本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【ELRHODES 渋谷店 マネージャー 岩崎勝利さん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は現在の美容界の礎を築いたヘアサロン、ELRHODES(エルロード)で採用を担当している渋谷店マネージャーの岩崎さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
ELRHODES渋谷店マネージャーの岩崎勝利さん
ハリウッド美容専門学校を卒業後、ELRHODESに入社。ヘアスタイリストとしてロンドンのヴィダルサスーンアカデミーの研修を受ける。1998年より渋谷店マネージャーに就任。現在はELRHODESの母体、井上陽平美容研究所の採用担当も兼務している。
「向上心があり、目標に向かって進んでいく意志のある人と一緒に働きたいですね」
――美容業界で活躍する大御所たちを輩出しているELRHODESの歴史を教えてください。
創業者の井上が設立した井上陽平美容研究所が母体です。渋谷のサロンは1968年に西武百貨店渋谷店オープンと同時にELRHODESとして開設されました。
当初はパリにあるエルロードのフランチャイズ店でしたが、その後はヘアスタイリスト協会の旗艦店として現在に至っています。
設立当初から今なお美容業界に多数の人材を輩出していること、毎年、協会としてニューヘアモードを発信することで、美容業界の発展に貢献していると自負しています。
――サロンの創業以来、大切にしていることは何ですか?
常に新しいものを創る努力を惜しまない姿勢ですね。それと同時にお客さまに対して上質な技術とサービスを提供することを心がけています。
――岩崎さんが採用を担当されるようになって、変わったことはありますか?
採用を担当するようになって多くの美容専門学校を訪問する機会が増え、たくさんの先生方と話をする機会に恵まれています。先生や生徒たちと話をするなかで、「学校から見たヘアサロン」、「学生から見た美容師像」はどんなものなのかを考えるようになりました。
――ELRHODESが求めている人物はどんな人ですか?
向上心があり、目標に向かって進んでいく意志のある人ですね。もうひとつ大切なのは明るくて笑顔を絶やさないこと。そんな人と一緒に働きたいと考えています。
――岩崎さんが面接や試験で重視していることは何ですか?
書類審査では出席と遅刻の有無を確認します。時間をきちんと守ることは接客業のみならず、社会人としての基本だと考えています。
面接で見逃さないのが「挨拶」ですね。挨拶ができるのは当たり前のことですけれど、挨拶は自分を相手に認めてもらう第一歩ですから。
技術や知識は入社してから得ることができます。何よりも生まれながらに持っている人としての明るさが重要だと思っています。
――ELRHODESに入社すれば叶うことは何でしょうか?
井上陽平美容研究所では、多くの美容専門学校に講師を派遣しています。サロンで美容師としての技術を獲得できるのは当然ですが、その技術や知識を今度は講師として学生たち教えられるようになります。
美容専門学校で講師としてカットやカラーを教えると、自分自身の技術力や指導力まで高められるいい経験になります。
ほかには海外での研修が受けられたり、さまざまなコンテストに参加することもできます。ELRHODESには「やりたい」と思うことをサポートする度量の大きさがあります。
次回は、岩崎さんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【ELRHODES渋谷店マネージャー 岩崎勝利さん】#2>>