認定エステティシャンとは?取得のメリットやおすすめの専門学校・スクールを紹介
エステティシャンとして高い技術と専門知識を有していることを証明できる資格、「認定エステティシャン」。この資格を持っていると、就職や独立開業のチャンスが広がるため、資格取得を検討している方もいるかもしれません。
しかし、認定エステティシャンの試験内容や資格取得の手段が分からない方もいるでしょう。
本記事では、認定エステティシャンの2つの資格の詳細や、資格取得の方法を解説します。おすすめの専門学校やスクールも紹介するので、認定エステティシャンとしての第一歩を踏み出す際の参考にしてください。
認定エステティシャンとは?|認定資格を紹介
認定エステティシャンとは、エステティシャンとしての専門的な知識や技能を有していることを証明する資格です。
以下では、2つの認定エステティシャンになるための条件や、資格取得の流れなどを解説します。
日本エステティック協会|AJESTHE認定エステティシャン
日本エステティック協会の「AJESTHE認定エステティシャン」の資格取得の条件や試験内容は、次のとおりです。
資格取得の条件 | ・エステティシャンセンター試験に合格する
・認定校で300時間以上のコースまたは1,000時間以上のコースを修了している、あるいは1年以上の実務経験がある ・AJESTHEの正会員である |
試験内容 | ・技術試験(手技のみ:フェイシャル・ボディ)
・筆記試験(4肢択一マークシート式:100問) |
受験料 | 10,560円(税込) |
日本エステティック協会正会員の登録費 | ・入会金:22,000円(税込)
・年会費:18,000円(不課税) |
「AJESTHE認定エステティシャン」の資格は、以下の流れで取得できます。
1.認定校で指定の時間受講しコースを修了、または実務経験を1年以上積む
2.実技試験に合格する
3.筆記試験に合格する
4.資格申請の手続を行う
5.資格取得
なお、エステサロンでの実務経験が1年以上ある場合には、認定校での学習が免除されます。
引用元
一般社団法人日本エステティック協会|AJESTHE認定エステティシャン – 資格・検定
日本エステティック業協会|AEA認定エステティシャン
日本エステティック業協会の「AEA認定エステティシャン」の資格取得の条件や試験内容は、以下のとおりです。
資格取得の条件 | ・認定校で約300時間のカリキュラム修了、あるいはエステサロンで(フェイシャル又はボディ)1年以上の実務経験がある
・認定試験に合格する ・合格後に登録申請を行う |
試験内容 | ・技術試験(フェイシャル・ボディ:手技のみ)
・筆記試験(マークシート式:100問) |
受験料 | 10,560円(税込) |
更新料 | 8,250円(税込)/5年 |
「AEA認定エステティシャン」の資格取得の流れは、次のとおりです。
1.認定校で約300時間のコースを修了、または実務経験を1年以上積む
2.筆記試験に合格する
3.実技試験に合格する
4.登録手続きを行う
5.資格取得
なお認定校での受講時間や、実務経験に応じて「AEA上級認定エステティシャン」や「AEA認定インターナショナルエステティシャン」などに挑戦できます。
引用元
AEA|資格取得について
一般財団法人日本エステティック試験センター|試験制度
AEA|AEAエステティシャン資格を お持ちですか?
認定エステティシャンになるメリットとは?
ここからは、認定エステティシャンになるとどのようなメリットがあるのか、解説します。
最新の情報に基づいた正しい知識と技術が学べる
認定エステティシャンを目指すためには、認定校で学ぶか実務経験を積むといった条件があります。その過程で、エステティックに関する最新の情報に基づいた正しい知識や技術を身につけることができます。
就職する時に応募できるサロンが増える
エステティシャンの求人の中には、資格取得が条件のサロンもあります。就職するときに、応募できるサロンが増えるので、働くための選択肢が増えることになります。
お客様の信頼を得やすい
「認定エステティシャン」という正式な資格を持っているということは、お客様の信用につながります。独立して自分のサロンを持つ際にも、看板として使うことができます。
学習方法別|認定エステティシャンを目指す手段について
認定エステティシャンを目指すには、通学・通信・独学の3つの方法があります。以下では、それぞれの学習方法を紹介します。
専門学校・スクールに通学する
認定エステティシャンになる手段として、専門学校やスクールに通う方法が挙げられます。エステティックの基礎から実践的な知識まで幅広く学べるため、本格的に学びたい方におすすめです。
以下では、認定エステティシャンを目指す方におすすめの専門学校やスクールを紹介します。
東京ビューティー&ブライダル専門学校|トータルビューティー科 エステティックコース
フェイシャルエステ、ボディエステ、ボディリラクゼーション、エステティックカウンセリング、サロンワークなど、業界でもトップレベルの教育を受けることのできる専門学校です。
現場での即戦力となる技術を身につけることのできるAJESTHE・AEA認定校で、東京以外にも、札幌・横浜・大阪・福岡など、日本全国12都市に校舎があります。
引用元
東京ビューティー&ブライダル専門学校|トータルビューティー科 エステティックコース
東京ベルエポック美容専門学校|トータルビューティ科 エステティック専攻
エステやアロマテラピーなどを習得し、心と体の知識やエステティックの技術を学んで、「癒やし」のスペシャリストになるための学校です。
検定試験や就職のサポート体制もしっかりしているAJESTHE・AEA認定校で、東京・札幌・福岡に校舎があります。
引用元
東京ベルエポック美容専門学校|トータルビューティ科 エステティック専攻
岩谷学園アーティスティックB横浜美容専門学校|トータルビューティー科 2年次エステコース
1,000時間のコースで、エステやヘアメイク、ビジネス実践やショップ実習など、幅広い授業内容が学べるAJESTHE・AEA認定校です。化粧学・色彩学・骨格を理解するためのデッサンなども含まれ、エステに関する総合的な知識を養えます。
