美容師がスキルアップを目指すのに磨くべきスキルやおすすめの資格は?

お客様の髪をカットしたりカラーやパーマをしたり、ヘアケアのアドバイスをおこなったりと、髪の美容のプロフェッショナルである美容師。

美容師はお客様一人ひとりに対応する接客業であると同時に、さまざまな施術をおこなう技術職でもあるため、長く働き続けるためにはスキルアップする必要があります。

そこで今回は、美容師のスキルアップについて、どんなスキルを磨くべきかやおすすめの資格などについて紹介します。

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美容師に求められるスキル

はじめに、美容師にはどんなスキルが求められるのかを見ていきましょう。

1.施術スキル

美容師の仕事と言われて一番はじめに思い浮かぶのは、お客様への施術ではないでしょうか。カット・カラー・パーマ・スタイリングなどの施術スキルは、美容師としての基本です。

美容業界は流行やトレンドの移り変わりが比較的早く、技術や薬剤も日々進歩しています。新しい技術やスキルを学びつつトレンドも取り入れ、どんなお客様にも柔軟に対応できるような、高い施術スキルが必要です。

2.接客スキル

美容室はお客様のキレイを引き出す場所であると同時に、日常を忘れてリラックスしていただく場所でもあります。そのため、お客様が気持ちよくリラックスして施術を受けられるよう、お客様と適切なコミュニケーションを取る必要があります。

コミュニケーションといっても、ただ会話をすればよい、というわけではありません。お客様のなかには、あまり喋りたくないという性格の人や、今はそういう気分ではないという方もいらっしゃるため、お客様のその日の気分や調子も見極めてコミュニケーションを取れる、接客スキルが必要です。

また接客スキルは、お客様の悩みや要望を聞き出して適切なサービスの提案・提供をしたり、アドバイスをしたりするのにも役立ちます。

3.長く学び続ける向上心

美容業界は日々新しい技術が生まれ、トレンドの移り変わりが早い、と前述しました。施術スキルを高めるためには、こういったスキルを常に学び続けなければいけません。

新しいことを学んだり、今持っている技術の質を高めたりすることを楽しめるような向上心や学習意識は、スキルの一つといえるでしょう。

4.集客・経営などのビジネススキル

スキルを磨いてキャリアを重ねるなかで、店長やマネージャーのような管理職になったり、自分の店舗を持ったりすることもあるでしょう。その際には、美容師としてのスキル以外に、集客・経営などのビジネススキルも必要です。

美容師としての実務のなかで学べることもあれば、ときにはまったく知らないはじめての分野を学ばなければならないこともあるかもしれません。しかし、前項で紹介した学び続ける向上心があれば、努力を続けられるでしょう。

美容師がスキルアップする6つの方法

美容師が磨くべきスキルについておわかりいただけたところで、スキルアップするためにはどのように学べばよいのか、代表的な勉強方法を見ていきましょう。

1.日々練習を積み重ねる

とくに美容師の基本スキルともいえるカットやスタイリングなどについては、日々の練習が何よりも大切なのではないでしょうか。練習用のウィッグを利用したり、カットモデルをお願いしたり、地道に努力を積み重ねましょう。

もしもサロンで練習ができる環境が整っているのであれば、先輩や上司などに質問したりアドバイスをもらえたりするかもしれません。なかには、会社・サロンごとに独自の研修制度を設けているところもあるので、積極的に参加してみてください。

2.研修・講習・セミナーなどに参加する

有名美容師やサロン経営者、美容メーカーなどが、美容師向けに研修・講習・セミナーなどを開催していることがあります。こういった研修に参加して学ぶのもよいでしょう。

技術系やビジネス系などさまざまなものがあるので、自分が伸ばしたいスキル・苦手なスキルのものを選んでみてください。

美容師が講師の研修であれば、美容師に必要なスキルをピックアップしていたり、実体験からの話を聞けたりと、より身近に感じることができて学びやすいかもしれません。

3.本や雑誌を購入する

サロン経営者やカリスマ美容師など、業界の先端を行く人が書いた本を読んでみるのも勉強方法の一つです。ほかにも美容師向けの専門誌や業界誌などの雑誌には、その業界ならではの最新情報などがいち早く掲載されるため、トレンドや技術を知るきっかけになります。

4.オンライン動画やSNSを利用する

インターネットを利用して、有名美容師やサロン、メーカーなどが公開している動画を見てみると、思いがけない学びがあるかもしれません。SNSでほかの美容師と交流し、情報交換をする方法もあります。

こういった動画は無料で公開されていることも多いため、まずはコストを掛けずに視野を広げたいという方や、何を学べばよいのかわからないためきっかけとなりそうな情報が欲しいという方におすすめです。

5.資格を取る

美容師免許以外に、美容師のサロンワークに役立つ資格を取るのもおすすめです。資格の取得には講座の受講や試験の合格が条件となっていることが多いため、おのずと学習が必要になり、スキルが身に付くからです。

なお、美容師におすすめの資格については、のちほど紹介します。

6.転職する

違うサロンに転職することも、スキルアップにつながる可能性があります。

実習や研修制度が充実しているサロンや、技術を参考にしたい先輩がいるサロンで働くと、新しい技術をより学びやすいかもしれません。また、環境を変えることそのものが刺激となる可能性も。ほかにも、アイリストやアイブロウリストのような、美容師免許が活かせるほかの業種へ転職する方法もあります。

