隼人 interview #1:驚愕!男性エステティシャンを目指した異端児「隼人」
男性による女性への施術で新境地を切り開いてきた隼人さん。「姿を整えて美しく」なるための「姿整美」というオリジナルメソッドは、ひとりひとりのお肌や体のお悩み・不調に合わせてカスタマイズできる施術。このオリジナルメソッドを生み出した隼人さんのこれまでと、将来についてお話を伺いました。
――男性でエステティシャンの方って、まだまだ少ないですよね? そもそもどんな経緯でエステティシャンになろうと思われたんですか?
「学生時代からずっと美容の世界には興味があったんです。女性はなぜ「美」を追求するのか? それは、他人に今よりも良く見られたい・美しくありたい、 という欲求から生まれるのではないかと考えるようになりました。なぜなら僕自身も『いつも若くいたい! 格好よくありたい!』という気持ちが強いほうなので、この気持ちって同じことだと思うんですよね。
だからごく自然な感覚で、女性の方たちが追求する気持ちが理解でき、そんな方たちの役に立てるような仕事がしたいと思うようになったんです。
そこで『全身のボディメイキングができるエステティシャンになるというのはどうだろうか?』と思いたったのです。現在でも男性エステティシャンの認知度は低いくらいですから、当時は全くと言っていいほど、世の中に浸透していませんでした。でも僕は、人がやっていないことに、あえてチャレンジする姿が「異端児」っぽくて、ワクワクしちゃったんですよね(笑)そんな思いつきが、今思えば第一関門の始まりといえますけどね(笑)」
――現在に至るまでは大変な道のりだったんですか?
「まずはエステティシャンになるためのスクール探しからスタートです。これがもう悲しくなるほど、ことごとく断られました。スクールを探しては、手当たり次第にあたるんですけど、どこからも返ってくる言葉は「ダメ」の一言。ある時なんて「エステティシャンをやるなんて男性には無理ですよ」とまで言われてしまい……。でも諦めるという気持ちにはなりませんでした。新たにスクールの資料を集めたり、スクールの説明会に参加したりと、隈なく探し回って、ようやく見つけたのが『国際エステティック協会』でした。
これでなんとか第一関門を突破といった感じでした。ですが、そこからがまた辛い日々の始まりだったんです。スクールに来る生徒は、当然ながら女性ばかり。その中で僕一人が男性だったから、時には全力で拒否されることも(笑)。正直、過去にあそこまで人に拒否された経験はないですね。ヘコんだり、落ち込むというよりも、もう挫折してしまいそうでした。『僕はこの業界を選んで本当に良かったのだろうか……、いつか独り立ちができる日は来るんだろうか』と。でも決めたからには気落ちしているわけにはいかない。
そんな時は、父親から言われた言葉に支えられました。その言葉が「30歳までには何をやってもいいが、30歳までに、絶対に独り立ちしろ!」と。父からもらったその言葉を胸に、マイナスの気持ちを振り払うかのように、当時はガムシャラになっていました。本気で精一杯がんばり抜いて、それでも通用しないというのなら、自分のやり方や実力のなさだと思って、もうその時はその時。だけどそれまではただ一生懸命やるしかない。そんな思いでスクールに通い続けました。どうやったら周りの人たちに受け入れてもらえるのかをいろいろと考えました。まずは行動や言動の変化に取り組み、徐々に心を開いてもらえるように努力しました。その努力の甲斐もあって、だんだんスクールの生徒さんたちの態度に変化が出てきました」
――卒業して、そのままエステティシャンになられたんですか?
「そうですね。スクールを卒業する頃になると将来的には、スクール経営もやってみたいと考え始めていました。そこを目指すのであれば、まず講師としてのスキルが必要になるかなと。それで卒業後は、エステティシャンの道ではなく、そのままそのスクールの講師になることにしたんです。ですがここでも問題が……。何しろスクールを卒業してすぐに講師という立場になったので、サロンでの実務経験がないわけです。自分が教えてあげられるのは技術だけ。でも当然のことながら、スクールの生徒さんたちからは「お客様がこんなことを望んでいた時はどうしたらいいですか?」「お客様へどんな風に伝えたらいいですか?」なんて聞かれます。そんな局面を目の当たりにして初めて、サロンの現場をイメージすることすらできない自分に愕然としました……。そして、お客様の対応に迷う生徒さんたちへ的確なアドバイスが出来ないことが本当に申し訳なくて……」
――なるほど。スクールの生徒さんから先生とよばれるプレッシャーはあったんですかね?
「そうなんです……。確かにありましたね。生徒さんたちには、現場のリアルな言葉をちゃんと伝えていける講師になろうと、一念発起して、男性でもすぐに働くことのできる整体サロンでも働き始めたんです。そのサロンで、僕自身がやっと、人生初となるお客様への施術を体験しました。あのときの緊張感と言ったら言葉では言い表せないものですね(笑)。
今でもそのときのことはしっかりと覚えていて、施術のときは手の振るえが止まらないくらい大変でした。施術でお金をいただくということに、すごく責任を感じました。僕はその時初めて、“人の身体に触れる”ということの本当の意味での尊さのようなものに気づいたのかも知れません。それはつまり、この時間そのお客様の大切なお体をお預かりするということへの責任。この気持ちは、今の施術に対する考え方へとつながっていきました」
Profile
隼人(はやと)さん
姿整美JAPAN 総監督 姿整美COLLEGE 代表 サロン・ド・リアン主宰
出身地:東京都
血液型:O型
趣味:フットサル
座右の銘:「後悔先に立たず」
”エステ”と”整体”を融合させた技術「姿整美」の考案者。2010年 独立。現在原宿にてエステティックサロン「サロン・ド・リアン」経営。2015年 “姿整美”が学べるエステティックスクール「姿整美COLLEGE」開校。
現在、サロンでの施術の他、独自のメソッド”姿整美”が学べるスクールや美容・健康に関するセミナー、商品(美容器具など)の監修、書籍を出版し国内で講演活動も行なっている。テレビや雑誌にも多く取り上げられ、男性による施術の新境地を切り開く異端児。
COMPANY
“エステ”と“整体”を融合させた技術「姿整美」が受けられるサロン。一般的に、整体は、“筋肉をほぐして、持続力を出していく”エステは、“リンパを流し、輪郭を形成していく”と言われています。姿整美は、お互いの良いところを融合させ、筋肉を“ほぐして”、リンパを“流して”、姿勢を“整える”ことにより、その人だけが持つ『美』を究めることができます。
サロン・ド・リアン 公式HP
animus ア・ラ・モード 公式HP
姿整美COLLEGE
無料体験・説明会開催中!
姿整美カレッジではスクールの雰囲気を感じながら、より詳しい授業内容や方針などをお伝えする説明会を随時開催しております。卒業後のサ ポートなど気になる内容も丁寧にご説明いたします。初めてエステティシャンを目指す方は、施術の無料体験もございますのでお気軽にご予約ください。
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姿整美COLLEGE 公式HP
http://www.shiseibijapan.jp/
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