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コラム・特集 2019-06-22

師匠から学んだ技術が自分の武器 私の履歴書Vol.13【Cocoon SAKURA】#2

一人ひとりの髪質にとことん向き合い、ブローに頼らずドライのみで決まるスタイルを作り上げるCocoon。ディレクター・SAKURAさんは数々のヘアカタログや雑誌に掲載され大忙しの日々を送っています。前編では、東京の洗練されたサロンで働くことへの憧れを抱き、美容師になるまでの道のりを伺いました。後編では、「技術を持った美容師」像を目指すきっかけとなった、師匠に対する想いなどを熱く語っていただきました。とにかく技術を磨きたいと想いを語る様子は、明るい雰囲気から一転、真剣な眼差しへと変わっていきました。

師匠との出会い、Cocoonへの入社

VAN師匠に「“でも”禁止令」を出されていました(笑)

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――Cocoonに転職するきっかけは何だったのですか?

一社目を辞めようとしていたタイミングでたまたまCocoonオープンの話を知り合いに聞いたんです。正直、美容師を続けたいなど深く考えずに面接を受けたんですよ。貯金もなく働くしかない状態だったので。もし面接に受かればそのまま東京に残って美容師をやれということだなと思って。面接では、代表のVAN(以降師匠)に「オープニングだから楽しそうだと思ってるでしょ?」と自分の甘い考えを見透かされました。でも、面接をした数日後に内定の結果をもらえたんです。

――Cocoonへの入社が決まったことで美容師としての道を再確認したのですか?

Cocoonに入社するまで2ヶ月ほど間があいてしまい、派遣で美容師のアシスタントをして色々なサロンを回っていたんです。そんな自分の行動を以って、「やっぱり自分は髪に携わる仕事がやりたいんだな」と改めて気づきました。その2ヶ月でCocoonで働く決意が固まったような気がします。

――Cocoonに入社してから大変だったことを教えてください。

Cocoonでの一年目はとにかくキツかったです。前の職場の同期がすでにスタイリストデビューしていたので焦っていました。その上、Cocoonではカットの取得が一からやり直しだったんですよ。自分が今まで見てきた技術と全然違ったので、こう切ったらどんな仕上がりになるのかというイメージがつかなかったんです。「何のためにこういうカットをするの?」って思いながらやってました。師匠にはよく突っかかってましたね~。しまいには「“でも”禁止令」を出されましたよ(笑)。柔軟な方ではなかったので、自分で自分を苦しめていましたね。

――スタイリストになって自分のスタイルやスタイル作りへのこだわりは見えてきましたか?

自分のスタイルを持ちたいとは思わなかったです。師匠のブローをしないスタイル作りが最初の衝撃だったんですが、お客様が同じようにブローができるとは限らないからという考えがあってのことだったんです。とにかくお客様目線で仕事をされている方なんですよね。私はそれを真似ること、師匠のそばで見てきたことをできるようになることを目標にしてやっていました。

美容師としてのこれからと、後輩への想い

自分の絶対軸は“師匠から学んだ技術”

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――SAKURAさんが美容師として大事にしていきたいことは?

「これが流行っている」とか「これがSAKURA印です」なんてまったく思わないんですよ。自分は新しいモノを生み出せるような天才タイプではないですし、やっぱり技術あってこそだと思っています。お客様の素材が持つ「こうなりやすい」というネガティブな要素を取り除いてあげる、ということを自分は習ってきたわけで、それが自分の武器なんです。インスタなどでの流行は入り口としては良いけれど、それを軸にはできないです。自分の絶対軸は“師匠から学んだ技術”。「この髪質だったから上手くいった」ではなく、どの層の、どのジャンルのお客様にも対応できる自分でいたいと思っているので、とにかく技術を磨きたいです。

――後輩への想いについてお聞かせください。

今思うと、自分が先輩から学んで、そして続けてきて良かったなと思うことばかり。出来事や目指す像はそれぞれ違っても、困難が起こるということは皆一緒。自分が変わらないと状況は良くならないし、充実させられるかというのも自分次第なんです。後輩には困難を乗り越えようという気持ちや、周囲に感謝する気持ちをこれからも教えてあげたいです。

――Cocoonに入りたいという人は多いと思います。どういう人に来てもらいたいですか?

こういう風になりたいというビジョンをしっかり持っている人ですね。私が抱いていたようなざっくりとしたイメージで良いので。自分はこうなりたいと思い描いていれば、多分そんなにつらくないと思うし、そんな簡単なことで辞めようとは思わないはず!給料や福利厚生などの心配事はあると思うけど、もっとポジティブにシンプルに考えてほしいですね。

SAKURAさんの人生のカギ

1.「こんな自分になりたい」という憧れやイメージを持つことで困難を乗り越えていく
2.自分のスタイルを持つよりまずは技術を磨く
3.ポジティブに考える!

取材・文/佐藤咲稀(レ・キャトル)
撮影/中村早

Salon Data

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Cocoon

住所:東京都渋谷区神宮前5-6-5Path表参道A棟B1
TEL:03-5466-1366
定休日:火曜、第3月
http://www.cocoon-van.com/

 

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