加圧インストラクターの将来性はどれぐらいある? トレーナーの需要についてお伝えします

加圧トレーニングは、専用のベルトと加圧器具で適切に圧をかけることにより、軽い運動だけでも、体を鍛えることのできるトレーニングです。

加圧トレーニングを素人がひとりで行なうことはとても難しく、加圧トレーニングをするには専門の知識を身につけたトレーナーが必要になります。

最近では、健康や美容目的でジムに通う方が増えており、加圧インストラクターが足りない状況で、新たな人材が必要とされています。

今後も仕事が増えていくことが期待できる職業ですが、実際どういう人に需要があるのでしょうか。

ここでは、加圧トレーニングの需要と、将来性について詳しくご紹介しましょう。

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加圧インストラクターの将来性はどれぐらいある?


加圧トレーニングとは、日本から始まったトレーニング方法だということを知っていましたか?

もともとボディービルダーに憧れていた佐藤義昭先生が、腕や足の付け根に圧力をかけることで効率的にトレーニングできるということを発見し、1995年に東京大学の研究チームと共同開発したのが始まりといわれています。

その後、2008年に日本の研究チームとアメリカとの共同プロジェクトが発足してからは、世界中で研究が行われています。

医療業界で注目が集まる加圧トレーニング

エクササイズやトレーニングのイメージが強い加圧トレーニングですが、最近では医療業界でも本格的に取り入れられています。

国によっては保険診療として認められているところもあるほどで、日本でも、将来的に医療業界でリハビリなどに使われることが期待されています。

プロも実践しているトレーニング

加圧トレーニングは、普通のトレーニングでは鍛えられない速筋と遅筋を一緒に鍛えられたり、怪我の間でもできるトレーニングがあったりと、多くのプロアスリートの練習メニューに加えられています。

たとえば有名なアスリートでいうと、世界陸上で活躍したガトリン選手やメジャーリーガーのヨエニス・セスペデス選手もトレーニングの一環として利用しているそうです。

世界最大級トレーニングジム「ゴールドジム」での導入

世界中にジムを展開するゴールドジムは、加圧トレーニングの「KAATSU JAPAN社」と業務提携を行い、国内50店舗以上もあるジムのなかに、加圧トレーニングのサロンをオープンしています。

ゴールドジムのような大手ジムが加圧トレーニング取り入れたことによって、今後さらに加圧トレーニングの認知は広がっていくことでしょう。

加圧トレーニングの需要は増加している


加圧トレーニングは、手腕と足の付け根を専用のベルトで適切に血流を制限し、圧力を加えることで血管の収縮・拡張がおき、末梢神経まで血液を届けられた状態で運動をすることができます。

また圧力をかけることで、多少の運動でも大きな運動をしている、と脳が錯覚を起こし成長ホルモンなど多くの成分が分泌されるようになります。

そのため加圧トレーニングは普通のトレーニングよりも、「ダイエット効果」「血行促進」「回復力アップ」「筋力アップ」「若返り効果」の5つの効果にすぐれているといわれています。

その効果はフィットネス業界だけでなく、医療や美容の分野からも注目されており、今後利用者が増えていくことが予測されます。それでは、具体的にどのような人たちに需要があるかをご紹介しましょう。

医療での需要

入院中の患者や高齢者は、運動不足から筋力が落ちており、ちょっとしたことで怪我や骨折をしやすくなっています。毎日トレーニングができればそういった怪我も減るのですが、激しい運動ができない人も多く、問題になっていました。

加圧トレーニングであれば、かんたんな運動でも圧力をかけるだけで大きな筋トレの効果が得ることができるため、運動することが難しい人にこそ向いているトレーニング方法なのです。

病院の治療・リハビリ

加圧トレーニングの5大効果のなかには「回復力アップ」があるように、骨折や肉離れしてしまった人などがリハビリとして加圧トレーニングを行なうことで、通常より早く治すことができると言われています。

幹細胞の分裂速度が圧力を与えることで速くなるということが証明されており、人が細胞を作る速度が速くなるということは、怪我した部分が早く治り、治療として効果があるということを証明しています。

