【先輩Answers!! ～エステティシャンの人間関係編～】12 twelvebeauty（トゥエルブビューティー）海部祥子さんが教える、女性職場でストレスなく働くコツとは
若手エステティシャンが抱えるお悩みに、人気サロンのベテランエステティシャンがアンサー！ 今回は、熟練した技術とぬくもりある接客で、どの年代の女性たちも虜にする「12 twelvebeauty（トゥエルブビューティー）」の海部祥子さんに、職場の人間関係のお悩みを相談しました。
教えてくれたのは…
12 twelvebeauty（トゥエルブビューティー） 店長 海部祥子さん
大手エステサロン勤務を経て独立。エステティシャン歴19年の大ベテラン。痩身・小顔・美肌、どれも結果重視の施術を行い、エステ通の女性たちをうならせるほどの実力者。「エステティシャンになるために生まれてきた」と自ら断言するほど、エステティシャンの仕事が大好き！
お悩み1
「女性ばかりの職場でストレスを感じてしまいます。上手く立ち回るための処世術を教えてください！」（エステティシャン1年目）
直属の先輩や店長を慕っていれば居場所はなくならない
私は、職場のみんなと仲良くできなくてもいいと言う考えでいたので、直属の先輩と店長を慕っていましたね。その先輩に可愛がってもらえていたら居場所をなくすこともないですし。ただし、自分一人だけが店長に可愛がられていると、何かと的になりやすいと思うので、周りの反応を気にしながら適度に接するように気をつけていました。頼られたり慕われたりして、先輩たちも嫌な気持ちにはならないはず！
ちなみに私の場合は、ある意味、男性がいない女性ばかりの職場の方がストレスなく働けるのではないかとさえ思っていました。こんな風に割り切って考えていたので、全く話さない先輩もいましたが、毎日楽しかったですよ（笑）。
解決法
1.無理に全員とコミュニケーションを取る必要なし！と割り切る
2.直属の先輩や店長を慕う
3.「女性だけの職場」の醍醐味を見つける
お悩み2
「忙しすぎて職場の人間関係がギスギス…。新人として職場でどのような気遣いや心配りが必要ですか?」（アシスタント1年目）
挨拶だけは笑顔で！ それで無視されても自分のせいじゃない！
忙しいとどうしてもイライラしてしまうんですよね。私が新人だった頃は、どんなときも挨拶だけはハキハキ笑顔ですることを心がけていましたね。無視されることもありましたが、そういう先輩がいたとしても新人が気遣いする必要はないと思います！
上の立場に立った今、新人に泣きつかれたり、相談を受けたりするのは大歓迎で、力になってあげたいと思っています。でも、逆に文句を言われてしまうとがっかりしてしまいますし、その子に対してマイナス評価になってしまうかも…。
解決法
1.挨拶はいつでもハキハキ笑顔で！
2.ときには先輩に頼ったり相談したりして甘える
3.先輩に文句やマイナス発言はしないよう心掛ける
お悩み3
「先輩が技術指導をしてくれますが、正直、指導内容が理解できないことがあります…。」（エステティシャン1年目）
スルーすれば成長は止まる！ 自分の言葉で聞き返してみて
これは私もそうでした！ いつも教えてくださる一番近い先輩の言っている単語などがわからないことがよくありました。正直スルーすることも多かったかも…（笑）。でも、同じことを2回言われときは、それは理解しなければいけないことなんだと思い、自分の言葉に置き換えて聞き返したりしていました。
「先輩が怖いから聞き返すのはやめよう」と理解しようとしないのなら、成長は止まってしまいます。何よりも自分が成長することが一番大切なんです。「言っている意味がわからない」のは、単語の知識が自分にないからならば、調べるなどして勉強あるのみだと思います。技術面の感覚的なことならば、実際に施術を受けさせてもらうことが理解につながると思います！
解決法
1.自分の言葉で言い直して聞き返す
2.わからない単語が出てきたらすぐ調べる
3.感覚的なことを身につけるには実際に施術を受けさせてもらう
若手エステティシャンが苦労していることの上位に入る「女性職場の人間関係」。先輩が怖い！ 冷たい！ と感じるとき、どうしても「自分のせい…？」と感じてしまう人も多いのでは？ 職場で必要以上に委縮しないためにも、海部さんのように気持ちよく割り切って考えたり、先輩に甘えたりするのも自分を守る手段です。
取材・文／佐藤咲稀（レ・キャトル）
イラスト／にわゆり
Salon Data
12 twelvebeauty（トゥエルブビューティー）
住所：東京都渋谷区神宮前4-19-8 アロープラザ原宿223
TEL：03-6434-5722
インスタグラム：@12twelvebeauty