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美容師から転職!おすすめの職業や評価されるスキルと転職を成功させるポイント

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美容師が転職するなら求人サイトの利用がおすすめ

美容師が転職先を探すには、ハローワークなどの求人情報が集まる施設に行ったり、転職したいサロンのホームページを調べたりする方法があります。しかし、なかなか窓口に訪れる時間が取れなかったり、どのサロンがよいのか決められなかったりすることもありますよね。

そんなときにおすすめなのが、求人サイトの利用です。求人サイトはさまざまな企業が求人サイトを掲載しており、インターネットに接続できれば好きな時間にどこからでも求人情報をチェックすることができます。

求人サイトのなかには、特定の業界や業種に特化したものもあります。美容業界に特化した求人サイトの一つが、リジョブ。

リジョブには美容室やアイラッシュサロン・エステ・リラクサロンなど、さまざまな美容・リラク業界の求人が掲載されています。勤務エリアや勤務時間、待遇などの労働条件のほか、スタイリスト・アシスタントといった役職や面貸し・ミラーレンタルOK、席数といったサロン規模、「サロンの場所が商業施設内」のような、美容業界ならではの検索条件から絞ることも可能です。

また、各職の就職ノウハウを解説した記事を多数掲載している、「モアリジョブ」というWebマガジンも運営しているため、求人を探しつつ転職活動のコツやポイントを知ることもできます。

リジョブ
モアリジョブ|美容業界の応援メディア

美容師におすすめの資格5選!

ここからは、美容師におすすめの資格を5つ紹介します。

1.管理美容師

管理美容師は、二人以上の美容師が働く美容室に必要な衛生管理者です。

美容師法第十二条三項では、以下のように定められています。

「美容師である従業者の数が常時二人以上である美容所の開設者は、当該美容所(当該美容所における美容の業務を含む。)を衛生的に管理させるため、美容所ごとに、管理者(以下「管理美容師」という。)を置かなければならない。ただし、美容所の開設者が第二項の規定により管理美容師となることができる者であるときは、その者が自ら主として管理する一の美容所について管理美容師となることを妨げない。」

引用元
e-Gov法令検索|美容師法

ゆくゆくはスタッフを増やしたいと考えているオーナーや、店長・マネージャーなどを目指すのであれば、取得しておくことをおすすめします。

引用元
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター|管理理容師・管理美容師の概要

関連記事
管理美容師の資格とは? 資格取得の条件と将来性について紹介

2.ヘアケアマイスター

ヘアケアマイスターは日本ヘアケアマイスター協会が認定している資格で、「ヘアケア知識が豊富でお客様の毛髪診断が正しくできそれに対する処置・アドバイスが的確にできる方へ与える称号です。」と記載されています。

この資格を有していると、お客様の髪質や髪の状態を判断し、どういった理由でどんな施術をするとどんな効果があるのかなどを、理論立ててわかりやすくお客様に解説することができるでしょう。

美容師・理容師・美容学校の教師のいずれかとして働いている人か、休職中で美容師又は理容師の国家資格を取得している人が受験できます。

引用元
日本ヘアケアマイスター協会|認定試験の案内

3.オージュアソムリエ

オージュアソムリエとは、「オージュア」というヘアケアメーカーが認定している資格です。

この資格を持っている美容師は、「オージュア」の商品を知り尽くし、お客様一人ひとりに合わせたヘアケアを提案できる、ヘアケアのスペシャリストと言えるでしょう。

この資格を取得するには、オージュアソムリエ育成アカデミアを受講したのちにオージュアソムリエ知識試験を受験して、オージュアソムリエカウンセリング合宿研修という3つのカリキュラムをクリアする必要があります。

引用元
Aujua(オージュア)|オージュアソムリエとはAbout Aujua Sommelier

4.毛髪診断士®

毛髪診断士®は、内閣府に認定された公益社団法人・日本毛髪科学協会が認定する資格です。

認定講習会では、皮膚科専門医や化粧品の専門家などの講習を受けることができるため、正しい知識を学習できるでしょう。

日本毛髪科学協会では、毛髪診断士®のさらに上位にあたる「毛髪診断士講師」「毛髪診断士指導講師」も認定しています。

引用元
公益社団法人 日本毛髪科学協会|毛髪診断士

5.ヘアカラリスト

ヘアカラリストはヘアカラーに関する資格で、NPO法人 日本ヘアカラー協会が認定しています。ヘアカラーの技術や知識の向上を目指し、ヘアカラーの技術レベルを判断する基準として作られました。

基本のヘアカラーに加えより専門的なスキルを習得でき、日々のサロンワークに活かせるでしょう。

もっとも基本のシングルスター(SS)から、高い応用力を試されるファイブスター(FVS)まで、5つのレベルがあります。

引用元
NPO法人 日本ヘアカラー協会|JHCA HAIR COLORLIST JHCAヘアカラリスト検定

美容師のスキルアップを目指すなら転職も視野に入れてみよう

美容師として長く働き続けるためには、スキルアップが欠かせません。美容師の基本ともいえる施術スキルをはじめ、接客スキル・ビジネススキルなど、さまざまなスキルを磨くことで、キャリアアップにつながるでしょう。

スキルアップの方法の一つに、転職があります。美容師の転職活動には、求人Webサイト「リジョブ」を利用してみてはいかがでしょうか。

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