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学び・キャリア 2019-08-12

【美容師のカット技術】GARDEN Tokyo 今野佑哉さん流「シアーバング×NEW切りっぱなしヘア」#1

モードな雰囲気でおしゃれに見えると、人気継続中の切りっぱなしヘア。去年までの重さのある切りっぱなしヘアから脱却して今っぽくする方法を、GARDEN Tokyoの今野佑哉さんが教えてくださいました。前編では、カット技術の向上のために大切なことや、今イチオシのスタイルについてインタビュー。店長に就任してからのほうが、サロンワークにおける技術の大切さを感じるようになったという今野さん。その理由をお聞きします。

GARDEN Tokyo 今野さんにインタビュー

「GARDEN Tokyo」店長/テクニカルチーフ 今野佑哉さん

店長になって気づいた技術力の大切さ

——美容師を目指したきっかけは?

僕は、中学生のころ野球部で、ずっと坊主頭だったんです。高校生になって初めて「美容室」という場所に行って、初めて「今日はどうしましょう?」と聞かれて…、すごくワクワクしたんですよね。それまでは近所の床屋さんで、行けば坊主にされるだけでしたから(笑)。それからファッションに興味を持つようになって、当時人気だったヘア雑誌を読んで美容師にあこがれるようになり、高校を卒業して美容学校に進学しました。

——実際に美容師になって、いかがでしたか?

2店舗を経てGARDENに入社、スタイリストとして11年働き、2年前から店長を任せてもらえるようになりました。アシスタント時代は、とにかくキツかった。当時はかなり体育会系で、上下関係も厳しかったですし、毎日朝から晩まで技術の練習をしていました。でも、辞めたいと思ったことはなかったんです。がんばればがんばるほど、任せてもらえる仕事が増えていくので、達成感がありましたから。会社が大きく同期が多かったのも、自分にとっては良かったと思います。練習も、ひとりだったらサボってしまうところがあったと思うし、負けたくないという気持ちも技術を磨く原動力になりました。

——店長になって、サロンワークで変わったことは?

肩書が増えたことで、お客様からの“期待”の度合いがまったく変わりました。「店長に切ってもらいたい」という新規のお客様も多く、それはつまり「店長に切ってもらえば安心」という気持ちでいらしてくださる訳なので。そこで期待に沿えない仕上がりになってしまったら、それはそのまま店の評価につながってしまう。その点では、やりがいもありますが、プレッシャーも増えたと思います。

——期待に応えるためにしていることはありますか?

その日をベストで仕上げることはもちろんですが、お客様にとって重要なのは次の日から同じように再現できるか。それまでは、最後のスタイリングまで含めての“ベスト”だったところを、スタイリングなしでもキレイに決まるかを考えるようになりました。そういう再現性の高いスタイルを作るためには、やっぱり高いカット技術が必要なんですよね。だから、店長になってからもカットの練習はしていますし、昔より深く追求するようになりました。毎日のように、セミナーなどにも参加しています。そこで学んできたことを自分のなかに取り込んで、お店のみんなにも共有することでサロン全体で技術力が高まるように心がけています。

——接客の中で心がけていることは何ですか?

安心して任せていただけるように、施術のなかでマイナス面を作らないこと。たとえば、髪がぐちゃぐちゃの状態で放置しないとか、当たり前だけど忙しい中だと忘れてしまいがちなことなので、施術中はできる限りていねいに作業することを心がけています。あと、信頼できるアシスタントを育てることも大切だと思います。店長になって新規のお客様が増えた分、どうしても1人で全部の工程は担当できないことが多くなりました。アシスタントに任せて場を離れるとき、お客様に「この子だいじょうぶかな?」と思わせてはいけないので。胸を張って「僕が信頼している子です」と紹介すること、それができるアシスタントとの関係づくりも、接客に関わってくると感じています。

——お客様へのスタイル提案で気をつけていることは?

