アロマセラピストの仕事はきつい?大変なことややりがい・魅力、キャリアアップにおすすめの資格を紹介!

アロマセラピストという職業に興味はあっても、「仕事がきついのでは?」「やりがいはあるのかな」と気になっている人も多いのではないでしょうか。しかし、どんな仕事であっても、大変な部分もあれば、楽しくてやりがいを感じられる部分もあります。

そこで、アロマセラピストの仕事に対する心配や不安を解消すべく、きつい・大変な点と、やりがいや魅力になる点をお伝えします。アロマセラピストになりたい人は、ぜひしっかりお読みください。

アロマセラピストの仕事のきついところは?

はじめに、アロマセラピストの仕事のきつい点とはどんなところなのかを見ていきましょう。

1.肉体的な負担が大きい

アロマセラピストは立ちっぱなしで手や腕で施術をすることがほとんどのため、セラピスト自身の肉体的な負担が大きく体力の消耗が激しい仕事です。ときには負荷がかかりすぎて、指や手首を痛めてしまうこともあります。

まとまった休憩もとりづらい

お客様の来店状況にもよりますが、アロマセラピーの施術と施術の間はあまり時間が長くなく、短時間で片付けや次の施術の準備などをしなければなりません。そのため、ゆっくり座って休憩する時間もほとんどとれないことが多いです。

2.メンタル面の負荷もある

サロンの特性上、日頃の疲れやストレスから癒やしを求めて来店されるお客様が多いため、お客様の疲れをみずからが受け取ってしまうことがあります。

また、癒やしを提供する場所である以上、自分が肉体的な疲労を抱えていても、お客様の対応をするときには疲れを隠さなければなりません。そのため、精神的にも負担がかかりやすいという一面があります。

3.給料が低め

全国的に見たときのアロマセラピストの年収は381.9万円で、給与所得者全体の平均給与(443万円)と比較するとやや低いです。また、月の給与額別の人数割合を見ても17万~25万程度が多いため、決して給与水準が高いとはいえません。

引用元
アロマセラピスト – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁

4.人間関係

アロマセラピストは女性が多く、人間関係での摩擦が起こりやすい仕事でもあります。スタッフ間で競争したり、待遇の違いによって間柄にヒビが生じたりすることがあるので、そのような人間関係に悩む人もいるのが事実です。

5.生活リズムが崩れやすい

夜遅くまで、または朝方まで営業しているサロンもあるため、勤務のシフトによっては生活リズムが崩れやすく、体調に影響が出てしまう人もいます。

せっかく癒やしの仕事をしているのに、自分の体が悪くなっては本末転倒。シフトの融通を利かせてもらうなど、体に負担をかけないような対策をとることが大切です。

アロマセラピストの仕事のやりがいや魅力

アロマセラピストの仕事は、大変な一方で大きなやりがいのある魅力的な仕事でもあります。そこで、どんなところがやりがいや魅力なのか、3つの点を紹介します。

1.お客様を癒やして喜んでもらえる

アロマセラピストは、お客様への施術を終えた後、来店したときよりもすっきりした顔やリラックスした表情を直接見ることができます。

ときには「ありがとう」「癒やされた」「すっきりした」などの嬉しい言葉をかけてもらえることもあるので、施術したセラピスト側も大きな喜びを得られるでしょう。

2.好きなことを仕事にできる

もともとアロマが好きでアロマセラピストになった場合、自分の好きなことを仕事にすることができます。一日中、大好きなアロマに囲まれて過ごせるうえ、仕事をする前から身につけていたスキルを仕事に活用できるので、楽しく働けるでしょう。

3.実力次第で給与が上がる

アロマセラピストの収入は、実力に応じて変動することが多いです。サロンの給与形態にもよりますが、指名制や歩合制を採用しているサロンでは、指名客が増えればそのぶん給与に反映されます。

そのため、努力してスキルを磨いていけば、収入アップの可能性も高くなるでしょう。

アロマセラピストのキャリアアップに資格を取得しよう

前章でお伝えしたような仕事のやりがいや魅力を十分感じるためには、アロマセラピストとしての実力とキャリアを積んでいくことが必要です。その一環としてぜひアロマ関連の資格を取得してほしいので、ここではおすすめのアロマセラピストの資格を紹介します。

アロマセラピスト|AEAJ

日本アロマ環境協会(AEAJ)が認定するアロマセラピスト資格。精油の知識・解剖生理学・皮膚科学などを学ぶことにより、プロとしてアロマトリートメントやコンサルテーションを行えることを認められます。

資格取得のためには、アロマテラピー検定1級合格・AEAJ入会・必修科目履修などの条件があるので、ひとつひとつクリアして取得を目指してみてください。

引用元
日本アロマ環境協会
アロマセラピスト|日本アロマ環境協会

アロマ・セラピストコース|NARD JAPAN

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)の認定校で開かれている講座で、「アロマトリートメント理論」「アロマ・セラピストに関する法令」「ヒトのからだ」などの内容を学びます。

実技は講師が受講生ひとりひとりにレクチャーしてくれるので、体感を通じてしっかり習得することができるでしょう。すべてのカリキュラムを受講して試験に合格すると、「アロマ・セラピスト」として認定を受けられます。

引用元
NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会
アロマ・セラピストコース|NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会

IFA国際アロマセラピスト|IFA

世界的に権威のあるアロマセラピー団体「IFA(国際アロマセラピスト連盟)」が認定する、難関かつ名高いアロマセラピスト資格です。みっちり勉強する必要はありますが、アロマセラピストとしてハイレベルな活躍を目指したいなら、持っておいて損はありません。

資格の取得には、IFAに認定されたスクールに通う必要があります。

例えば、認定校のひとつであるアクトインターナショナルスクールでは、IFA基礎・IFA専科・スウェディッシュボディという3パターンのコースがあり、基礎コースの受講により、前述したAEAJの資格取得も可能。

専科コースでは、より上級者向けの精油学・解剖生理学・トリートメント実技などを学びます。

なお、「スウェディッシュボディ」とはスウェーデン式のボディトリートメントのことで、「世界のすべてのトリートメントのルーツ」といわれる歴史深い技術。コースを受講することにより、力の入れ方や抜き方、疲れない体の使い方などを学べます。

引用元
IFA
IFA国際アロマセラピストコース|アクトインターナショナルスクール

アロマセラピストは大変だけど大きなやりがいのある仕事

アロマセラピストの仕事にはたしかにきつい点もありますが、お客様が喜ぶのを間近で見られるなど、やりがいが大きく魅力的な職業です。

人のためになる仕事がしたい・アロマが好きなど、アロマセラピストに興味があるなら、ぜひ資格の取得も検討しながら知識と技術を身につけてみてください。キャリアを積んで実力をつけ、お客様から支持される人気のアロマセラピストを目指しましょう。

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