【フリーランスのライフスタイル】横畑光一さんの常識にとらわれない仕事術

シェアサロンの普及などに伴い、最近耳にする機会が増えてきたフリーランス美容師。「どのようにして生計を立てているのか?」興味がある方も多いはずです。そこで、実際に活躍している現役のフリーランス美容師にインタビュー。

今回は、2017年の9月からフリーランスとして働いている横畑光一さんに登場していただきました。美容師にこだわらず、興味を持ったことには何でもトライしているという横畑さん。果たして、どのようにして現在のスタイルにたどり着いたのでしょうか?「今年からは、無人島で働くことが決まりました!」と語る横畑さん。サロンワーク以外の活動も気になります。

後編では、サロンワーク以外の活動に迫ります。

月に2回は、オリジナルカレーを販売

――――現在のスケジュールについて教えてください。

「今は、美容師以外の仕事がさらに増えています(笑)。まず、火曜日以外は毎日サロンワークを行っており週に3~4日ほどは阿佐ヶ谷の日本酒バルで勤務。月に2回はカレー屋で、月に1回は訪問美容。今年からは、夏場に無人島でイベントスタッフとして働くことが決まっている他、不定期でウェディングのヘアメイクも担当しています」

――――なぜ、それほど多くの仕事をしているのでしょうか?

「単純にいろんな仕事をしていたほうが楽しいからです(笑)。もしかしたら、1日中同じ場所にいることが苦手なのかもしれません。日本酒バルで働いている理由は僕が日本酒に興味があったからです(笑)。また、2018年に拠点を高円寺から阿佐ヶ谷に移したので、『阿佐ヶ谷のお客さまをつかむ』という目的もありました。そこで、集客をするために『まずは、僕自身が阿佐ヶ谷になじもう』と。経験上、街を知るためには飲み屋で働くことが一番です(笑)。

また、カレー屋では僕自身が考えたメニューを販売しています。知人から1日借りできる物件情報を聞いて、『何をやってもよいよ』とのことだったので『カレーを売ってみよう』と(笑)。現在は、月に5~6万円ほどの収入があります」

無人島で行う無料のカットサービスとは?

――――「訪問美容」、「無人島でイベントスタッフ」は、どのような活動ですか?

「訪問美容は、調布の病院に足を運んで入院している方々の髪をカットする活動です。3年ほど前から取り組んでおり、1人2,000円ほどのカット代をいただいています。ちなみに、この活動がきっかけで調布の高校から講話のオファーが来たこともあり、学校に足を運んで『美容師という仕事』について学生の前で話をしました。改めて自分の仕事を考えるよい経験でしたね。

また無人島での仕事については『無人島キャンプ』というイベントにサポート係として携わる予定です。『無人島キャンプ』は、『生きることを見つめ直す』というコンセプトのもとに、兵庫県の島で開催されている2泊3日のイベントで、僕はもともと参加者として島に行っていました。しかし、主催の方と話すなかで『今年からスタッフをやってよ』という流れになりまして(笑)。今年の夏に2回行く予定で、現地では無料のカットサービスも行います。

ちなみに、収入面は美容師の仕事が20~30万円ほどで、そこにそれぞれの仕事がプラスされていますね」

大切なのは、自分が生きる環境を知ること

――――フリーランスになるためには、どのようなことが大切でしょうか?

「まずは常識を疑うことです。『アシスタントは3年』、『深夜まで練習』など業界には固定概念があると思います。しかし、技術が身に付けばそれに従う必要はないので、自分で調べてより早くスキルが身に付く場所に行けばよいかなと。20代前半はとても貴重ですから、無駄に過ごすことは本当にもったいないと思います。

また、フリーランスは人とのつながりが必要なので、自分が得意な環境を知ることも大切です。イベントに参加しても、フィーリングが合わない方々と交流をしていては、仲よくなりにくいですから『ビジネス界隈の方々といると会話が盛り上がる』など、自分が楽しめる環境を知ることは重要です。

ちなみに僕が好きなのは飲みの場です(笑)。年齢も職業も関係なくフラットに話せる、お酒の席は一番自分が生きると思っています。そのため、時間ができたら飲み歩いていて、阿佐ヶ谷に引っ越して2年ほどで飲み屋界隈ではかなり顔が知られました(笑)」

――――最後に今後の目標を教えてください。

「地元の岡山で飲食店をオープンするために、今年の9月で東京を離れる予定です。東京ではかなり楽しんだので、『今度は地元を開拓しよう』と(笑)。これからも、自分らしく興味を持ったことに、積極的にチャレンジしていきたいですね」

充実したフリーランス生活を送るための極意

「地元の岡山で飲食店をオープンするために、今年の9月で東京を離れる予定です。東京ではかなり楽しんだので、『今度は地元を開拓しよう』と(笑)。これからも、自分らしく興味を持ったことに、積極的にチャレンジしていきたいですね」

1.常識にとらわれず、いち早く技術を習得できる方法を探す

2.美容に限定せず、興味を持ったことにチャレンジする

3.自分の好きな環境を選んで、人とのつながりを大切にする

『Cambiar』という活動もしている横畑さん。「名古屋、大阪、東京、群馬で働く4人の若手フリーランスで結成したチームで、タイの孤児院に行って髪を切るボランティア活動などをしています」と笑顔で話します。フリーランスに興味がある方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

▽前編はこちら▽
【フリーランスのライフスタイル】独自路線を突き進む横畑光一さん>>

Profile

横畑光一さん

インスタグラム:@ko_ichi.y

nonoi

住所:東京都中野区大和町1-32-1 ラヴィクレール1F
TEL:03-5364-9364
URL:http://nonoi.net/hair-salon/

求人数3万件!リジョブで求人を探してみる
この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