通信学習で美容師免許を取得してアイリストを目指したい!働きながら資格を取得する方法を紹介
まつエクやまつ毛パーマなどの施術をおこなう、アイリスト。そんなアイリストになるためには、美容師免許が必要なことをご存知でしょうか?すでに社会人として働いている人のなかには、アイリストになりたくても学校に通うために仕事を辞めるのはためらってしまう、などの理由で諦めてしまっている人もいるかもしれません。
しかし、美容師免許は、働きながらでも取得を目指すことが可能です。そこで今回は、働きながら美容師免許を取得してアイリストを目指す方法について解説します。
アイリストとは? アイリストの定義について
まつエクの施術をおこなう人を「アイリスト」と呼びます。この認識は間違いではないのですが、実は「アイリスト」とは、有限会社ローヤル化研が商標権を取得している名称です。有限会社ローヤル化研で働くアイリスト以外が、アイリストと名乗って仕事をすることは、商標権の侵害となってしまいます。
まつエクの施術をおこなう人でなくても、有限会社ローヤル化研に関わらない人がアイリストと称した活動をすることは、商標権の侵害になります。商標権を侵害した人は、罰金もしくは懲役などの罰を受けなければならないので、「アイリスト」という名称の利用には注意が必要です。
アイラッシュサロンでは、まつエクのほかにまつ毛パーマの施術もおこなうことが多いです。まつ毛パーマの施術をおこなう人も「アイリスト」と呼ばれますが、前述のように、「アイリスト」は登録商標のため、自ら名乗ると商標権の侵害にあたります。
ちなみに、アイリストのほかに「アイデザイナー」という名称もありますが、これらの呼び方と仕事内容については、大きな違いはありません。こうした点を踏まえて、次の章ではアイリストの仕事内容を解説していきます。
アイリストになるために必要な資格とは
アイリストの仕事は、以前までは資格がなくても就くことができました。しかし、アイリストの仕事が普及しはじめてからは、施術するうえでの安全面を考慮して、2008年以降国家資格である美容師免許が必要になったのです。
ここでは、現時点でアイリストになるために必要な資格や手続きなどについて、詳しく解説していきます。
1.美容師免許の取得が2008年以降必要に
現在、アイリストとして仕事をするには、必ず美容師免許が必要です。
まつエクの施術がおこなわれるようになった当初は、とくに資格は必要ではなく、誰でも施術をおこなえる職種でした。
しかし、まつエクを利用する人が増えるにつれ、まつエクを接着するための「グルー」が目に入って腫れてしまう、角膜を傷つけてしまうといったトラブルが多発。こうしたトラブルを防ぎ、安全性を確保するために、2008年以降は美容師免許の資格を持っていることが必須条件となりました。
これまでまつエクサロンを開業して多くの施術をおこなってきた人でも、資格がないとアイリストとしての仕事ができません。
美容師免許の取得方法については、下記のページにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【2022年度最新版】美容師国家試験はどんな内容? 合格率や受験資格と併せて解説!
