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学び・キャリア 2019-06-16

お客様との時間を大切にするプライベートサロン『KONRON』#1

仙台駅から歩いて15分。街路樹が美しい五橋通沿いにたたずむ『KONRON(コンロン)』は、2019年7月で15周年を迎える、リピーターの多いヘアサロンです。前編では、代表の桃野功一郎さんに美容師を志した高校時代から現在のサロンを構えるまでを伺いました。

サロンで働きながら資格を取得

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—-美容師を志したきっかけはありましたか?

「最初は、洋服のスタイリストになりたかったんです。親に相談したら、『友達にかっこいいとかおしゃれとか言われているくらいのセンスじゃ、スタイリストにはなれない』と反対されて…。プロの世界は厳しいということを伝えたかったのだと思います。そう言われて、なんか納得してしまって諦めたんです。その頃に通っていたサロンの店長にそのことを話すと『じゃ、美容師になったら?』と美容業界を勧められました。好きな洋服を着て、好きな音楽を聴いて仕事ができるっていいなという軽い気持ちで、美容師の道へ進むことを決意。親にはまた反対されたのですが、今度は自分の意思をちゃんと貫いてみようと思い、高校3年10月に卒業見込みが出ると仙台理容美容専門学校の通信課程に入学しました。サロンで働くことが入学の条件のひとつだったので、同時にアルバイトも始めました」

—-アルバイト先のサロンはどのようにして探したのですか?

「仙台の色々なサロンを探してみたのですが、働いてみたいお店がなかなか見つからず…。たまたま、子どもの頃によく遊んでいた幼馴染のお兄さんがサロンのオーナーだったので、そこで働かせてもらうことになりました。最初は断られたのですがその人がとてもカッコよくて、“働くならそこのサロンしか考えられない!”と思い頼み込みました。高校卒業後は社員として採用していただき、結局丸5年お世話になりました」

アシスタント時代を支えてきたもの

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—-社会人としてサロンに入社してみて、どのような心境でしたか?

「わりと気軽な気持ちで飛び込んだ美容業界だったので、イメージと現実とのギャップを感じました。練習は毎日同じことの繰り返し、給与も低いのに勤務時間は長い…など、数えればきりがありません。美容師という職業は一見華やかに見えますが、現実は地味で単調な業務が多い世界。毎日辞めたいって考えていましたね」

—-それでも続けてこれたのはどうしてですか?

「練習をしたことがすぐに施術で生かすことができて、よろこんでもらえるという仕事にやりがいを感じたからです。スタイリストになってからは、美容業界がバブルの時代と重なったこともあり、しっかりと仕事をしていれば、お客様がお客様を次々と紹介してくれて顧客が順調に増えていったことも大きかったですね」

完全予約制サロンを立ち上げるまでの道のり

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—-どのような経緯で独立を決意したのですか?

「26歳で結婚したことを機に、独立を初めて意識しました。これから家族を養っていかなければと考えたときに、規模の大きい会社なら年齢を重ねてもポジションがあるかもしれないけれど、個人経営のサロンだと難しいかなと感じました。またそれと同時に、完全予約制のサロンを経営してみたいという想いもあって。サロンって予約制にしているところが多いですよね。でも実際は、飛び込みのお客様がいらっしゃれば、その時間に目いっぱいお客様が入っていても、入れてしまうケースがあったりするんです。余裕があるときは、もちろん受け入れるのが当たり前ですが、一度に5人くらい担当すると完全にキャパオーバー。カットだけパッとして、ほかの施術はすべてアシスタントにおまかせというのは、あまり指名制の意味がないなと思っていました。当時勤めていたオーナーとも話し合いを重ねた結果、自分でやるしかないなって。それからお客様に『30歳には独立するから応援してね』と伝えて、後戻りできない環境にあえて自分を置きました」

—-独立を決めてからは、どのように行動したのでしょうか

「貯金がなかったので、まずは資金をつくることを考え、給与の良い会社へ転職。面接のときに、独立資金を貯めることが目的と正直に伝えたら、『おもしろいね!』と好意的に受け取ってもらえました。そのサロンの店長が独立するときに、一緒に働かないかと声をかけてくれたので、立ち上げから手伝いました」

—-立ち上げを手伝ったのは、桃野さんの独立のためにも良い経験になりましたね

「そうですね。ゼロからのスタートを見れたのは、すごく良い勉強になりました。そこでは、お店のデザインも任せてもらえたんです。結局2年間そこでお世話になり、その後独立しました」

—-お店のコンセプトを教えてください

「完全予約制なので、お客様一人ひとりとの時間を大事にということだけです。うちから、何かを発信したいとか変えたいとかは考えていません。大きなサロンでは、味わえない空間というのも楽しんでもらいたいです」

お客様がよろこぶ姿を励みに経験を重ね、自分の店を構えるまでに至った桃野さん。後編では、カウンセリングで心掛けていることやスタイリストを目指す人へのメッセージを伺います。

▽後編はこちら▽
お客様が心地よく過ごせる隠れ家サロン『KONRON』#2>>

Salon Data

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KONRON

住所:宮城県仙台市青葉区一番町1-5-16 SE BLD.1F
TEL:022-265-1669

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