先輩のコメントをもとに練習。他者に仕上がりをみてもらうことが成長の近道「AROMA hair room 池袋店」YUKIさん

「スタッフにかぎらず、お客様も豊かにできる」をコンセプトに、全国に5店舗展開する「AROMA hair room」。リピート率が高く、高評価の口コミを多く獲得している人気のヘアサロンです。

今回は、池袋店で店長を務めるYUKIさんにお話を伺いました。もともとは歯科衛生士を目指していたYUKIさん。歯科医衛生士の仕事にギャップを感じているときに、友人が美容師を目指していることを知り、興味を持ち始めたといいます。

アシスタント時代のYUKIさんは、練習の仕上がりを先輩によくチェックしてもらっていました。そこでコメントされた改善点などをもとに練習を繰り返すことで、カリキュラムをいち早く進めていたそうです。

今回、お話を伺ったのは…

「AROMA hair room 池袋店」店長

YUKIさん

長野県出身。松本美容専門学校を卒業後、東京・銀座にあるサロンに就職。その後、3社を挟み「AROMA hair room」へ転職。現在入社9年目を迎え、池袋店の店長を務める。

美容学生時代に身につけた掃除の習慣がお客様満足度につながる

学生時代はワインディング練習に力を入れていたと話すYUKIさん

――YUKIさんが美容師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは友人と将来について話したときです。もともとは歯科衛生士を目指していて、学校探しの一環として専門学校の体験入学に行きました。そこで、実際に口の中に手を入れて練習している様子を見てギャップを感じてしまったんです。以来、別の進路を探すようになった私は友人が美容師を目指していることを知り、美容に興味があったこともあり、その影響を受けて美容師の道を進むことを決めました。

――ご友人の影響が大きかったんですね。専門学校に入ってみて印象的だったことは?

掃除に厳しかったです。授業の終わりに必ず掃除の時間があり、毎回先生のチェックをパスしないと終えられませんでした。勝手に終了すれば校内放送で呼び出されたりすることも。そこで、掃除の習慣を身につけたことで、就職後はサロンの空間をきれいに保つ意識を持つようになりました。清潔な空間作りは、お客さまの満足度につながっていると感じています。

――力を入れていたことは何ですか?

ワインディング練習に力を入れていました。授業への参加はもちろん、時間を作って自主練にも励んでいました。私がよく取り組んでいたのは「1000本巻き」で、その名の通り1000本巻くまでのタイムを測って練習するんです。質を維持しながらタイムを少しでも縮められるように繰り返し取り組むことで、技術を磨いていました。

改善点を把握することで着実に成長していたアシスタント時代

先輩に仕上がりをチェックしてもらうことで着実に成長したというYUKIさん

――1社目はどのようなサロンでしたか?

銀座のヘアサロンに就職しました。運営元が飲食経営をメイン事業としている会社だったこともあり、接客指導がすごく厳しかったです。たとえば、お客様の所持品を「お荷物」と呼ぶのはNG、営業中は常に姿勢を正すなど。スタッフにインカムが支給されていて、姿勢が悪かったりするとすぐに指摘されました。1社目で接客マナーや礼儀作法は習得できたと思います。

――なるほど。就職後の仕事は何からスタートしましたか。

フロント業務から始まりました。その後はアシスタント業務に取り組みながら、シャンプー、カラー、ブローなどのカリキュラムを進めていく形でした。カリキュラムは技術項目ごとに試験があり、スタイリスト全員に各技術を見せて合格をもらうと次に進めます。

――カリキュラムをいち早く進めるために取り組んでいたことは?

先輩に仕上がりをよく見てもらっていました。先輩に悪いところはどこか、どうしたら改善できるかを伺って、そのコメントをもとに練習に取り組むことで着実に成長しました。チェックはできるだけ厳しい先輩にお願いして、良質なフィードバックをもらうようにしていましたね。もちろん練習量も大切なので、毎日朝早くに出社して練習していたんです。

雑誌を読みあさっていた新人時代。継続的なトレンドキャッチが提案力を鍛える

雑誌を読むことで常にトレンドとオシャレを学んでいたというYUKIさん

――スタイリストに就任したのはいつごろでしょうか。

スタイリストになったのは2社目時代で、美容師歴でいうと7年目にあたります。1社目の閉店をきっかけに転職した2社目は、カリキュラムもデビュー条件も曖昧で、デビューまでに相当な時間がかかるという噂もあったんです。でも、営業時間外のモデル入客で月50万円の売上を作ったことをきっかけに、先輩が本部に「デビューさせてあげてください」と猛プッシュしてくれて、入社2年目でデビューすることができました。

――デビューしてみて、どのようなことを感じましたか?

先輩たちの偉大さを感じました。スタイリストになると、自分次第でお客様の仕上がりが変わるため、すべての行動に責任を持たなければいけません。プレッシャーを感じながら、お客様と笑顔で会話をしたり、アシスタントに指示を出したりしていたと知ったときに先輩へのリスペクトが大きくなりました。

――スタイリストとして活躍するために取り組んでいたことは?

とにかく雑誌を読むようにしていました。今の時代はSNSなどで気軽にチェックできますが、当時はなかったのでヘアカタログをはじめ、「Vivi」「an-an」などのファッション・美容雑誌で、常にトレンドとおしゃれを学んでいました。そうしたことでお客様の顔や服装に合うヘアがイメージできるようになり、提案力も鍛えられたと思っています。


後編では、「AROMA hair room」に転職してからのキャリアや、新人時代との違いなどについてお話しを伺います。2児の母であるYUKIさんは、子育てに追われていたことを理由に「AROMA hair room」へ転職しました。自由シフト制で土曜・日曜にも休みを取得できるため働きやすく、子育てのしやすさも魅力に感じているそうです。後編もお楽しみに!

1
2


Check it

AROMA hair room 池袋店
住所:東京都豊島区南池袋2-27-5 カテイビル 5F
TEL:03-5944-9774

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