2.アイリストになるなら、取っておきたい民間資格一覧
さきほど解説したように、アイリストになるためには美容師免許を取得していることが必須です。しかし、実際には、美容師免許を取得するまでに勉強する内容と、アイリストに必要な技術や知識は異なる部分があります。
美容師はあくまでヘアデザインをすることがメインですが、アイリストはまつ毛をデザインする仕事。この点から、アイリストになるためには、アイリスト向けの施術や知識を習得する必要があります。
アイリストになるための勉強ができる学校や、習得した技術を検定する資格は民間で多数展開されていますので、ぜひ目指してみましょう。つづいては、資格取得におすすめの民間資格をご紹介します。
日本まつ毛エクステンション認定機構 技能検定試験(JECA)
「日本まつ毛エクステンション認定機構 技能検定試験(JECA)」は、アイリストとして施術をおこなうための技術と知識を検定する試験です。資格は、以下の5種類にわかれています。
引用元
日本まつ毛エクステンション認定機構 技能検定試験(JECA)
日本アイリスト協会(JEA) 技能検定試験
「日本アイリスト協会(JEA) 技能検定試験」も、アイリストとして施術をおこなううえでの技術と知識を検定する試験です。資格は以下の3種類で構成されています。
日本ラッシュアーティスト協会(JLA)技術評価試験
LEVEL1からLEVEL5までの5段階があり、LEVEL5が最高レベルの、まつエクの技術評価試験です。LEVEL1は誰でも受験できますが、LEVEL2は美容師免許の取得、LEVEL3~5はそれぞれに応じた年数の実務経験が受験資格となっています。
キャリアアップを目的とするなら、総合的な知識と正確かつスピーディーな技術、デザイン力を求められるLEVEL4、プロフェッショナルといえる巧みな知識と技術を求められるLEVEL5に挑戦してみてください。
引用元
日本ラッシュアーティスト協会(JLA) 技術評価試験
NEA日本まつげエクステ協会 プロアイリスト検定
「NEA日本まつげエクステ協会のプロアイリスト検定」も、先にご紹介した資格同様に、アイリストとしての技術と知識を検定する資格です。資格には1~3級の3種類と、認定講師があります。
働きながら資格を取得してアイリストになる2つの方法
ここからは、働きながら資格を取得する方法を2つ紹介します。
1.美容師養成施設の通信科で学ぶ
一つ目は、通信科のある美容師養成施設に入学して学ぶ方法です。通学の必要な昼間・夜間課程が2年間であるのに対し、通信課程は3年間と、学習期間は1年長いものの、働きながら学び資格取得を目指すことができるのは魅力的です。
ただし、すべての美容師養成施設に通信科があるわけではありません。通信科がある美容師養成施設を一部紹介します。
日本美容専門学校通信科
日本美容専門学校は、昼間部・夜間部のほかに、通信科があります。通信科では定期的なWEBレポートの提出と添削、さらにスクーリングが必要な科目については夜間の講座開講と、働きながらやダブルスクールでも学びやすい環境が整えられています。
資生堂美容技術専門学校美容師通信科
大手化粧品メーカーである資生堂が運営する、資生堂美容技術専門学校は美容師養成施設の一つ。この資生堂美容技術専門学校にも、美容師通信科があります。
美容師国家試験の合格率が全国平均60.5%に対し、この学校の卒業生は71.9%と高い合格率を誇っています。この合格率を誇る秘密は、スクーリング時に筆記試験対策の確認テストや、実技模擬試験など合格に向けたきめ細かい対策です。
2.美容師免許を取得できるアイリストスクールに通う
二つ目は、美容師養成施設に通うほかに、美容師免許を取得できるアイリストスクールに通うという方法です。アイリストスクールは通常、まつ毛パーマやまつエクの技術に特化した授業をおこなうため、美容師免許の受験資格は得られません。
しかし、国が認可したアイリストスクールであれば、美容師免許の取得に必要な条件を満たすことができます。アイリストスクールなら、美容師免許取得のためのカリキュラムに加え、アイリストに必要なスキルも集中的に学ぶことが可能です。
美容師免許を取得できるアイリストスクールを、一部紹介します。
ジャパンアイリストカレッジ|プロコース
