本当に欲しい人材って?採用担当のホンネ【Rougyヘアデザイナー 二階堂雪さん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回、ホンネを教えてくださるのは、モードな感性に絶妙なヌケ感をミックスしたスタイルが人気のヘアサロンRougy。ご自身もトップスタイリストとして活躍する二階堂雪さんに、採用担当者としてのホンネをうかがいました。
今回お話を伺ったのは…
Rougyヘアデザイナーの二階堂 雪さん
1984年生まれ。群馬県出身。Rougyの創業より参加する。サロンワークだけでなく、雑誌やWEBマガジンの撮影、セミナー講師など幅広く活躍。
「お客さまに愛される。明るい人材を探しています」
—-Rougyの歴史を教えてください。
都内の某サロンから、現在のオーナーと店長、そして私が独立。当時は総勢10名でオープンしました。現在はスタイリスト5名、アシスタント9名が在籍しています。創業当時から、お客さまに心を込めて笑顔で接客すること、お客さまは何を求めていらっしゃるのか常に気配りをすることにこだわってきました。なので、アシスタントにも「挨拶をしっかりすること」、「隅から隅まできちんと掃除をすること」の2点を徹底してます。どうってことのない、当たり前のことだと思われがちですが、実はこの基本的なことが、お客さまの対応に繋がっているんですよ。
—-二階堂さんが人事を担当することになって、変わったことはありますか?
面接するとき、どんな質問をすれば、その人の考え方や個性を引き出せるのか…ということを考えるようになりました。人に聞いたり、本を読んだり、いろいろと模索しています。
—-Rougyが求めているのは、どんな人物像ですか?
まず、明るく元気なこと。あと、この仕事は体力勝負なので「健康」なことも重要です。入社して間もない時期は分からないことだらけなので、先輩たちに怒られて当然。怒られたり、注意されるたびにクヨクヨ落ち込まないで、何ごともポジティブに受け止められる人がいいですね。落ち込まれちゃうと、サロンの雰囲気も暗くなってしまいますから。
それから、継続力と積極性も欲しい。挫折することは、誰にでもあります。そんな時こそ、投げ出したり諦めたりしないで、続ける努力が必要だと思うんです。続けるうちに、いつの間にか成長していますから。そのためには、積極性も大事。じっと待っているだけでは何も変わりません。先輩の技術を真似たり、教わったり、いろいろな知識をどんどん吸収してほしいですね。
—-面接や試験で重視していることを教えてください。
質問に対して、ハキハキ元気に答えられるかどうか…です。質問されそうなことを想定して、考えをまとめておくのは構いませんが、答えを丸暗記されちゃうと、困りますね。別に「上手くまとめよう」としなくてもいいんです。「入社したら、こんな事をしたい」、「自分の長所はこんなところです」など、自分の思っているままを語ってほしい。ちゃんと自分の意見を持っていて、それを伝えられるかどうかを見ているので。
もうひとつ重視しているのが積極性ですね。積極性があるかどうかは、面接していると何となく分かります。積極性がある人は、入社してからグングン伸びるんです。
面接したときに比べて、みるみる変わっていく姿を目の当たりにするのも面白いですよ。
—-このサロンに入社したら叶うことを教えてください。
技術的にはレザーカットを習得できます。あとは、サロンワークだけではなく、WEBマガジンや雑誌などの撮影、ヘアショーの現場を体験できること。こうした経験が積めるのは大きなメリットだと思います。
ほかにはセミナーを開催しているので、セミナーの内容はもちろんですが、イベントの運営方法も学べます。
逆に、「こんな事を学びたい!」とか積極的にアピールしてくれるとうれしいですね。私たちでは気づけない、新しい発見があるかもしれませんし。
Salon Data
Rougy(ロージ)
住所:東京都港区南青山3-10-32 Aoyama Morita bldg1F
TEL:03-6804-6082
定休日:月曜、第3火曜(月曜が祝日の場合は火曜に振り替え)