流行を取り入れつつお客様の要望を実現『RITA Hairs』
心斎橋から3分という好立地にあり、ハイクオリティな技術とセンスでお客様の希望に応えてきた「RITAHairs」。そのカット技術、スタイリング提案、髪質改善など、さまざまなメニューにおいて、ネットの口コミでも軒並み高い評価を得ています。「オープンまでにはさまざまな苦労があった」と語るオーナーの須恵清光さん。インタビューを通じて、あらためてこの店の魅力を探ってきました。
白紙の状態からたった1か月でオープン
――まずこのお店をオープンしたきっかけを教えてください。
もともと務めていた会社があって、確か6年ぐらい務めて店長をさせてもらっていたのですが、27歳の時にその会社が大きくなるにつれて、美容師主体ではなく経営重視の会社になってきたのです。結果として美容師が冷遇されてしまうような状況になって『どうしようかな』と考えた結果、その会社にいた同僚と共に独立して、アメ村に店を出したんです。
――このRITA Hairsを出される前に、一度別の店を立ち上げた、ということでしょうか?
そうです。もともと僕は特殊技術が得意だったこともあってエクステンションなど特殊技術を求めて来られるお客様も多くいました。当時ギャル寄りのスタイルも流行っていましたし。
――そのお店はどうされたのでしょうか?
そこでも6年間やっていたのですが、共同経営者とうまく行かなくなって辞めてしまいました。それが2010年9月ことです。退職金も何もない状態で辞めてしまったので、まったく白紙の状態に戻ってしまいました。
――そこからこのお店のオープンにこぎつけた、ということでしょうか。
そうです。その店を辞めてから死に物狂いで動き回って、1か月ぐらいであらためて自分の店としてここをオープンしました。資金も十分ではなく、最初は場所も人も何一つ決まってなかったんで、もうその間で10数kg痩せましたね。。。
――たった1か月でこの店をオープンさせたというのは驚きですね。
実はここ、僕が学校を出てから最初に働いた店があった場所なんです。あらためて自分の店を出す時、この場所いいなぁ、とは思っていたのですが、調べてみると別の店が入っていて諦めていたのです。でも実はちょうどその店が撤退するところだったようで、すぐ空き物件となったのでこちらに店を出すことができるようになったんです。
あらゆる要望を吸収できる技術が魅力
――なるほど。では、この店をオープンされる時、どんな店にしたいと思われていましたか?
「まずは自分に付いて下さっているお客様がいましたので、その方々のニーズにしっかり応えられる店にしたいと思いました。だからカットやカラーといった基本メニューを中心に、トータル的に高い技術を持った店にしたかった。それは何とか実現できていると思います。もちろん流行を意識してそれも取り入れてはいますが、何か一つの流行にこだわることなく、常にお客さんの求めに応じられる店づくりにしています」
――例えば、スタイル提案における特徴はありますか?
「今言ったように基本的にお客様の希望を叶えることが大切で、あらゆるスタイルを提案できるようにしていますが『ありがちではないヘアスタイルにしたい』という要望も多く、僕らもスタイル提案をどんどんしていくようになって、結果として小顔ショートなど個性的なスタイルを求められるお客さんも多くなりました」
ショートで問われるカットの技術
――ショートになればなるほど、カットの技術が問われると思いますが。
「そうですね。失敗すると取り返しがつきませんから。この店のスタイリストたちは、ショートでも希望に沿えるだけの技術を持っています。さらに施術後もスタイルが維持できるような再現性の高さも意識しています。ご自身でも簡単にスタイルがまとまるカットにする、カラーであれば色持ちを良くする、など、一歩先まで考えたスタイルを特徴としています」
――髪質改善といった希望にも応えられているのですか?
「もちろんです。もともと縮毛矯正のストレートパーマは得意だったこともあり、それで悩まれていて、他店で失敗されて来られるお客さんも多いです。ショートもそうですけどね。他店で失敗された方が最終的にこの店に来られる、という流れです」
お客様のあらゆる要望に応えることを指針とし、さらにそれに応えることができる技術を用意しているRITA Hairs。後編では、オーナー須恵清光さんに、カラーやヘッドスパなどさらなるメニューについてお聞きすると共に、スタッフとして働く場合のこの店の方針などをお聞きしたいと思います。
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