ジャパンアイリストカレッジ(JEC)は、目元を美しくできる人材のプロフェッショナルを育てる総合教育機関です。同機関の「プロコース」を選択すると、提携校の専門学校とのダブルスクールで美容師免許の取得を目指しながらアイリストに必要な知識・技術を身につけることができます。
授業時間は20時間で、授業料は22万円とスタートキット代3万8,170円がかかります。アイリストとして就職したい人や、まつ毛を正確に付けられるよう知識を学びたい人におすすめです。
引用元
ジャパンアイリストカレッジ
ジャパンアイリストカレッジ|受講コース-個人向けまつげエクステ
アンドルーチェテクニカルスクール|美容師国家資格取得支援コース
アンドルーチェテクニカルスクールは、国家資格の美容師免許取得の支援を受けられるまつ毛エクステスクールです。美容師国家資格取得支援コースを選ぶことで、提携校と専門学校とのダブルスクールでまつエクの技術習得と美容師免許の取得を目指すことができます。
受講期間は3年間で、アイスタイリスト技能検定試験3級・2級・1級を目指すことも可能。大阪提携校では64万6,000円と教材費、東京提携校では75万4,000円と教材費で、美容師免許取得とアイスタイリストに必要な知識を養うことができます。
引用元
アンドルーチェテクニカルスクール|美容師国家資格取得支援コース
なお、そのほかの推奨校によって費用が異なるため、アンドルーチェテクニカルスクール公式ホームページより詳細をご確認ください。
アンドルーチェテクニカルスクール
働きながらアイリストを目指すメリット
アイリストを目指して美容師養成施設に入学するのに、仕事を辞める必要はないと知って安心した方もいるのではないでしょうか。ここからは、働きながらアイリストを目指すメリットについて見ていきましょう。
1.収入を維持しながら資格取得を目指せる
一つは、収入を維持しながら資格取得を目指せるというメリットです。通学のために仕事を辞める必要がないため、現在の収入を維持することができます。生活費や学費をまかなうことができ、安心して勉強に励むことができるというのは大きなメリットといえるでしょう。
2.キャリアパスを築ける可能性がある
もう一つは、どんなアイリストになりたいか、どんな働き方をしたいかといったアイリストとしての目標は、現在の仕事で積んだ経験が役に立つかもしれないということです。アイリストとはまったく異なる業界・職種で働いていても、経験は無駄にならず、アイリストになってからも活かせるでしょう。
働きながらアイリストを目指すデメリット
働きながらアイリストを目指すことにはメリットがある一方で、残念ながらデメリットもあります。ここからは、デメリットを見ていきましょう。
1.直接指導を受けられる機会が少ない
通信制で学ぶ場合は、どうしても教師から直接指導を受けられる機会が少なくなってしまいます。そのため、わからないことをすぐに質問することができず、自分で解答をみつけなければいけません。また、解決したと思っても、それが正しいかどうかを確認できないことも。疑問や悩みの解決にタイムラグが出てしまうのは、デメリットと言えるでしょう。
2.プライベートな時間が取りづらい
仕事と学習を両立しなければならないため、プライベートな時間が取りづらいというデメリットもあります。昼間は働き、退勤後に家事などの合間に学習する必要があるため、時間が足りずリフレッシュなどの時間が取れなくなってしまうリスクがあります。
なかには睡眠時間を削って勉強する人もおり、疲労が蓄積してしまい体調を崩してしまうことも考えられるでしょう。
アイリストの仕事内容は?
ここからは、アイリストがどんな仕事をしているのかについて、具体的に見ていきましょう。
1.カウンセリング
まずは、施術前におこなう「カウンセリング」があります。カウンセリングによって、お客様の目の状態を見ながら、希望の仕上がりをヒアリングしたり、目の状態に似合うアイデザインを提案したりします。
固めのまつエクを140本つけたいとカウンセリングでリクエストされても、目の大きさや地まつ毛の状態によってはそれが難しいことも。その場合は、可能な本数やまつエクの長さで、できるだけ理想に近いデザインを提案しましょう。
施術後に、まつ毛の手入れ方法についてアドバイスをするのも、アイリストの仕事です。カウンセリングで丁寧な対応をすることで、お客様に安心して施術を受けていただけます。
2.まつ毛エクステンション
