【例文あり】セラピストが自己PRを作るときのポイントや求められるスキルを紹介
就職・転職活動において、自己PRは採用担当者が注目している項目です。自分自身をしっかりアピールできれば高評価につながり、採用される可能性が高くなるため、書き方には気を配る必要があります。
そこでこの記事では、セラピストという職業に特化して、自己PRを作るときのポイントや求められるスキルをお伝えします。自己PRの例文も紹介しますので、文章を考える際の参考にしてくださいね。
自己PRとは?セラピストの自己PRでチェックされていること
自己PRは、履歴書やエントリーシートに記載するだけでなく、面接でも必ず聞かれます。自分の魅力や長所を応募先のサロンへ伝える役割があり、いわば自分を売り込む重要な項目です。
しかしやみくもにアピールしても、思っていたような評価が得られない可能性があります。なぜならサロン側は自己PRを通じて、その人物を採用するメリットがあるかどうかを判断しているからです。
つまり自己PRでは、自分の魅力や長所のなかから、応募先のサロンにとっても魅力に感じられるようなスキルをアピールし、入社後はどのように貢献できるかを示す必要があります。
では、セラピストの自己PRでは具体的にどんなことがチェックされているかを見ていきましょう。
サロンや仕事のことを理解しているか
採用担当者は、応募者がサロンや仕事のことを事前に調べ、理解したうえで応募しているかどうかを見ています。
たとえば、リフレクソロジーのメニューがないサロンで、リフレクソロジーに関する知識や技術をアピールしても、サロン側は採用するメリットを感じられないだけでなく、「サロンのことを理解していない」と思ってしまいます。
また、ほかのサロンでも言えるような使いまわしに感じられる内容だと、採用されない可能性が高いです。
社風やサロンの雰囲気と合っているか
サロンによって、社風や雰囲気には違いがあります。応募者が社風やサロンの雰囲気と合っているかどうかも、採用担当者の注目しているポイントです。
たとえば、お客様ひとりひとりにていねいな接客を行うコンセプトのサロンで、「ひとりでも多くのお客様に対応したい」・「持ち前の体力を活かして、実績をどんどん上げていきたい」といったアピールはコンセプトと合いません。
社風やサロンの雰囲気とは合わない自己PRでは、求める人材ではないと判断され不採用になってしまいます。
自己PRを作るときのポイント
採用担当者がチェックしていることをふまえて、自己PRを作るときのポイントを紹介します。
これまでの経験から自分の長所を把握する
すでにお伝えしたとおり、自己PRは自分の魅力や長所を伝えるためのものです。そのためには、自分自身がしっかりと自分の長所を把握しておく必要があります。
セラピストとしての業務や実績だけでなく、アルバイトや部活といったこれまでの経験を振り返り、自分の長所を把握しましょう。過去を振り返って長所を見つけるので、セラピスト未経験であっても大丈夫。
たとえば、アルバイトで習得した接客のスキルや、部活で身につけた向上心などはセラピストでも活かすことができます。のちほどセラピストに求められるスキルについても紹介しますので、自分にある長所と照らし合わせてみてください。
そして、見つかった長所のなかから、応募先のサロンで役立つアピールポイントを考えましょう。
長所を伝えるときは、その根拠となるエピソードを入れ、説得力を持たせることが大切です。
応募先についてよく調べ採用するメリットを伝える
自己PRでは社風や求める人材とマッチしているかを見られているため、応募先のことを事前によく調べ、採用するメリットを具体的に伝えることも大切です。
募集要項やホームページなどをしっかりと確認しておくほか、面接を受ける前にサロンを見学したり、実際に利用したりして、実際の雰囲気を把握しておくとよいでしょう。
採用するメリットを伝えるときは、求める人材に合うスキルや長所を今後どのように活かしていくかを述べると、仕事に対する熱意も伝わります。
セラピストに求められるスキル
ここからは、セラピストに求められるスキルを紹介します。ぜひ、自己PRでも活用してください。
