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学び・キャリア 2020-08-02

素直な意見交換が信頼を生む!『SHE DAIKANYAMA』の組織作りに迫る

ハイセンスな代官山の方々から厚い信頼を得ている『SHE DAIKANYAMA』。高いリピートを生んでいる理由は、連携の取れたチームワークにあると言います。その強い組織力の秘密について「上昇志向の強い美容師が集まっているからだと思います」と、店長の菊地真理恵さん。他にも『SHE DAIKANYAMA』が人気店に成長した陰には、個人の問題点を探す少人数のミーティングや、素直に意見を伝え合うスタッフ間のコミュニケーションがありました。

後編では、スタッフ間で良好な関係を築く取り組みに迫ります。

新しい視点を与えて、感動を生む施術を

————リピートを生むコツはありますか?

「こちらのやりたい施術を盛り込み過ぎないことです。私の場合は、初回にお客さまのお悩みの解決、2回目は将来を見越したご提案を心掛けていて、わかりやすく『髪が広がってしまう方』を例に挙げて説明してみます。

まず、初回に力を入れるのはヒアリングです。丁寧にお話を聞き、『髪が広がってしまう』というお悩みをキャッチしたら、『今日は毛量を減らしましょう』と、解決方法を提案します。施術中に大切なことは、目と触感でお客さまに確かめてもらうことです。

たとえば、先に右の毛量だけを減らします。そして『ちょっと触ってみてもらえませんか?』とお願いして、まだカットをしていない左と比較して『どれだけ変化があるのか?』を確かめてもらいます。実際に比べたほうがお客さまは安心しますし、『こんなに変わるんですか!』と、驚きにもつながりますからね」

————それでは、2回目はどのような施術をするのでしょうか?

「2回目は、新しい視点を与えることが大切です。ここで改めて、『髪が広がってしまう方は、どんなスタイルを求めているのか?』を考えてみます。『髪が広がる』ということは、扱いづらさで困っている場合がほとんどです。そのため美容師には、『まとまりやすいスタイルの創造』が求められています。

カットをして毛量を減らすのは、その解決策のひとつですね。ほとんどの場合は、この段階で終わってしまいますが、『まとまりやすくする方法』は他にもあります。たとえばパーマです。パーマは、髪を同じ流れに整えることができるので、自然の状態でまとまったスタイルを実現できます。一般的には『パーマは、髪が広がる方には不向き』という印象がありますが、実際はそうではありません。そこで、2回目にはパーマをおすすめしています。

お客さまからも『セットが楽になって感動しました』という感想をいただくことも多いですね(笑)。リピートを生むためには、こうした感動を生む施術が大切だと思っています」

少人数のミーティングで個人の問題点を探す

————強いチームを作るために、意識していることはありますか?

「意識していることは、少人数でのミーティングです。全体会議は、『今後のサロンの方向性』をはじめ大きなテーマについて意見を出し合うことには向いていますが、『スタッフのSNSの問題点』など個人の問題は話しにくくなります。そこで、全体会議の後に小さなグループを作り、改めて別テーマで話合うことが大切です。

また、『Stock』の導入も効果的でした。『Stock』は、チーム情報の保存とタスク管理ができる情報共有アプリで、たとえばスタッフがそれぞれSNSで見つけた魅力的なスタイルをアップすると、全体でチェックをすることができます。

目に留まっていたスタイルが同じこともしばしばあり、『やっぱりこの髪型はいいよね』など、みんなでその魅力を考えるとおもしろいですね」

嘘を言わず、お互いに高め合う関係性を築く

————その他に、スタッフ間で良好な関係を築くために心掛けていることがあれば、教えてください。

「嘘を言わないことですね。よいことも悪いことも素直に言い合っていて、以前注意したことが直っていたら『いいじゃん』と言いますし、服装がよいなど些細なことも気が付いたら伝えています。

逆に『接客中の声が小さい』『もう少しここをカットしたほうが魅力的』など、気になったポイントも見逃しません。私も他のスタッフから指摘を受けることがあります(笑)。

素直に伝え合ったほうが絶対にお互いにプラスですから、『嘘だけは言わないようにしよう』とよくお願いしていますね。今は自粛明けで、世のなかが少し落ち込み気味なので、みんなで力を合わせて、また一から盛り上げていきたいです」

強い組織作り極意

お子さまを連れてご来店するママさんも多いという『SHE DAIKANYAMA』。強い組織作りの極意をまとめると、下記の3つでした。

1.新しい視点を与えて、感動を生む接客を

2.少人数のミーティングで個人の問題点を探す

3.嘘を言わずに、お互いに高め合う関係性を築く

お客さまが不安になるので、専門用語を使わない接客を意識しているという『SHE DAIKANYAMA』。スタッフ同士の会話も、お客さまの気持ちを考えてわかりやすい言葉を使っているそうです。高い技術力に触れたい方、連携のとれたサロンワークを肌で感じたい方は、サロンに足を運んでみてはいかがでしょうか。

▽前編はこちら▽
武器は圧倒的なベース技術の高さ!『SHE DAIKANYAMA』のサロン作りに迫る>>

Salon Data

SHE DAIKANYAMA

住所:東京都渋谷区恵比寿西1−33−3 光雲閣103
TEL:03-3780-6877
URL:http://she-daikanyama.com/

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