まつエクの施術をおこなうのが、アイリストのメインの仕事です。まつエクは、ただまつ毛にエクステをつければよいというわけではありません。目頭から目尻にかけてのまつエクの長さの調整や、カールの流れなど、こまかい部分をひとつひとつ確認しながら、施術をおこなっていきます。
地まつ毛は、一列に太いまつ毛が生え並んでいないこともあるのが特徴です。同じ位置に2本重なって生えている、エクステをつけたい場所に、細く短いまつ毛しか生えていないといったことも。どのまつ毛にエクステをつけていくかの判断は、とても重要になります。
細く短いまつ毛は、生えかけているまつ毛であることも多く、そこに無理やりエクステをつけてしまうと抜けてしまい、新しいまつ毛が生えにくくなってしまうことも。いかに地まつ毛へ負担をかけず、施術していくかも、アイリストの腕の見せどころです。
3.まつげパーマ
「地まつ毛が比較的しっかり生えているので、エクステの必要がないけれど、ビューラーをしなくてもいいようにパーマでカールを出したい」というお客様もいるでしょう。そのため、アイラッシュサロンでは、まつエクだけでなく、まつ毛パーマの施術をおこなっているところもあります。
お客様にまつ毛パーマを施すのも、アイリストの仕事です。まつ毛パーマは、細いまつ毛用のロッドにまつ毛を巻いてカールを付ける方法と、ビューラーのような器具を使用してカールをかける方法があります。
まつ毛パーマも、パーマ液が目のなかに入ってしまうと眼球のトラブルを招くので、確かな技術が必要です。アイリスト養成校では、まつ毛パーマの技術を学べるところもあります。
4.その他店舗業務
そのほか、サロンの清掃や備品の在庫管理、売上管理、スタッフの研修などもアイリストの仕事の一部です。お客様が気持ちよく施術を受けられるよう、つねにサロンをきれいにしておくことはマスト。また、それぞれのスタッフが日々レベルアップできるよう、定期的な講習会で技術を高めることも欠かせません。
アイリストはまつエクをする人、という印象が強いですが、サロンワークとなるといろいろな仕事があるということがわかるでしょう。
以下に、現在アイリストとして活躍している人のインタビュー記事をご紹介します。これからアイリストとして頑張りたい人に役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【SNSで売り上げアップ】SNS集客成功の決め手はモデルさん選び【Cilon. アイリスト・yunさん】#1
【SNSで売り上げアップ】流行のマツエクをアップして予約が絶えないほど人気に!【LIFE by Eye Wish アイリスト・川崎明香さん】 #1
アイリストの給料について
アイリストの給料は、サロンや立地、経験によって大きく変わってきます。たとえば、比較的物価の安いエリアにあるアイラッシュサロンの場合、月収は18万円程度のところも少なくありません。
求人サイト「リジョブ」に掲載されている求人情報から、2024年1月現在のアイリストの給料の平均を紹介します。
正社員 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 213,096円 | 406,101円 | 309,599円 |
店長(候補) | 246,756円 | 455,298円 | 351,027円 |
アルバイト | 時給下限 | 時給上限 | 平均 |
スタッフ | 1,073円 | 1,440円 | 1,257円 |
店長(候補) | 1,101円 | 1,513円 | 1,307円 |
このほかにも、フリーランスで活動をしていてアイラッシュサロンの正社員として働く場合、自分のお客様をサロンに連れてこられる人は、プラスアルファの報酬をもらえるところもあります。もしくは、基本給としてある程度の月収が設定され、歩合制で売り上げたぶんを給料に報酬が上乗せされるというシステムのサロンもあるようです。
リジョブでのフリーランスや業務委託の2024年1月現在の報酬データは、以下の通りです。
業務委託 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 211,794円 | 583,333円 | 397,564円 |
店長(候補) | 239,826円 | 598,985円 | 419,406円 |
アイリストに向いている人はどんな人?