コミュニケーション能力や向上心など
お客様と接する仕事であるセラピストは、お客様の希望や悩みを聞く「傾聴力」や、適切なメニューを案内する「提案力」など、高いコミュニケーション能力が必要です。
また、お客様に癒しを与える仕事でもあるため、ホスピタリティ精神や心のこもった接客力も求められます。
そして、自分のスキルを高めていくために日々努力を重ねられる向上心や忍耐力なども、セラピストを続けていくうえで必要です。とくに未経験者は、仕事と並行して知識や技術を習得しなければならないため、この2つのスキルは欠かせません。
自己PRの例文
セラピストに求められるスキルをもとに、自己PRの例文を見ていきましょう。自分がアピールしたいスキルと合うものを参考に、文章を考えてみてくださいね。
コミュニケーション能力や接客力をアピールする例文
コミュニケーション能力や接客力といっても、具体的にどんなスキルを備えているかアピールすることが大切です。
さきほどポイントでも紹介したように、相手の話をしっかりと聞ける「傾聴力」や、気配りができる・思いやりのある対応ができるといった、「ホスピタリティ精神」などを伝えられるよう心がけましょう。
<例文>
私は、友人から悩み事を相談されることが多く、人の話を聞くことが得意です。人によって、受け止めるだけで心が軽くなることもあれば、同意してほしい・アドバイスがほしいなどさまざまで、相手が求める対応を心がけてきました。
友人から、「ほかの人には話せないことも安心して話せる」と言われ、もっと役に立ちたい、悩みを解決したいと思うようになりました。
今後は、貴社の「お客様の心と身体を元気にする」というコンセプトのように、お客様の話をじっくりと聞き、心も身体もサポートできるようなセラピストを目指したいです。
向上心や忍耐力をアピールする例文
向上心をアピールするときは「前向きに努力を続けた経験」を、忍耐力についてアピールするときは「つらいと感じながらも耐え抜いた経験」を伝えましょう。
未経験者の場合はこれから身につけていくことのほうが多いので、セラピストとして一人前になる努力を、日々続けられることをアピールするのがおすすめです。
<向上心の例文>
私には、目標に向かって努力する向上心があります。高校時代、強豪のバレー部に所属していました。初心者は私だけだったので、選手に選ばれることが目標でした。
部活の練習だけでは叶わないため、自宅で練習したり、先輩の居残り練習をサポートしたりしながら、プレーを学びました。
その結果、3年生で選手に選ばれ最後の試合では5得点を決めました。諦めずにひたむきに努力を続けた結果だと自負しています。
今後は、お客様に信頼されるセラピストになることを目標に、資格を取得したり先輩方を参考にしたりしながら、スキルを磨いていきたいです。
<忍耐力の例文>
私は、専門学校とアルバイトを通して、最後までやり遂げる力を習得しました。週5日6時間飲食店で働きながら学校にも通い、アルバイトがないときは勉強をする日々で、体力的にも精神的にもつらかったです。
アルバイトで責任のある役割を任されたころ、学校では資格取得の大事な時期に差し掛かり、勉強に専念しようと思ったのですが、店長に「両方できたら、この先なんでもできるよ」と言われたことで、卒業までやり遂げました。
資格は無事取得でき、アルバイトを辞めるときには、お客様にまで惜しむ声をいただきました。
今後もこれまでの経験を活かして、諦めずに一人前のセラピストを目指したいと思います。
応募先で求められる人材を理解したうえで自己PRを考えよう
自己PRは、自分の長所や魅力を応募先へ伝えるためのものですが、応募先にとって採用するメリットが感じられるような内容にすることが大切です。
企業やサロンによって社風・雰囲気・求める人材には違いがあります。また、提供しているサービスやメニュー、勤務条件もサロンによってさまざまです。それらを事前に調べたりお店に行ったりして理解したうえで、自己PRを考えましょう。
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