またアメリカの国防総省でも、加圧トレーニングは米軍のリハビリやトレーニングに取り入れられているほどです。

老人ホームや介護施設でのトレーニング

加圧トレーニングは医療のほかに、介護福祉の現場でも活躍しています。加圧トレーニングなら10~20分運動を行なうだけで効果が出やすくため、体力に自信のない方でも気軽にはじめることができます。

年齢が高くなると、血の巡りが悪くなってきます。そこで、加圧トレーニングを行なうことで血管がスムーズに収縮・拡張できるようになり、血流がよくなるのです。

加圧トレーニングは予防医学として、高齢者の体力づくりを手助けするためにぴったりなトレーニング法といえるでしょう。高齢化が進み、高齢者の数が増えているため、将来的にも需要が増えることが予想されます。

また、加圧トレーニングに使用する器具は、基本的に専用の加圧ベルトとコンパクトな加圧器具以外にはなにもいらないため、老人ホームなどに加圧インストラクターが出張するスタイルが多いようです。フットワークの軽さも加圧トレーニングのよいところといえるでしょう。

美容での需要

ジムのマシンで時間をかけて苦しい思いをするよりも、効率的に体を引き締めることのできる加圧トレーニングは、女性の間でも話題になっています。

ダイエット

ダイエットで重要なのは「痩せる」ことよりも、自分の体を太りにくい体質に変えていくことです。

痩せたいだけなら食事制限や急激な運動をするだけでよいのですが、ふだんから意識していなければ、あっという間に体重はもとに戻ってしまいます。

加圧トレーニングをすることで、筋トレの効果で筋肉量が増え、脂肪が付きにくくなります。

さらに、脳の錯覚により、体を太りにくい体質に変えてくれる成長ホルモンの分泌も増えるため、痩せやすく太りにくい「理想の身体づくり」にも適しているといえるでしょう。

アンチエイジング

また成長ホルモンには「若返る」「肌がきれいになる」「老化防止」といったアンチエイジングの効果もあります。

女性の間で加圧トレーニングが注目されているのもうなずけるかと思います。

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加圧インストラクターはほかの仕事と比べるとリスクが少ない


フィットネスの仕事の種類にはアクアエクササイズやエアロビクス、ボクササイズなどさまざまな種類がありますが、そのなかでも加圧インストラクターをおすすめするのは、将来の需要も見込めることに加え、仕事そのものにも多くのメリットがあるからです。

自分の身体だけで仕事ができる

加圧トレーニングに必要な道具は手足につける専用ベルトとコンパクトな加圧器具のみで、大きなトレーニングマシンや広い場所がなくても行なうことができます。

筋トレができるスペースがあり、トレーナーさえいれば、小さなスタジオでも、ワンルームの部屋でも仕事ができるのです。

加圧インストラクターの数が少ない

まず、加圧インストラクターになるためには「KAATSU JAPAN」のインストラクター資格を取る必要がありまが、その資格取得に時間がかかってしまうなどの理由から、加圧インストラクターの数はまだまだ少ないのが現状です。

つまり、加圧インストラクターの需要が高まっている今、早い段階でこの職につくことは、ポジションを確立することができます。

現代の若者の健康・美容への興味や医療・介護福祉現場での活躍などを考えると、今後の需要も見込め、リスクが少ない職業といえるのではないでしょうか?

能力次第で収入を増加させることも可能

加圧インストラクターの給料はインセンティブ(能力給)が付くことが多く、資格を取得したり知識や技術を高めるなどの努力次第では、お給料を増やすことも可能です。

健康志向の増加によって加圧インストラクターは将来性が高い仕事です

健康ブームにより、ジムで体を鍛えたいという人は以前よりも増えています。体を鍛える方法はいろいろありますが、加圧トレーニングは、アスリートや一般の方から体の不自由な方まで幅広く利用されています。

需要の高まる加圧トレーニングですが、まだまだインストラクターの数そのものは少ないのが現状です。今後、医療や介護福祉の現場でも活躍されると予想される加圧インストラクターは、将来性のある仕事といえるのではないでしょうか。

また、自分の体の健康のためにも役立てることができるため、加圧インストラクターになるために身につけた知識や技術は、加圧インストラクターを辞めたとしても無駄にはならないでしょう。

監修:KAATSU JAPAN(http://www.kaatsu.com/

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