アイリストとして働くのに、どんな人が適性があるといえるのでしょうか?ここからは、アイリストに向いている人の特徴について、見ていきましょう。
1.美容やファッションの流行に興味がある人
アイリストに適性がある人の特徴のひとつ目に挙げられるのは、美容やファッションといったものの流行に興味がある人です。
まつエクやまつ毛パーマなどの施術を受けに来るお客様は、美意識が高い人が多いです。とくにメイクは、流行の移り変わりが早い傾向にあるため、お客様の希望を汲み取りつつ流行を取り入れたデザインを提案しなければなりません。
そのためには、アイリスト自身も美容やファッションなどのトレンドに敏感である必要があります。
2.集中力がある人
アイリストという仕事には、集中力が必要です。サロンでお客様の対応をするのは、一日にひとりだけとは限りません。また、ひとり当たりの施術時間も、決して短いものではありません。
一日に何人もを相手に、長時間、目元という皮膚が薄く敏感な部分に細かな作業をする必要があるため、集中して丁寧な作業をすることができる人はアイリストに向いているといえるでしょう。
3.高い向上心を持っている人
アイリストのような美容業界は、日々新しい技術や商材が出てくるため、常に新しい技術と知識を学ぶ姿勢を持つ必要があります。また、現状の技術に満足せず、スキルを磨くことで、お客様が施術に満足し指名を受けることもあります。
そのため、高い向上心を持ち、日々学び続けることも楽しめる人は、アイリストの仕事を続けやすいでしょう。
4.コミュニケーションを取るのが好きな人
アイリストには、コミュニケーション能力も求められます。お客様が満足いく施術をするためには、カウンセリングでお客様の要望や悩みを聞き出す必要があるからです。また、施術中に、お客様と雑談をすることもあります。
5.人に喜んでもらうのが好きな人
施術後にお客様が喜んでいる姿を見るのは、アイリストの仕事のモチベーションのひとつ。自分の施術でお客様を喜ばせたい、という気持ちが大きい人も、アイリストに向いている人です。
アイリストのやりがいとは?
アイリストに限らず、仕事を続けるには、何かしらのやりがいを得てモチベーションを保つことも必要な要素のひとつです。アイリストという仕事のやりがいについて紹介します。
憧れの美容業界で働くことができる
アイリストを目指す人は、もともと美容に強い興味や関心を持っている人が多いです。そのため、憧れの美容業界で働くこと自体がやりがいであるといえるでしょう。
日々新しくなっていく美容業界の最先端の技術や知識に触れることができるのは、アイリストなど現場で働く施術者だからこそといえるでしょう。
お客様の晴れの日の演出に関わることができる
アイラッシュサロンでは、成人式や結婚式といった、人生の節目のイベント前に施術を受けるというお客様も多いです。そんなお客様の一大イベントに関わることができるのは、アイリストという仕事ならでは。
お客様の晴れの日の演出に関わり、思い出作りに貢献することができるのは、アイリストの大きなやりがいとなります。
お客様から指名を受けた・リピーターになってくれた
アイリストとして働くうちに、お客様から指名を受けた、リピーターになってくれた、ということもあるでしょう。お客様から指名を受け固定客として来店してもらえると、自分の技術に満足してもらえた、と実感することができます。
職場の評価を得た
サロンにもよりますが、アイリストは、指名数などのお客様からの評価が、歩合などで給与に反映されることが多いです。そのため、給与という目に見える形での職場からの評価は、モチベーションアップにつながります。
アイリストのここが大変!
たくさんのやりがいがあるアイリストですが、仕事ですから、苦労することや悩みもあります。ここからは、アイリストとして働くうえで大変な面について見ていきましょう。
一人前になるまでの研修に苦労した
一人前のアイリストになるまでには、たくさん練習をしなければなりません。せっかくアイラッシュサロンに就職できても、一人前のアイリストとしてお客様に施術ができるようになるまでは、研修で苦労するということも多いでしょう。
また、モデル人形などでは上手く施術できても、実際のお客様への施術となると感覚が違い練習通りに施術できない、といった悩みもあります。お客様はモデル人形とは違い、まつ毛のクセなど人それぞれ違う部分に対応しなければならないので、なかなか技術に自信が持てなかった、という悩みもあります。
施術のプレッシャー
まつ毛の施術には、強いプレッシャーを感じてしまうことが多いです。目元は周囲より皮膚が薄く、さらに目という非常に大切な体の一部のすぐ近くのデリケートな部分に、細かい作業を施さなければなりません。
失敗してしまっては、お客様の肌や目に何らかのトラブルが起きてしまうリスクも考えられます。そのため失敗が許されず、強いプレッシャーを感じストレスになってしまうこともあります。
指名を獲得するまでが大変
アイリストの知識や技術は、直接お客様の満足感につながるため、お客様はすでに気に入ったアイリストを指名する人が多いです。そのため、新人のアイリストはなかなか指名がとれないこともあるでしょう
指名を獲得するには、新規のお客様に施術をして満足してもらわなければいけません。固定客を獲得するまでは、長い時間を必要とすることもあります。
自分に合ったサロンを探すには?