まずは、どんなスタイルにしたいかという「理想」と、髪質や顔型など何に悩んでいるのかという「現実」について伺います。そのとき気をつけているのは、できるだけお客様とフラットでいること。決して上から目線になったり、希望を否定したりしない。そして、より良くするために必要なことは、安心して任せてもらえように、信頼していただける関係をつくることも必要です。まずは理想に対して「イエス」を示してあげる。その上で、今はできないけれど〇カ月後にここまでできます、という「理想を叶えるために必要なこと」を、丁寧にお伝えすることが大切だと思います。

現代女性のライフスタイルに合う提案を

——提案のための情報の取り入れ方と、活かし方を教えてください。

インスタグラムなどのSNSを毎日チェックするのはもちろん、いろんな人の技術を見るようにしています。アウトプットするためにも、インプットをたくさんしておきたいんです。新しい技術があれば取り込んで、いつでも取り出せるように自分のものにしておくことが大切だと思っています。現代女性って本当に忙しいですし、いろんな顔を持っているので、日によって違う雰囲気を楽しみたい人が多い。だから僕も、スタイルのレパートリーをたくさん用意しておきたいんですよね。

——では、今イチオシのスタイルは?

去年は重めのスタイルが人気でしたが、今年は「軽さ」や「空気感」がキーワード。軽さはありつつ、重さも残っているほうが今っぽいと思います。シアーで艶っぽい質感が人気なので、ウルフカットなどのレイヤースタイルは注目されていますよね。でも一般の方だと、ハードルが高いと思っている人もまだ多いんです。あと、仕事をしている女性も増えているので、シンプルなスタイリングで可愛くなれるデザインがいいかなと。重さのある切りっぱなしカットに、レイヤーとシアーな前髪で軽さを加えたスタイルは、どんな人にもチャレンジしやすくて再現性も高くオススメです!

今野さんが提案する『シアーバング×NEW切りっぱなしヘア』

おしゃれな人からの根強い支持を持つ切りっぱなしヘアに、今年の空気感を取り入れた『NEW切りっぱなしヘア』。重さのある切りっぱなしの裾に、髪表面のみに入れたレイヤーで軽さをプラス。トレンド感のあるシアーバングは、いろいろなアレンジが楽しめるのもいいところ。日によって違う雰囲気を楽しみたい、現代女性にぴったりのスタイル。

『シアーバング×NEW切りっぱなしヘア』のいいところ

1.切りっぱなしでざっと乾かしただけでもかわいく

2.厚みのあるベース×レイヤーで、結んでもキレイ

3.トレンド感抜群の前髪で顔周りがおしゃれに

店長の肩書に合った技術力を維持するため、日々インプットを重ねている今野さん。提案してくれた、トレンド感と実用性を兼ね備えたデザインは、働く現代女性にぴったり。後編では、そんなデザインのカット方法について、詳しく教えていただきます。

取材・文:山本二季
撮影:大柳佳緒里(スタジオバンバン)
ヘア:今野佑哉
メイク:小野寺紗良
モデル:小林夕樹

▽後編はこちら▽
【美容師のカット技術】GARDEN Tokyo 今野佑哉さん流 「シアーバング×NEW切りっぱなしヘア」#2>>

教えてくれたのはこの人!

今野佑哉さん

GARDEN Tokyo 店長/テクニカルチーフ

女性をワンランク上に見せてくれるヘアスタイルや、肌の透明感をアップするカラー提案に定評あり。自宅でも簡単なスタイリングで仕上がるヘアスタイルにこだわり、デザイン性・機能性の両面からの幅広い提案はお客様からの支持が高い。GARDENのオピニオンリーダー達が結成した「LIVE」メンバーのひとりとして、講師、撮影活動など多岐にわたり活躍中。

インスタグラム https://www.instagram.com/garden_konnoyuya

Salon Data

GARDEN Tokyo(ガーデン トーキョー)

住所 東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 11F
TEL 03-5537-5510
URL http://www.garden-hair.jp/garden_tokyo/

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