だったら、うちの会社でなくてもいいですよね?」みたいなことを言われたり……。ただでさえ急遽面接が決まり、十分な準備ができていなかったので、その言葉に対してうまく返すことができませんでした。だから、内定の連絡をいただいたときは、心の底からほっとしたことを覚えています。
後編では、「REEED」への転職体験について伺います。1社目に入ったサロンで美容師としての学びは得ながらも、メンズサロンへの思いが捨てきれずに、ここにいていいのかと葛藤していたという宮崎さん。勇気を出してメンズサロンに転職したことで、理想とする美容師の姿に近づくことができ、今は充実した毎日を送っているそうです。
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REEED
住所:東京都港区北青山2-13-4青山MYビル3F・5F
TEL:03-6910-5242
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