誰かの力になれていると実感できる瞬間がある IPSAレシピスト大野友也さん#2
IPSAの化粧品で長年の肌悩みから解放されたレシピスト大野友也さん。社会人から美容専門学校で学び直し、憧れのIPSAに採用されます。「肌がきれい」と言われた感動体験を同じ悩みを持つ人に広めたい。その人その人に合ったラインナップをカスタマイズできるIPSAで、その確固たる思いを実現している大野さん。勤務先の千葉そごう店には名指しでお褒めの電話が入るという人気の美容部員さんにお話を伺いました。
お話を伺ったのは…
IPSA レシピスト
大野友也さん

社会人になってから美容に興味を持ち始め、独学で勉強していくうちに美容部員に憧れを抱く。美容職に就くために地元を離れ、スキンケア専科の専門学校に入学。卒業後IPSAに入社。千葉そごう店勤務2年目の23才。
主語をお客さまにした接客を心がけて

――接客の楽しさはどんなところですか。
もともと購入の意思がなかったお客さまが、自分の話を聞いてそれに納得して化粧品を購入いただいたときは嬉しいですね。あまりの嬉しさに、最初のときは専門学校の先生に報告に。先生は「おめでとう。よかったね」ととても喜んでくれました。
お客さまが再来店されて「聞いた通りにスキンケアしたらこんなにきれいになりました」と伝えてくださるのもすごく嬉しいです。ご案内した通りにケアしてくれて、自分のことを覚えていてくれて、さらにそれを報告しに来てくださる。誰かの力になれていると実感できる瞬間ですね。
――大野さん宛に「お客さまが喜びの声をわざわざ電話で伝えてくださる」と人事の方から伺いました。接客ではどんなことを心がけていますか。
いつも主語をお客さまにして考えるようにしています。いまその方に必要なものだけをご案内することを常に意識しています。
紹介したい商品はたくさんあるのですが、忙しそうな方だったらなるべく簡単にできるケアを、学生の方には無理のない範囲のケアを提案します。現在使われているものをお客さまにお聞きして、必要ないものを使われていたら「いまは一旦これをお休みして、いまのお客さまの肌にはむしろこういうケアがおすすめですよ」とご案内することも。
男性美容部員のメリットは印象に残りやすいこと

――面接時、周りは女性ばかりで不安だったということですが、男性美容部員ならではのメリットは?
やっぱり印象に残りやすいことはメリットだと感じます。千葉そごう店化粧品売り場でも男性美容部員は2~3名程度、IPSA全国でも男性レシピストは3人しかいません。さきほどのお褒めの声も「男性の方が」ということでお電話いただくので、印象に残ることはいいことかなと思います。
――逆にデメリットと感じることは?
男性が苦手なお客さまもいらっしゃるよねと他ブランドの男性美容部員の方と話したことがあります。明らかに避けられているなと感じるときは、近づきすぎないよう距離感に気をつけて、そこはもう先輩方にお任せします。
――男性のお客さまは多いのでしょうか。
最初は少なめでしたが、最近増えてきたように感じます。男性にも美容が広まっていることもあると思いますし、「男性が店頭に立っていると入りやすい」という嬉しいお声も。そういう方の力になれるのはすごくありがたいですね。
それぞれに合うラインナップを組み立てられるのがやりがい

――IPSAの働きやすさはいかがですか。
伸び伸びと仕事ができていて本当に働きやすい環境だと思います。カウンセリングの時間を十分にとれるのでお客さまの話をしっかり聞けて、たくさんお話できることが楽しいです。あと志望動機のひとつでもあった、その人に合うラインナップを組み立てられるところにとてもやりがいを感じています。
――休日はとりやすいですか。
なるべく長い連勤にならないようにシフトを組んでくださるので、休みはしっかりととれます。疲れもたまらずありがたい環境ですね。
――思ったのと違ったことは?
嬉しい誤算がありました。レシピストとして店頭に立つ前は、自分がご案内することでお客さまにご満足いただけるかどうか不安でした。でも接客がはじめての僕にも優しいお客さまばかりです。
――大野さんにとって転職はどんな体験でしたか。
美容専門学校に行くために長野を離れるときは、「そんな不安な道を行くの? 一人暮らしできるの?」と親にはすごく反対されました。でもいまは、自分と同じような肌悩みをもつ人に寄り添えているなと実感しています。こんなにやりがいを感じられて、楽しく仕事できているのは転職したからこそ。あのときの決断は間違っていなかったと思えます。いまは親もすごく応援してくれています。
――最後にこの業界を目指す方にアドバイスをお願いします。
僕は男性としてこの業界に転職しました。いまはスキンケアやメイクをする男性も珍しくなくなってきましたが、男性美容部員が増えていくことで、もっともっと男性のお客さまも入店しやすくなって、美容の世界も広がっていくのでは。美容に興味がある男性がいたら、ほんの少しの勇気を出して飛び込んでみて。一緒にがんばりましょう。
大野さんの就活3大ポイントは
1.「同じ悩みを持つ人の力になりたい」という強い意思
2.IPSAの化粧品で肌がきれいになった実体験
3.第一志望の採用試験を最初に受ける
営業終了後の百貨店におじゃましてのインタビューでしたが、お話に出てくるであろう商品を準備してくれていたり、背景のディスプレイを調整してくれたり。そんな細かな気配りに「主語はお客さま」という接客が目に見えるようでした。
撮影/山田真由美
取材・文/永瀬紀子
-min.jpg?q=1)
-min.jpg?q=1)


-min.jpg?q=1)