認定エステティシャンのほかに、アロマテラピー検定やJNECネイリスト技能検定、さくら会着付けなど、さまざまな資格を目指すことができます。
引用元
岩谷学園アーティスティックB横浜美容専門学校|トータルビューティー科 2年次エステコース
ヴィーナスアカデミー|ビューティスペシャリスト学部 エステティック専攻
エステティシャンだけでなく、アロマセラピストやネイリストなども目指せる、ヴィーナスアカデミーのエステティック専攻。
お客様の全身をトータルでサポートできる技術や、サロン経営スキルまで幅広い知識が習得できます。さらに、美容やファッション業界において現役で活躍する講師から、直接指導が受けられるのも魅力です。
校舎は東京・大阪・名古屋・福岡の4カ所にあります。
引用元
ヴィーナスアカデミー|ビューティスペシャリスト学部 エステティック専攻
ポリシーエステティックカレッジ|AEA認定エステティシャンコース(通信あり)
ハンドテクニックや最先端の美顔マシーンを使った美顔法、カウンセリング術などを300時間で学ぶことができるAEA認定校です。
初心者でも実技はもちろん、エステや皮膚学などの基礎からしっかり学べます。現在エステティシャンとして働いている方は、実技の実習を最大60時間免除することが可能です。
通学では東京の銀座・小岩と大阪に校舎があり、銀座と大阪は駅から近く通いやすいでしょう。通学のほかに6カ月の通信コースもありますが、現在通信コースは新規申し込みを募集していないようです。
引用元
ポリシーエステティックカレッジ|AEA認定エステティシャンコース
通信講座で学ぶ
テキストやDVDなどを活用した通信講座を受講して、認定エステティシャンになるのも一つの手段です。
通信講座は、通学に比べると費用を抑えられる利点があります。ただし、座学だけでなく、1〜15日ほどの通学が必要な場合があるため注意が必要です。
エステスクール タカラ・インターナショナル エステティック カレッジ|AJESTHE認定エステティシャン通信コース
自宅で学びながらフェイシャルとボディのエステティックを習得できる、タカラ・インターナショナル エステティック カレッジの通信コース。
AJESTHE認定エステティシャンを目指す場合、約6カ月で資格を取得できます。スキルアップしたいカリキュラムを自由に選べるセレクト講習もあり、知識や技術の幅が広げられるでしょう。
校舎は、東京・大阪の2カ所にあります。
引用元
AJESTHE認定エステティシャン通信コース(一般社団法人日本エステティック協会 認定校) | エステスクール タカラ・インターナショナル エステティック カレッジ(東京・大阪)
滝川エステティック学院|通信教育コース
滝川エステティック学院の通信教育コースは、実務経験2年以上の方を対象としています。
自宅での学習は約180時間で、問題集の回答を郵送し、添削を受ける形式です。実技は自宅での自主トレーニングと、約3〜6カ月のスクーリングを行います。校舎は札幌と東京の2カ所です。加えて、120時間のスクーリングが必要です。
なお、フェイシャルとボディの実務経験がそれぞれ1年以上、通算2年以上ある場合は、スクーリングが7日間(49時間)に免除されます。
独学で学ぶ
エステティシャンの実務経験を積みながら、独学で勉強して認定エステティシャンの資格を取得する方法もあります。独学の勉強方法には、書籍の購入やインターネットでの情報収集、動画配信などがあります。
まずは実務でエステティシャンとしての経験を積みたい場合は、リジョブでの検索がおすすめです。未経験OKの求人が豊富なので、自分にぴったりの求人が見つかるかもしれません。ぜひ一度チェックしてみてください。
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認定エステティシャン資格は更新が必要?
認定エステティシャンの資格には有効期限があるため、定期的な更新が必要です。以下では、AJESTHE認定エステティシャンとAEA認定エステティシャンの更新手続きの方法を紹介します。
日本エステティック協会|AJESTHE認定エステティシャン
AJESTHE認定エステティシャンは、3年に一度の更新手続きが必要です。更新料は、一資格につき5,500円(税込)です。
更新手続きが必要な場合、登録住所に案内が送付されます。案内が届いたら、期限内に更新料を支払い、更新申請書を返送してください。手続きが完了すると、新しい認定証とネームタグが届きます。
なお、更新手続きをせず有効期限が過ぎた場合、期限から3年未満であれば更新が可能です。有効期限から3年以上経過すると資格を失効しますが、更新料を納付すれば更新できる場合があります。
引用元
一般社団法人日本エステティック協会|AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン・AJESTHE認定ボディエステティシャン向け情報
日本エステティック業協会|AEA認定エステティシャン
AEA認定エステティシャンは5年ごとの更新が必要で、更新の際には試験があります。更新料は一資格につき8,250円です。
更新の対象者には、有効期限の3カ月前に案内が送付されます。更新料を支払い後、有効期限の1カ月後まで更新試験を受験できます。なお、1度の申し込みで3回まで受験可能です。
試験に合格すると、登録申請書がメールで送付されるので、必要事項を記入して提出してください。そのあと、1〜2カ月後に認定証と認定カードが届きます。
認定エステティシャンは知識や技術のレベルの高さを証明できる
認定エステティシャンは、エステティシャンとしての専門知識や、高い技術を有していることを証明できる資格です。この資格を取得すると、就職に有利になるだけでなく、顧客からの信頼を得やすいメリットがあります。
高品質のサービスを提供するエステティシャンを目指すなら、認定エステティシャンの資格取得を検討しましょう。
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