美容師免許を取得し、アイリストとして働けるようになったら、次は自分に合ったサロン探しをしましょう。
とはいえ、まだアイリストとしての実務経験がない人だと、未経験者を歓迎するサロンに応募しても多くの応募者が殺到し、なかなか就職につながらないといったことも。そのようなときは、これから紹介する方法を試してみてください。
1. エージェントを利用する|美容系に強いエージェントがおすすめ
アイリストの求人を探したいときは、転職エージェントの利用を検討しましょう。美容業界に強いエージェントを利用することで、自分の理想に近いサロンを見つけられます。
エージェントは人材会社が運営することが多く、気軽に試しやすく手厚いサポートが受けられるといった特徴があります。
2. 求人サイトで探す|美容系に強い求人サイトがおすすめ
美容系に強い求人サイトの利用もおすすめです。詳細検索機能のついた求人サイトを選べば、就職後のミスマッチを防ぎ、腰を据えて働くことができます。
リジョブは、豊富な求人数のなかから詳細な検索条件で、自分にぴったりな求人を探せる求人サイト。「個人サロン」や「未経験歓迎」、美容師免許がないときであれば「美容師免許不問」など自分に合わせたサロンが検索できるので、使いやすく理想的な求人を見つけやすいといった特徴があります。
アイリストを目指す人が履歴書で押さえておきたいポイントとは?
理想的な求人が見つかったあとは、履歴書を作成する必要があります。とはいえ、どのようなことを書く必要があるのか、忘れてしまった人、またはわからない人もいるでしょう。アイリストの履歴書には、アイリストを目指すことになったエピソードや、アイリストになるために取り組んできたことなどを書きましょう。
具体的な書き方や、そのほかの項目についてはこちらのページで詳しくまとめているので、この機会にあわせてチェックしてみてください。
アイリストの履歴書とは?書類選考を突破するためのポイントや注意点、志望動機と自己PRの例文を紹介
サロン面接で好印象を与えるには?
履歴書の作成が終わったら、次は面接対策をおこないましょう。サロン面接では、サロンを選んだ理由や応募に至ったエピソードなどを聞かれることがあります。
モアリジョブでは、アイリストの面接での回答例や面接で見られている点などを詳しくまとめています。理想的な求人が見つかり、できれば就職を成功させたいと考える人は、この機会にこちらの記事もご覧ください。
アイリストの面接では何を聞かれる?チェックされる点や身だしなみ・持ち物も解説
アイリストになるには美容師免許が必須!
アイリストとしてお客様に施術をするには、美容師免許が必要です。美容師免許を持っていればアイリストの通信講座を受けて知識・技術を身につけ、アイリストの施術をおこなうことができます。
美容師免許を持っていない人は、通学なら2年間、通信なら3年間勉強したのち、美容師国家試験に合格すると取得できます。美容師の勉強と同時にアイリストの勉強をおこなっていくことも可能です。
アイリストは通学・通信のどちらの方法でも勉強できますので、ご自分に合った方法を選んでアイリストを目指してみてくださいね。
リジョブは、未経験の求人が多く、さらに転職満足度も98%※と非常に高いサービスです。ぜひリジョブで自分に合った求人を探して、アイリストになるという夢を叶えてください。
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)