後輩の成長のためにもう一度影響力を得たい。意欲と実績で手にしたキャリアアップ「youres hair」迫口 亮さん
今回取材するのは美容師歴17年目となる、迫口亮さん。福岡で2社、東京で4社経験し、現在は全国各地に22店舗展開するヘアサロン「youres hair」で統括マネージャーを務めています。経営に携わる現役プレイヤーとしてだけでなく、全国でセミナー講師としても活躍中です。
前編では、迫口さんの新人時代についてや、転職を重ねてきた理由などをお聞きしました。
後編ではデビュー後のキャリアと「youres hair」に入社した経緯などについて伺います。一度は役職を手放すために「youres hair」への転職を決意したという迫口さん。しかし、自分のアドバイスや意見を後輩が信頼して受け取りやすくなることを目指して、再びキャリアアップのために奔走したそうです。
今回、お話を伺ったのは…
「youres hair」統括マネージャー
迫口 亮さん
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熊本県出身。熊本ベルエベル美容専門学校を卒業後は、「さまざまな環境で経験を積み重ねたい」という思いで、福岡県で2社、都内で4社のヘアサロンを経験している。現在は「youres hair」で統括マネージャーとして従事。バックオフィス業務も務めながら、プレイヤーとしても現場に立つ。
集客につまずいたデビュー初期。マツエクで月およそ40万円の売上を獲得
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――デビューされたのは、いつごろでしたか?
3社目に在籍していたころです。ただ、デビュー当初は売上の面でかなりつまずきました。当時は東京の地域密着型サロンで働いていて、お店にいらっしゃるお客様のほとんどは先輩のリピート客でした。新規のお客様が少なかった分、顧客の獲得も難しく、デビューしたにもかかわらずアシスタントのような日々を過ごしていました。
――それはどのように乗り越えたんでしょうか。
当時、アイラッシュが流行していたんです。この環境では美容師として売上を作るには時間がかかる。それなら、ほかの分野で補おうと考えて、独学でマツエクの技術を学び、メニューとして展開しました。その結果、マツエクだけで月40万円ほどの売上を作れるようになったんです。
――美容師の枠にとらわれず、マツエクで活路を見出したんですね。
はい。そして、先にお話ししたように約1年後に転職したのですが、前職のお客様がマツエクをきっかけに、新しく働き始めたサロンにも足を運んでくださるようになって。そこから「ついでに髪も切ってほしい」と言われるようになり、結果的に美容師としての顧客づくりにもつながっていきました。
安心して任せられる存在になることがキャリアアップの秘訣
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――「youres hair」に入社した経緯を教えてください。
「youres hair」の社長は、5社目で一緒に働いていた先輩で、お声がけをいただいたことがきっかけです。当時は24歳で、すでに店長を務めていたこともあり、一度はお断りしました。ただ、自分の働き方やキャリアと向き合うなかで、「役職につかず、もう一度純粋なプレイヤーとして働きたい」と思うようになり、入社を決めました。
――一旦、役職から離れるための転職だったんですね。
はい。それに、5社目時代から美容メーカー「ULTOWA(ウルトワ)」のトリートメント専属講師も務めていたんです。当時はまだ今ほど商材が広まっていなかったのですが、「youres hair」ではすでに取り扱っていたので、これまでの知識や経験を活かせる点も後押しになりました。
――現在は統括マネージャーを務めていますが、再び責任ある立場を目指そうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
後輩に指導したり、何か物事を伝えたりする場面で、役職に就いていたほうが、こちらも言いやすく、相手にも受け取ってもらいやすいと感じたからです。
――キャリアアップの秘訣は何だと思いますか。
意志を伝えることと、実績を作ることだと思います。
僕は新店舗の立ち上げ時に、本部の方へ「店長を任せてください」と積極的に伝えたり、プレイヤーとして売上1位を獲得したりしていました。役職を任せる立場の方からしても、やる気のある人に任せたいでしょうし、実績があれば安心して判断できると思うんです。
後輩育成がやりがい。成長しやすい環境を整えていきたい
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――美容師として大切にしてきたことは何ですか?
お客様との関係性を崩さないことです。人は関係が深まるほど、自然と距離感が近くなっていくものだと思いますが、美容師の仕事では少し違うと考えています。新規のお客様とリピートのお客様で接し方が変わると、とくに新規の方は違和感を覚えるかもしれません。
お客様1人ひとりと丁寧に向き合うことは大前提として、来店回数にかかわらず同じ姿勢で接することを大切にしています。
――お客様のヘアをデザインするうえで、迫口さんなりのこだわりは?
次に来店いただくまでの期間も、ずっと満足してもらえる仕上がりにすることです。たとえば、30日に1回来店してくださる方なら、施術日以外の29日間も同じようにデザインを楽しんでもらえるようにすることが、僕たち美容師の仕事だと考えています。
そのために、シャンプーやスタイリング剤、アイロンなど、普段どんなアイテムを使っているのかを丁寧に伺いながら、ホームケアやセット方法まで細かくお伝えすることを心掛けてきました。
――迫口さんにとって、働くこととは?
僕にとって働くとは、後輩に影響を与えることです。統括マネージャーとしても、ひとりの美容師としても、いまは後輩が成長していく姿を見られることに、一番のやりがいを感じています。だからこそ、後輩を育成したり、成長しやすい環境を作ったりすることが、僕にとっての働く意味ですね。
今後は、こうした取材を受けたり、メディアに出演したりする機会を通じて、より影響力を高めていきたいと考えています。身近な仲間だけでなく、美容業界全体も前に進められる存在になれたらうれしいです。
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16歳で「なんとなくの興味」から美容師の道に飛び込んだ迫口さん。環境を変えながら多様な視点と考え方に触れることで、美容師としての可能性を切り拓いてきたキャリアには、思わず感嘆してしまいました。
今後も統括マネージャーとして後輩の成長に関わっていきたいという言葉から、迫口さんはもう「確かな意志」をもって行動する方になったのだと感じます。
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youres hair 東新宿店
住所:東京都新宿区新宿6-29-11 新宿イーストクロスタワー 7F
TEL:03-6265-9856
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